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★小雪・カンナ・ひなた・珊瑚・小雨のcogi-log★

先天性巨大食道症とリウマチと闘い、お空へと旅立った小雪さん&その娘カンナさんの思い出と、新入り小雨さんのコギ日記です。

★★ 自己紹介 ★★




★小 雪★ (♀) 2000.7.1~2012.5.11
         先天性巨大食道症を抱え、のちにリウマチを発症し
        誤嚥性肺炎を何度も患いながらも、たくさん頑張ってくれました。

★カンナ★ (♀) 2001.8.2~2013.1.9
        小雪さんの娘。
        右肺中葉部分に約3cmの組織球性肉腫が見つかり、
        右肺中葉切除手術を受ける。
        のちに椎間板ヘルニア ハンセン2型を患い手術。
        大きい手術を2回、入院3回と10才を過ぎてからは
        辛いことが続いてしまいましたが
        たくさん頑張ってくれました。

★珊 瑚★ (♀) 2004.5.8          ★ひなた★ (♂) 2004.5.8
        カンナさんの娘。               カンナさんの息子。
        2012年に癲癇を発症。
        
★小 雨★ (♀) 2012.11.7
        2013年2月12日に家族となる。
        大泉門(頭蓋骨の頭頂部に穴がある)が閉じていませんでしたが、
        現在は問題なし。
        体重が7kgほどミニコギさんです。


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悪者。

2012-03-17 22:42:21 | ●巨大食道症●
小雪さんは、『先天性巨大食道症』の悪化(食道の緩み、拡張の進行)により、
お口からお水を飲むことを避けています。
お水をお口から摂取することにより、咳や誤嚥、吐出を誘発してしまう危険性が
とても高くなってしまうため、三年ほど前から皮下点滴をしています。

以前では、毎日500mlの『乳酸リンゲル液』を注入していたのですが、
リウマチ発見後、ホームドクターのミスによって皮下点滴が皮内に入ってしまい
患部はこぶし大に腫れ上がり、患部の周りは真っ赤に内出血を起こしてしまう…
ということがあり、そのミスをホームドクターは一切認めることはなく
小雪さんが『リウマチによって、内出血を起こしやすいから』という
全く筋違いな解釈により、皮下点滴は一日おき、250mlに減らすという方法に
なってしまいました。
『リウマチ』は、自己免疫が関節だけに対して過剰に攻撃をしてしまうために
起こる疾患なので、内出血が起こりやすいなんてことはありません。

以前にもお話させていただきましたが、セカンドオピニオンでの診察以来
ホームドクターで私は悪者です。
担当医はもちろんのこと、その同僚で親友の先生も、看護婦さんたちも
以前とはまるで違う態度や表情になりました。
その態度や雰囲気の大きな変化にショックを受け、毎日自問自答し、悩み、泣き、
それでも毎日通わなければならない病院は、苦痛以外の何ものでもない毎日でした…。
でも、ここで私の心が折れてしまったら、ここまで生きてくれている小雪さんに申し訳ない、
歩けなくなっても、体の自由がきかなくなっても、小雪さんであることに変わりはない。
一時間でも一日でも多く、穏やかでいつもの日常を過ごさせてあげたい、
一回でも多く笑顔になれる時間を過ごしてほしい。
気持ちを奮い立たせて、毎日病院へと通いました。

できることなら、他院へ移ってしまいたいところなのですが、
再びゼロからのスタートで、検査や経緯の説明をすることは
小雪さんにとっても負担が大きく、診察料金の差も決断できない大きな理由です。


そんな苦痛の毎日を三ヶ月ほど送った頃でしょうか。
自分では開き直り、全然大丈夫!だと思い、今までと変わらず笑顔で接し、
角が立たないように頑張ってきたのですが、体は正直ですね…。
一昨年にも現れた婦人科系疾患の症状が、再び出てきてしまいました。
『あぁ、やっぱり堪えていたんだなァ…』と、自分の弱さを思い知りました…。

今月に入ってからは、主人の休みの日(火・金)と、診察時間が午後5時までの日曜日は
通院をお休みすることにし、前日に注射セットや輸液セットをいただいて
自宅で打つようにしています。
その方がストレスフリーなうえに、料金もお得なのです。



↑(1)加圧バッグ(病院からのレンタル)
 (2)ライン
 (3)乳酸リンゲル液 250ml
 (4)針 19ゲージ



↑(1)キョウシノチン(グリチルリチン酸・リジン) 5ml →肝庇護剤
 (2)ダラシン 1ml →抗生物質
 (3)ラニチジン 0.5ml →胃粘膜保護剤
 (4)ベトルファール 0.4ml →鎮咳・鎮静
 (5)プレドニゾロン 0.3ml →ステロイド
 (6)ベトルファール 0.4ml →鎮咳・鎮静(別打ち用)
 (7)ジプロフィリン 0.7ml →気管支拡張剤



↑『乳酸リンゲル液』を電子レンジで1分ほど加熱して、人肌くらいの温度に温めます。
それを加圧バッグに入れ、ラインの先端に針を付け、もう片方は輸液の口に差し込み、
加圧バッグを膨らませた状態です。
もちろん、針を刺す部分はアルコールで消毒しながら行っていきます。

小雪さんを伏せの状態にして、皮下点滴をしていきます。



↑クリックすると、拡大します。
皮下点滴を入れている間に、注射セットの6本を注入していきます。
輸液が小雪さんの皮下に入るのに、だいたい5分くらいでしょうか。



↑皮下点滴が終わると、別打ちの注射を打ちます。
皮下点滴にも『ベトルファール』を入れてありますが、時間差で効果が出るように
別打ちをするときがあります。
咳や痰が酷いときには、このやり方でやっています。
自分なりに考えて、小雪さんの体重に対しての許容量を確認していただき
こういう方法をお願いしました。
『ベトルファール』の注射は、常に手元に1本持っておくようにもしています。
小雪さんは朝には体調が変化していることが多々あるので、
場合によっては『ジプロフィリン(気管支拡張剤)』も常備することもあります。



↑皮下点滴が無事に終了し、ウトウト小雪さんです。
小雪さんはこのまま朝までグッスリと寝てしまいます…(-_-) …zzz

先日のことがあって以来、もうホームドクターでの診察を
信頼することができなくなってしまったので、小雪さんが吐出によって
酷い咳が出てしまった時には、片道100km、二時間かけてでも
浜松のセカンドオピニオンで診ていただこうと思っています。

ホームドクターとセカンドオピニオンの役割分担がこれでハッキリしました。
ホームドクターでは、予防接種やフィラリア、皮下点滴、内服薬などでの通院をし
セカンドオピニオンでは、検査、治療、相談、など命に関わる部分での通院をします。
ワンコと家族になって23年目にしてようやく、命を預けたいと思える病院を
見つけることができました。
ホームドクターでは悪者のままで、これからも苦痛に感じることがあると思いますが、
小雪さんが笑顔で過ごせるように、私も笑顔で病院へと通うのです。

心外。

2012-03-14 22:15:16 | ●巨大食道症●
本日の更新では、飼い主の独り言(思いの丈)が含まれております。
決して中傷や悪口ではありません。
お気を悪くされる方もいらっしゃるかと思いますので、
おイヤな方はスルーなさってくださいね<(_ _)>
お写真もとても少なく、とても長く拙い文章ばかりとなっておりますが
読んでいただけましたら幸いです。


小雪さん、2月22日に少量の吐出によって『誤嚥性肺炎』を起こしてしまいました…。

小雪さんは後ろ足が麻痺しているわけではないのですが、
自力で足の位置を入れ替えたり、折り曲げたりすることができないため
伏せの状態で吐出することができず、横向きのままの状態で
吐いてしまったことが原因でした。

吐出の回数も量としてもとても少なく、吐瀉物もゴハンなどはほとんどなく
食道から分泌されたものや涎などのもののようでした。
翌日、咳や呼吸の荒さは見られたので、安静に過ごさせることにしていました。
その日の夜もいつものようにホームドクターへ行き、診察をしていただきました。
担当の先生(Aとします)ではなく、もう一人の女性の先生(Bとします)の診察でした。
診察台で体重を計り、聴診器で呼吸音を聞いていただくと、
『すごい音がしてますね。』とおっしゃっただけでした。
すでにこのときには『誤嚥性肺炎』になっていたと考えられます。

診察はこれだけで、いつもの皮下点滴を打って終了でした。
一日置きに打っていただいている皮下点滴の内容は…

   ●乳酸リンゲル  250ml
   ●クリンダマイシン(ダラシン)  抗生物質
   ●ラニチジン           胃粘膜保護剤
   ●ジプロフィリン         気管支拡張剤
   ●ベトルファール         鎮静・鎮咳剤
   ●キョウシノチン         肝庇剤
   ●プレドニゾロン         ステロイド


翌々日の24日になっても小雪さんの咳や痰、呼吸の荒さは一向に落ち着くことはなく
そのうえ、カンナさんが嘔吐に加え、腸の赤い粘膜が便にでてきてしまう症状が
二日間も続いてしまっていたため、急遽、セカンドオピニオンへとお電話をし
午後3時に担当の院長先生に予約を入れていただくことができたので、
急いで身支度を整え、準備をして、4コギさんたちを車に乗せて
セカンドオピニオンのある浜松へと向かいました。

高速を走らせ、2時間ほどでセカンドオピニオンへと到着し、診察開始です。
症状が軽いカンナさんから診察していただきました。
あらかじめ自宅で採取しておいたカンナさんの便をお渡しして
検査をしていただき、吐いたものの色や状態などをお話し
便の検査からも心配はいらないということで、二種類のお薬
●プリンペラン(嘔吐止め) ●プライマー(抗生物質)を処方していただきました。

小雪さんの状態がいつもと余りに違うため、すぐに血液検査とレントゲンを開始です。
レントゲンは病院2階にあるので、飼い主~ズも一緒に移動します。
小雪さんはレントゲンを撮影後、そして血液検査の結果から
すぐに酸素室での管理になりました。
小雪さんの血液検査の結果ですが、          
                       【基準値】
 2月21日 測定 CRP 0.50mg/dl      0~1mg(正常)
            ↓          1~10mg(やや高い)
 2月24日 測定 CRP over(測定不能)  10~20mg(高い)
                       20mg以上(非常に高い)

CRPとは…体に感染や組織障害などのストレスがかかった際に反応して
     血液中に出現する特殊な蛋白質のことで、主に体内の炎症の有無や
     その程度を探るための指標として測定されます。
     体の奥深くに隠された炎症の存在を教えてくれるCRPの測定は
     大変有意義とと考えられます。
     またこれまでは、白血球数の上昇を以て炎症の存在・
     程度を探ることが多かったのですが、CRPは白血球数の上昇が見られない場合でも
     より鋭敏に反応することが知られています。

そして、血中酸素濃度も通常90%台なければならないものが、80%台という状態で
とても呼吸が苦しい状態だということが、血液検査からも現れていました。
小雪さんは、病院にいる間ずっと酸素室に入っていました。

本来なら小雪さんは入院していただきたいという状態でしたが、
小雪さんが抱えている『巨大食道症』の給餌の問題→飼い主にしかわからないフードの状態、
ふやかし方、ふやかすための水分量、食事のタイミング、給餌の姿勢、食後の立たせ抱きなど
飼い主でしか管理できない問題があり、病院での管理はとても難しく
再び吐出してしまう可能性もあり、さらに状態を悪化させてしまう可能性もあるということで
小雪さんは自宅で安静に管理し、変化が見られた場合にはすぐに病院へとお電話をする、
状態の変化を院長先生にメールをして、その時に合った指示を出していただく
という結果になりました。
そして、『リウマチ』の治療に用いる『ステロイド』と『メトトレキサート』は
自己免疫を抑制してしまうため、使用を中止となりました。

セカンドオピニオンにての治療方法ですが、肺炎を悪化させないために
抗生物質の『ゲンタマイシン(アミノグリコシド系)』
最高5回までの接種をするということになりました。
『ゲンタマイシン』は強い腎毒性があるため、最高5回までの接種という制限があります。
毎日、浜松のセカンドオピニオンまで通うというのは難しいことと、
小雪さんの負担を考えると無理ということもあり、セカンドオピニオンの院長先生に
ホームドクターの院長先生へお電話をしていただき、『ゲンタマイシン』接種の
手配をしていただきました。


そして翌日25日から、ホームドクターにて『ゲンタマイシン』(残り4回)の接種を開始し
治療をしていただいていたつもりでいましたが、そうではありませんでした。
27日(残り2回)の時点で判明したことですが、
ホームドクターにあった『ゲンタマイシン』が期限切れだったため、
急遽、手配をしたがかなりの時間を要するとのことで、別の会社に手配をし、
肺炎診断後の3日後の27日から接種開始になったこと。
そして、今まで『ゲンタマイシン』が手元に到着するまでに時間がかかってしまうため、
『ゲンタマイシン』と同じ『アミノグリコシド系』のもので対処するというお話でしたが
今まで接種していた抗生物質は、毎日接種していた『ダラシン』だったこと。
しかし、使用していた抗生物質の『ダラシン』は『アミノグリコシド系』ではなく、
毎日接種していることで耐性ができていて、何の効果も発揮しないことが判明しました。

要は、いつもと変わらない点滴だったということです。

もう愕然としました…。
小雪さんがホームドクターへ毎日通い続けて三年目になります。
台風の日も、大雨の日にも、大きな地震があった日にも、高熱で体中が痛い時にも、
父が入院している時にも、毎日毎晩、小雪さんと一緒に通い続けました。
二年もの間、毎日の通院で飼い主の小雪さんに対する思いをわかっていただけているものだと、
抱えている病気の難しさ、怖さをわかっていただけているものだと
勝手に思ってしまっていました。
でも、そうではなかったこと、過信していたことを痛感しました…。

そんな飼い主の気持ちを理解してくれていたら、担当のA先生は嫌悪感丸出しの
診察もしないでしょうし、担当医ではないB先生(A先生の親友)までもが
一緒になって嫌悪感を出したりはしませんよね。
『誤嚥性肺炎』にすでになっていたであろう23日のB先生の診察でも、
『誤嚥性肺炎』と診断することはできなかったですし、肺炎とわかったら
『肺炎じゃあ、苦しいよね。』と笑いながらおっしゃいました…。


その事実が判明した翌日、セカンドオピニオンへ治療ができていなかった旨のメールをし
その翌々日に再診で小雪さんの状態を診ていただきました。
小雪さんの呼吸はだいぶ安定していましたが、まだまだ咳や痰が酷く
排尿時の体勢(四本足で立つ状態)になると、何度か痰のようなものを吐きました。



↑吐出のような食べたものをそのままの状態で出てくることはほとんどなく、
この痰のようなものを吐くということが数日続きました。

セカンドオピニオンでは、血液検査もしていただきました。

                       【基準値】
 2月24日 測定 CRP over(測定不能)  0~1mg(正常)
            ↓          1~10mg(やや高い)
 3月2日 測定 CRP  5.6mg/dl      10~20mg(高い)
                       20mg以上(非常に高い)

だいぶCRP値が下がりましたが、リウマチの治療も中止していることもあるので
まだ小雪さんの体の中に炎症が起きているということです。
そして、今回の血液検査で腎臓の数値が悪くなかったので、
再度『ゲンタマイシン』の接種を再開することになりました。
この日に『ゲンタマイシン』を接種していただいたので、
あと3回接種することになりましたが、ホームドクターでの接種は避け
『ゲンタマイシン 0.4mg』×3回分をシリンジに入れていただいたものを
処方していただき、私が接種する方法になりました。



↑朝ゴハンを食べ終えて、立たせ抱きを終えたあとに接種していました。

小雪さんは、夜中や朝方に寝返りを打たせる時にも痰や咳に襲われ、
ゆっくりと眠ることさえできない状態でしたが、今週になってようやく
痰や咳から解放されました。



セカンドオピニオンの院長先生のお話で、
『先天性の巨大食道症で小雪ちゃんの年齢(11才)まで生きている子を見るのは
初めてです。よくここまでがんばってこられました。
ご夫婦の努力以外ではなしえなかったことでしょう。
私たちは本当に短い人生の動物たちもたくさんみてきていますので、
とてもうれしいと共にご努力に敬意を表します。』
とおっしゃってくださいました。
こんな温かいお言葉をいただけたのは初めてのことでした。
診ていただいた年月などは関係なく、小雪さんのこと、カンナさんのことを
真剣に考えていただき、十分な検査も治療もしたいただき、
そして飼い主の心のケアまでしてくださる病院と出会うことができたことに
本当に感謝しています。
今回のことで、病院や獣医さんとの関係、獣医さんが愛犬や飼い主の置かれている状況を
どれくらい肌で感じていてくださっているのかがよくわかりました。


現在の小雪さんは、しっかりとゴハンも食べてくれていますよ!




とてもとても長い記事を読んでいただき、ありがとうございました<(_ _)>


誤算。

2009-12-23 21:01:22 | ●巨大食道症●
いつもご無沙汰してしまってスミマセン…m(;_;)m
今日は、先週の出来事について書きたいと思います。

先週14日(月)の朝、小雪さんが4回ほどの吐出がありました。
回数的には多い方ではないのですが、吐出後の呼吸の荒さ&咳、歯茎の蒼白、震え、
辛そうな表情が見られたので、病院の休診日ではありましたが
診察していただくことができました。
小雪さんの2番目の担当の先生に診ていただきました。
小雪さんの呼吸の荒さや咳の状態から、レントゲンを撮っていただき
少し誤嚥してしまっている可能性があるため、抗生物質や気管支拡張剤、咳止め、
胃粘膜保護剤、ビタミン剤などを皮下点滴と一緒に打っていただきました。
咳止めと体力の消耗で、夕方までグッスリと寝てくれた小雪さんでしたが、
夜になると咳止めの効果が切れてしまい、再び診察していただき
咳止めを注射を打っていただきました。
夜中~朝方に起きてしまい、咳が出てしまうかがとても心配でしたが
何事もなく、無事に朝を迎えることができました。

翌朝の小雪さんは、前日の吐出がウソのように元気になってくれました♪
しかし念のため、朝ゴハンはいつもの半分の量をあげることにして
午後に再び診察をしていただきました。
この日の診察では、小雪さん担当の先生がいてくださったので
前日に撮ったレントゲンの詳しい説明をしていただきました。



写真左側【2008.10.29 撮影】のものと、写真右側【2009.12.14 撮影】で
約1年ちょっと振りのレントゲン撮影となりました。
まず、肺の上部のを見ていただくと、黒い部分が大きくなっている
ことがお分かりになるかと思います。
そして、今まで一番不安の種となっていた部分、肺の下部のも見ていただくと
黒い部分が大きくなっていることがお分かりになるかと思います。
写真をクリックすると、【拡大版】が見れますよ。
正常な肺をレントゲンで撮ると、黒く写ります。
そう!
今まで小雪さんの肺の大半を占めていた白く濁った部分が減っていました。

今年に入ってからというもの、吐出、足~腰の痛みの繰り返しのうえに
両前足の肉球損傷など、苦しいことの繰り返しでした。
肺の白く濁った部分の治療法はなく、悪化させないことだけを優先させた
対処療法だったかと思います。
いつもいつも肺に爆弾を抱えた状態で、吐出の度に不安でたまらなくなり
小雪さんには申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
きっと小雪さんは、この生を終えるその日まで抱えていかなければならない
重く苦しいものになってしまうだろう…と思ってきました。
このレントゲンを撮ったのも、誤嚥してしまっていないか…
白く濁った部分が増えてしまっていないか…を知るために撮ったものです。
小雪さんが吐出してしまった後の苦しい状態でのレントゲン撮影になりましたが
嬉しい誤算、ありがたい誤算という結果になりました。
このレントゲンを撮ってくださったW先生、そしてこの嬉しい事実に
気がついてくれたF先生には本当に感謝の気持ちでいっぱいです!


今年最後の月に、とっても嬉しいことがあった小雪さん。
きっと体もラクになって、楽しくて嬉しくて仕方ない様子…(*´艸`*)♪



前日に苦しい吐出をして、咳もたくさん出て皮下点滴までしたのに
翌日にはこんなに元気に回復してくれました。
芝生を歩くと必ずウネウネ★体操を披露してくれます♪
笑顔でフンガフンガと言いながら、とってもキレのいい動きです。


時には、フリスビーを恐喝横取りして持ってきてみたり、




気分によって時には、みんなでいっしょにフリスビーを欲しがってみたり、



写真左から…小雪さん(何故カメラ目線…)、ひなたさん、カンナさん、珊瑚さんです。


我が家から見える富士山は雪化粧で真っ白ですが、



我が家の気持ちは、小雪さんのおかげでポッカポカですよ♪



迷走。

2009-09-09 01:13:20 | ●巨大食道症●
今日の記事も残念ながら嬉しい報告はできません…。

7日(月)は、なんとか吐出のない朝を迎えることができました。
月曜日は病院の休診日ですが、先生や看護婦さんはいつものように
いてくださっているので、小雪さんが吐出をしてしまったり
咳が酷いときには診ていただけるので助かります。
小雪さんは少し多めの朝ゴハンに、夕ゴハンに入れる二種類のお薬の
去痰剤&ガスターを入れたものを完色してくれました。
咳は出ているものの、前日に比べると少し落ち着いてきているのかな
という印象を受けたので、咳止めの注射は少しでも寝る時間に近いように
午後6時に打っていただくことにしました。
咳止めの注射には鎮静作用があるため、グッスリと眠ることができるので
少しでもと吐出してしまう可能性を低くしたいためです。
そして、吐出しやすい状態になっているため、吐出を防ぎたいので
夕ゴハンを無しにして、皮下点滴を300ml入れていただきました。

無事に咳止めの注射を打っていただき、無事に就寝することができました。
しかし、今朝の6時に再び5回ほどの吐出がありました…。
前日に夕ゴハンを食べていないので、この吐出してしまったものは
前日の朝ゴハンということになります。
小雪さんの食道には、吐出によって吐き出すことができなかった痰が残っていて、
それが咳や異物感、そして吐出の原因になっていると考えられます。
この痰は、自然に胃に入ってくれれば一番いいのですが
残念ながら、吐出という形で体外に排出するしかないんです…。
小雪さんの喉のゴボゴボという音や咳の感じからして、
まだ痰が残っていると思います。
一度吐出してしまうと、連鎖反応のように続いてしまうので
なんとか治まってほしいんですが、難しいですねェ…。

でも、まだ幸いなのが、小雪さんが元気&食欲ともにあって
歩けているということです。



写真が暗く、見づらくて申し訳ありません。
夜に、カンナさんと一緒に玄関前の駐車場でオティッコを済ませて
のんびりと座っているところです。
寝るまでの時間は、本当に吐出のない穏やかな時間を過ごせているのですが
就寝して早いと夜中、遅いと朝方5時頃に吐出があります。

まだ吐出が落ち着いていないので、昨日(8日)の夕ゴハンも無しです。
もちろん、病院で皮下点滴をしてきてあります。
せっかく過ごしやすい季節になってきたのに、皮肉なものですね…。
今、私が一番安心できる唯一の時間は、病院にいるほんの1時間です。
小雪さんを大事にしてくれるF先生や、『小雪~♪』『こゆた~ん♪』と
いつも気にかけてくれる看護婦さんたち。
ここにいるほんの1時間だけは、小雪さんが吐出することもないですし
もし吐出をしてしまうことがあったとしても、心持ちが違います。

途中ですが、小雪さんが吐出をし始めてしまったので
ここで終わります。




暗礁。

2009-09-07 01:42:12 | ●巨大食道症●
うーん…とてもイヤなタイトルになってしまいました。
このタイトルからも想像できるかと思いますが、小雪さん、イマイチです…。
というのも、実は8月から吐出が続いてしまっていまして
ちょっとした拍子に出てしまった吐出を抜かして、3回以上の吐出が
8月1,10,14,17,18,20,23,24,25,26,28日という状態でした…。
幸い、これらの吐出は大事に至らずには済んでいるのですが
やっぱり心配でたまらなくなりますし、怖くてたまらなくなります。
そして今月に入ってからもすでに、1,5,6日と吐出がありました。
幸い、吐出後には食欲も元気もあったのですが、5,6日の吐出では
かなり痰と咳が出てしまっている状態です。



昨日(6日)の吐出では、痰と咳が酷く出てしまい
喉は痰が絡んだゼイゼイ音、食道からはゴボゴボ音が聞こえている状態…。
担当のF先生も
『これ以上は誤嚥の危険性が高くなってしまうので
とにかく吐かせたくはないんです。ちょっとした興奮で吠えた拍子に
誤嚥してしまうこともありますから、安静にさせたいんです。
だから、今日の夕ゴハンは無しにしてもらって、皮下点滴をしましょう。』
とおっしゃっていたので、絶対安静ということになりました。

現在の小雪さんのゴハンの状態ですが、
   【朝ゴハン】
■お水(およそ100mlくらい)でふやかしたドライフード。
■250mlのミルクをゼラチン(動物性)で冷やし固めたもの。
■お薬ー去痰剤、(液体咳止めを服用の場合は、食前に。)
食後の立たせ抱きはナシ。

   【夕ゴハン】(遅くても午後5時までには済ませる。)
■お水(およそ30mlくらい)でふやかしたドライフード(かなり少なめ)。
■150mlのミルクをゼラチン(動物性)で冷やし固めたもの。
■お薬ー去痰剤、ガスター、(液体咳止めを服用の場合は、食前に。)
食後の立たせ抱きは1時間。

という感じで、水分は液体ではなくゼリー状で摂取しています。
一日で水分を500mlは摂取できるようにしています。
しかし、朝ゴハンを吐出することはほとんどないのですが、
夕ゴハンを夜中~朝方にかけて吐出してしまいます…。
ゲップが出ても吐出してしまいますし、最近ではゲップも出にくかったりで
なかなか体調管理が難しい状況で、毎日頭を抱えながら足掻いています。

小雪さんにはとっても申し訳ないのですが、就寝時はこんな状態です。



小雪さんの周りにはトイレシートを敷き詰め、いつ吐いてもいいように
吐いても慌てなくていいように、吐出しているときに動かしてしまうと
誤嚥の危険があるので、こういう状態で寝てもらっています。

正直、夜が一番怖いです。寝るのが怖いです。
小雪さんの吐出は、必ず夜中~朝方に起こります。
そんな時間なので、病院にお電話をしても出ていただけることはありませんし
富士市には夜間救急の動物病院はありません…。
小雪さんが苦しそうに吐く姿を見つめながら、じっと朝が来るのを
待つしかありません。

どうしたら、今のこの状況を改善してあげられるんだろう…。

模索。

2009-07-06 23:41:31 | ●巨大食道症●
先日の記事では、たくさんのコメントをありがとうございました。
久しぶりにたくさんのコメントをいただいて、とても嬉しかったです。


先日(6月26日)の酷い吐出があって以来、吐出も咳もなく、
足の痛みもない、とても元気で穏やかな数日でした。
しかし、今日の小雪さんは、今朝の6時から9時半過ぎまでに
10回ほどの吐出に見舞われてしまいました…。
今朝の吐出も回数は多いですが、先日の吐出に比べると咳は出てないものの
呼吸の荒さなどが見られ、寝ることもできない状態でした。
今日、月曜日は病院が休診日…午前10時まで小雪さんの様子を見ていましたが
改善する様子が見られないので、病院に電話をかけてみました。
幸い、院長先生が午前中ならいらっしゃるということで、
すぐに小雪さんを車に乗せて病院へと向かいました。

病院に到着すると、すぐに診察していただくことができました。
今回も皮下点滴に、気管支拡張剤、咳止め、胃粘膜保護剤などを含めた
5本の注射を入れていただきました。
食道に炎症を起こしていること、まだ吐きやすい状態ということ、
この状態での吐出を防ぐためにも、今日は絶食です。
小雪さんの場合、足のこともあるのであまり運動をしていないせいか
代謝が悪いので、薬の効果がとても長いのです。
それが幸いして、病院からの帰宅後はゆっくりと寝てくれています。



ただ、吐出後には見られなかった咳が少し出たりはしていますが
寝ている間は治まってくれています。
なんとか、朝にはその咳が治まってくれることを願うばかりです…。

明日の朝の小雪さんの状態で、朝ゴハンの形状を考えなければなりません。
なんとか、なんとか、吐出のない時間を一日でも多く過ごしてほしい…
でも、なかなかそうはさせてくれないみたいです。
まだまだ努力と模索が必要なようです。


温情。

2009-06-29 23:59:44 | ●巨大食道症●
小雪さんのことでは、大変ご心配をおかけしております。
今日も小雪さんの様子をお伝えしたいと思います。

今朝から、小雪さんの朝ゴハンを通常量&通常の状態(※)に戻し、
水分摂取も加減しながらですが、できるようにまでなりました。
(※ドライフードを芯が残る程度にふやかしたもの。)
咳は少し出るものの、今日は病院のお世話になることもなく過ごせました。
毎日毎日が必死で、私には一緒にいてあげること、少しの変化や異常を
見逃さないようにすることくらいしかできませんが、
小雪さんが不安にならないように、片時も離れずに過ごしてきました。
きっと小雪さんの頑張りと、強い生きる力がここまで回復してくれたと思います。

主人が単身赴任になった5月21日頃から、咳や吐出が増え始めました。
病院通いも連日~一日置きという状態になり、酷い吐出や肺の負担を防ぐために
『咳止め』の注射が欠かせないほどでした。
小雪さんの場合、朝~夕方に酷い吐出があることはほとんどないので
夕ゴハンが夜中~朝方の酷い吐出に繋がりやすい傾向にあります。
そこで、今月に入ってから、小雪さんの夕ゴハンの試行錯誤をしていました。
以前にも『今までゴハンのときに飲んでいた人間用のフォローアップミルクを、
寒天(植物性)ではなく、ゼラチン(動物性)を使って
同じ量をゼリー状にしたものに、ガスター&去痰剤を入れて
夕ゴハンの時間にあげています。』と書かせてもらいました。
しかし、お昼にあげたフードが夜の吐出に繋がってしまったことがあったので
昼ゴハンをなくし、夕ゴハンにフードをあげる形に戻しました。

まず試してみたのは、お湯の中にゼラチンを溶かし、ミルクを入れたものに
ドライフードを粉状に粉砕したものを混ぜて固めるものでした。
しかし、小麦粉などを含んでいるせいか、とても沈殿してしまい
ゼラチンを含んで固まることができず、スプーンで掬うとゼリーになった部分と
フードの部分がバラバラと崩れてしまい断念…。

次に試してみたのは、粉砕したドライフードではなく、ドライフードそのままを
入れて固めるという方法でした。
フードは浮いた状態でゼリーの中で固まってはくれましたが、
フードの周りのゼリーはボロボロと崩れてしまい、全然ダメでした…。

最後の砦として思いついた方法が、病院でいただいた『Hill's ヒルズ a/d缶』を
使うというものでした。このa/d缶はとても滑らかなペースト状になっていて、
お水で溶いて流動食としても使えるというものなので、これは!と思いました。
1回目は、お湯の中にゼラチンを溶かし、ミルクを入れたものにa/d缶を1/4入れ
かき混ぜてゼリー状に固めてみました。



なかなかいい状態にはなりました。やっぱり、ドライフードを使うよりも
ウェットフードを利用した方が良さそうです。



小雪さんは、とっても喜んで食べてくれました。
今のところ、この夕ゴハンが原因での吐出はありません。

1回目の方法で作ると、液体の中でかき混ぜるとダマが取れず
ちょっと不満な状態なので、2回目は丁寧に作ることにしました。
ミルクに入れる前のa/d缶を丁寧に混ぜてペースト状にして、
ゼラチンを入れたミルクで少しずつ伸ばして混ぜてみました。
これは、明日の夕ゴハンになる予定です。

明後日(正確には明日ですね)には、小雪さんが9才のお誕生日を迎えます。
こんなに苦しい思いをして頑張って乗り越えてきたんだから、
どうか、どうか、何ごともなく歳を重ねることができますように…。










辛酸。

2009-06-27 23:52:49 | ●巨大食道症●
【辛酸】→ つらい思い。苦しみ。


前回の記事で、【追記】しました状況の続きと現在の状態を
お伝えしたいと思います。

6月26日(金)のa.m.0:30から吐出が始まりました。
小雪さんは何度も何度も吐出し、a.m.3:00までに10回以上も吐いてしまい
見ているのが苦しくなるほどの状況でした…。
a.m.4:00過ぎになると、なんとか吐出は治まってくれましたが
小雪さんは歯茎も白くなり、鼻も乾いてしまい、とても呼吸が荒く
横になっていることも、寝ることもできない状態でした。
何度も何度も病院へと電話をかけました。
呼び出し音は鳴りますが、留守電になってしまいます。
最後にかけた電話で留守電にメッセージを入れて、開院時間がやってくる
朝を待つしかありませんでした…。
一緒の部屋にいるカンナ&ひなた&珊瑚さんたちも一睡もすることなく
ジッと小雪さんの様子を見守ってくれているかのようでした。
もう1時間は経っただろうと思って時計を何度も何度も見ては、
まだ10分しか経ってない…そんなことの繰り返し。
外が少しずつ明るくなってきて、小鳥の声が聞こえてきたときには
あともう少しだからね、あともう少しだからね…と小雪さんに伝えていました。
寝ていればあっという間にやってくる朝ですが、このときの時間の長さは
言葉には表せないくらいの長さと怖さでした。

ようやく、ようやく外が明るくなり、a.m.7:00になりました。
留守電を聞いた獣医さんから電話があり、a.m.8:00には診察できるということで
カンナ&ひなた&珊瑚さんに朝ゴハンをあげ、急いで小雪さんを車に乗せて
病院へと向かいました。
我が家がお世話になっている病院には、院長先生+4人の先生がいらっしゃって
その中で病院の近くに住んでいらっしゃる方が、緊急時の当番のときには
電話が転送される仕組みになっているようです。
今回は、深夜ということもあって、気づいていただけませんでした…。

病院に到着すると、すぐに院長先生に診察をしていただくことができました。
体温を計り、呼吸音を聞き、経緯と状態をお話して治療開始です。
小雪さんの体重は、約6時間で10.9kg→10.2kg(-700g)にまで
減少してしまっていました…。
とてもゴハンを食べること、お水を飲めるような状態ではありません。
すぐに皮下点滴をしていただき、6本の注射を点滴と一緒に入れていきました。
『咳止め』の注射の副作用で眠くなる成分が入っているので、
体力を消耗した小雪さんは、ゆっくりと体を休めてもらいました。
お薬の効果が切れて、咳や吐出が出てしまったときには夕方に再診ということで
病院をあとにしました。

p.m.6:00頃になり、小雪さんが動ける状態になると、ちょっとしたタイミングや
体勢の状態で咳が出始めてしまったので、夜中の吐出を絶対に防ぐためにも
再診していただくことにしました。
p.m.7:30に病院へと到着し、診察していただけたのがp.m.8:30でした。
再診では『咳止め』の注射を打っていただき、翌日の朝に食欲がありそうなら
食べられるように『Hill's ヒルズ a/d缶』をいただいてきました。

夜中も吐出することもなく、無事に朝を迎えることができました。
小雪さん自身も食欲があって、病院でいただいたa/d缶の1/4を食べ
2時間後に再び1/4を食べることができました。
まだ小雪さんは咳が少し出ているので、午後に病院へ行ってきました。



小雪さんの体重は減ったままで、お水を飲むことはまだ吐出の危険性が高いので
今日も皮下点滴に6本の注射を打っていただきました。
打っていただいた注射は、咳止め、気管支拡張剤、胃粘膜保護剤、ステロイド…
などと思われます。
病院からの帰宅後は、a/d缶を1/4を食べて寝ていました。
吠えたりすると、まだ食道がゴボゴボという音が聞こえていますが
どうか、どうか吐かずに無事に朝を迎えてほしい…。

こんな文字ばかりで読みにくい長文を最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

思惟。

2009-06-25 23:31:34 | ●巨大食道症●
【思惟】→ 考えること。思いめぐらすこと。


ご無沙汰しております…。
実は、このままドロンしてしまおうかと考えておりました。
こんな閑散としたブログでも小雪さんを心配してくださる方がいてくれて、
コメントをくださって、ちゃんとお応えしなければいけないと思いました。

この10日間も本当に辛く苦しい時間でした…。
小雪さんはもっともっと辛く苦しいのに、そんな小雪さんを励ますことも
笑いかけることもできなくなっている自分がいました。
代わってあげらない、付き添ってあげることしかできない、
この状況から救い出してあげることもできない自分に腹が立ち、凹み
小雪さんが無事に一日を越せたことでホッとする毎日でした。
情けないですよね…。でも、これが事実です。

こんな一日の中でも唯一安心できるのは、病院にいるときだけでした。
病院に向かう車中では笑ってくれたり、度々出る苦しい咳からも
ほんの少しの間だけ解放されていましたし、病院では先生方もいらっしゃるので
私自身が唯一安心できるひと時でした。
小雪さんの吐出はほぼ毎日、通院は毎日~一日おきでした。
『今日は吐出がなかった!』と喜べると思ったら、足の痛みが再発し
歩くのがやっとの状態になってしまい、再び病院で痛み止めのステロイド注射を
打っていただいたり、レーザー治療をしていただいたり…
『足の状態が良くなった!』と今度こそ喜べると思ったら、また吐出してしまう…
そんなことの繰り返しでした。

そして、咳との闘いでもありました。
吐出してしまった後では、口から服用する『咳止め』では、食道に溜まってしまい
体に吸収されないので、効果はほとんど出てくれません。
そういう状態になってしまったときは、病院で『咳止め』のお薬を確実に
体内に入り、効果が得られるように注射を打っていただいてきました。

現在の小雪さんの様子をお話したいと思います。



ここ3日間ほどは、咳が出たときに出てしまった程度の吐出はありますが
幸い、大きな吐出は治まってくれています。
でも、その吐出が治まったところで、再び足の痛みが再発してしまい
痛み止めのステロイド注射を打っています。
正直、まだまだ油断できない時間を過ごしています。
咳も出ていますし、咳止めも一日に一回は服用しています。
なんとか、咳と吐出が治まってくれればと思って、試行錯誤する毎日です。
一日も早く、吐出のない満面の笑みの小雪さんをお見せできたらと思っています。


   【追 記】 a.m.2:50現在

a.m.0:30頃から吐出が始まり、10回ほど吐いてしまっています。
吐出後は呼吸が少し荒く、体温は38.3℃で平熱。
まだ吐出が続きそうです。
病院に何度もお電話をしましたが、転送をされて呼び出しはかかるのですが
留守電になってしまい、こんな時間なので応答なしでした…。
診察開始時間まで、あと5時間はあります。
早く、早く朝になってほしい。

苦戦。

2009-06-15 23:25:55 | ●巨大食道症●
10日以上もご無沙汰してしまいました…。
その10日間の日々は、平穏な時間ではありませんでした。

咳と吐出はほぼ毎日あり…
  咳をしたり、お水を飲んで出てしまった軽いもの、
  咳が原因で2~3回ほどになってしまったもの、
  10回にもおよぶ吐出になってしったり。
朝に吐出がないと思っていたら就寝前に突然だったり、
就寝前に吐出がなかったら朝ゴハン前だったり…。
かといって、吐出がなくてホッとしていたら、足の痛みが再発してしまい
立つのがやっとになってしまったり…。
緊張と不安で押しつぶされそうな時間でした。今もそれは変わりません。
就寝時には、いつでも対処できるように電気をつけっぱなしで寝たり
外出は、通院以外でほとんどすることはなく、ほぼ毎日の通院時の帰りに
買物や所用を済ませるようにしています。

ただ幸いだったことは、この10日間毎日吐出をしてきてしまっても
元気&食欲ともにあったことが、小雪さんにとっても私にとっても
本当に救いでした。




昨日から、ゴハンのあげる方法を変えています。
以前にゴハンの量や状態などをご紹介させていただきましたが、
吐くものが食道に残ってしまっているから、吐出に繋がってしまうので
ゴハンの量は変えずに、朝ゴハンの量や形状、時間はそのままにし、
夕ゴハンに食べる量や形状はそのまま、ミルクは無しの状態で
午後1時に早めました。
でも、このままでは小雪さんの空腹の時間がとても長くなってしまうので、
今までゴハンのときに飲んでいたミルクを、寒天(植物性)ではなく
ゼラチン(動物性)を使って同じ量をゼリー状にしたものに、
ガスター&去痰剤を入れて、夕ゴハンの時間にあげています。
この状態なら水分と違って、スムーズに胃に入ってくれるんじゃないかと思い
小雪さんの体調や状態に合うようなら、続けたいと思っています。
これで吐出が減ってくれたら、咳も減ってくれると思うんですが
まだまだ時間はかかりそうです…。

せっかく温かいコメントを寄せていただいていたのにもかかわらず
お返事が大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
読んでいただけましたら幸いです。