ＦＩＦＡ役員の逮捕

　国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）の役員が逮捕されました。

　なんでかっていうとワールドカップなどのスポンサーになりたい企業からの贈賄疑惑です。

　これにはＩОＣをはじめスポーツ界に蔓延る「金権体質」が根底にあります。

　世界中にファンがいるサッカーはオリンピック以上の視聴率を稼ぐということで放送権料も莫大だし、オフィシャルスポンサーになれば目が飛び出るほどの契約料を払っても効果は絶大ということで、世界中の大企業がその契約を熱望しています。

　そんな企業の便宜を図ってやろうということで、役員たちが多額の賄賂を受け取ってしまい、この逮捕劇に相成った次第です。

　Ｗ杯の各ゲームでは、大規模なトトカルチョが行われ、ゲームの成り行きに世界中の人々が一喜一憂します。

　健全なはずのスポーツなのに、裏へ回れば膨大な金銭が飛び交う博打場と化しています。

　ギャンブル大好きな大人たちにとっては、４年に一度の楽しい社交場でもあります。

　お金まみれのこの世の中、別にそれが悪いという訳ではありませんが、濡れ手に粟のお金で私腹を肥やすのはいかがなもんでしょうか？

　利権がある所には、公金を回すという裏取引で私腹を肥やしている輩がいます。

　古今東西、それこそ人類が誕生してこの方、戦争と賄賂で歴史が作られてきたようなもんです。

　ＦＩＦＡの役員たちも、そんな目の前にある甘い汁にありつこうとしたんでしょう。

　サッカーを楽しむ子供たちが世界中にいるんだから、その仕事に関わる大人たちも、もう少し自重した方がいいんじゃないでしょうかね～。