ayameじいちゃんの日記かな?

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BPOの見識…

2015-11-07 11:07:59 | 日記
 BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会がNHKの「クローズアップ現代」であった「やらせ問題」について「重大な放送倫理違反があった」と公表しました。

 TV番組にしろ、映画にしろ、週刊誌にしろ、人間が創るドキュメントものには、必ず「やらせ問題」が付き纏います。

 例えば、ドキュメンタリーである人物を追いかけてたスタッフが、その人が実際にやってたことを撮り逃がして「すいませんが、もう一度やっていただけませんか?」とお願いするのもダメなんでしょうか?

 今回の「クローズアップ現代」の「やらせ問題」は、嘘じゃないかもしれないけど「出家詐欺」にあった当人じゃなくて番組内で詐欺に関わるブローカーとして匿名で紹介された大阪府の男性が「NHK記者の指示で架空の人物を演じた(ここが大問題)」ということでこれはやっぱり過剰演出だったということなんですね。

 他人が演じちゃダメだよね~、特に架空の人物なんだから。

 ということで、NHKは非難されても仕方ないということです。

 この件に対して、総務省がNHKに文書で厳重注意したことを「政府が個別番組の内容に介入することは許されない」とBPOが非難しています。

 また、自民党がNHKの幹部を呼びだして説明を求めたことも問題視しています。

 政府がたった一つの番組の内容に対して「厳重注意」をしたり、自民党の議員が説明を求めるなんて「ビックリポン!」です。

 これは、裏を返せば「政府に逆らうような放送をするなよ!」、もしやったら「厳重注意しいちゃうぞ!」という脅しです。

 BPOから非難された高市早苗総務相は、NHKに対する厳重注意の行政指導について談話をだし「昨年5月に放送された『クローズアップ現代』の内容が放送法に抵触すると認められたため、放送法を所管する立場から必要な対応を行った」と説明しています。

 「放送法」を所管するということは、公共の電波を管理するということで「放送内容にまでたち行ってもいい」ということではないことを法律を作る専門家である国会議員が認識していないから、自民党の若手バカ議員たちが、大企業に「自民党に批判的な立場を取るマスコミには広告を出すな!」なんて言うんですね。

 安倍首相も言葉では「困ったことだ」と言ってますが、気持ちは同じなんじゃないでしょうか。

 彼が、どっかでそんな愚痴を漏らしたのを聞いたおバカさんが彼に代わって「本音を声に出して」言っちゃったんでしょう。

 自民党では政府を構成する大臣から一年生議員に至るまで、放送番組は自分たちを攻撃するもんじゃない、そんなの放送したら「また呼び出して、とっちめてやる!」と思っているんでしょう。

 それが、どんなに醜い行為か、彼らには金輪際理解できないんでしょうけどね。
 
コメント
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