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★小雪・カンナ・ひなた・珊瑚・小雨のcogi-log★

先天性巨大食道症とリウマチと闘い、お空へと旅立った小雪さん&その娘カンナさんの思い出と、新入り小雨さんのコギ日記です。

★★ 自己紹介 ★★




★小 雪★ (♀) 2000.7.1~2012.5.11
         先天性巨大食道症を抱え、のちにリウマチを発症し
        誤嚥性肺炎を何度も患いながらも、たくさん頑張ってくれました。

★カンナ★ (♀) 2001.8.2~2013.1.9
        小雪さんの娘。
        右肺中葉部分に約3cmの組織球性肉腫が見つかり、
        右肺中葉切除手術を受ける。
        のちに椎間板ヘルニア ハンセン2型を患い手術。
        大きい手術を2回、入院3回と10才を過ぎてからは
        辛いことが続いてしまいましたが
        たくさん頑張ってくれました。

★珊 瑚★ (♀) 2004.5.8          ★ひなた★ (♂) 2004.5.8
        カンナさんの娘。               カンナさんの息子。
        2012年に癲癇を発症。
        
★小 雨★ (♀) 2012.11.7
        2013年2月12日に家族となる。
        大泉門(頭蓋骨の頭頂部に穴がある)が閉じていませんでしたが、
        現在は問題なし。
        体重が7kgほどミニコギさんです。


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十四。

2014-07-01 00:14:50 | ●小雪さん●
今日7月1日は、小雪さんの14才のお誕生日。

   

夫の誕生日よりも、結婚記念日や自分の誕生日なんかよりも大事な日。

小雪さんは先天性の病気を抱えていたから、毎日毎日、
無事に次の朝を迎えられるか…
来年のお誕生日も迎えることができるか…
カンナ、ひなた、珊瑚さんのお誕生日を一緒にお祝いすることができるか…
そんな不安と怖さとの闘いでした。
それでも、小雪さんと共に過ごせることが、歩くことができなくなっても
病気が良くならなくても、幸せな毎日でした。

小雪さんがお空へとお出かけしてしまって、カンナさんまで小雪さんのところへ行ってしまって…
ぽっかり大きな穴が空いてしまって、それは今でも埋まることはなくて、代わるものもなくて
未だに苦しいままで、小雪さんが帰ってきてくれるのを待っている自分がいる。
また小雪さんに会いたいな。腕が痛くてたまらないほど抱っこしたいな。

小雪さん、お誕生日おめでとう。
今日は花屋さんに行って、いっぱいお花を買ってこよう。
そして小雪さんが大好きな花を飾ろう。



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二年。

2014-05-11 16:42:56 | ●小雪さん●
小雪さんが私たちの元から旅立って、今日で二年…。



まだ二年、もう二年…小雪さんの笑顔を見ることも、声を聞くことも
触れることもできなくなってしまった。
生きることにあまり執着がないせいか、過去に戻りたいとは一度も思ったことはなかったけど
小雪さんとカンナさんが私たちの元から旅立ってしまってからは、この子たちのいた
あの温かい時間に戻りたいと思うようになった。
たとえ生まれつきの病気を抱えていても、歩けなくても、私が杖になって支えになるのに。
小雪、また私たちのところに帰ってきてね。ずっと待ってるから。

5月はひなた&珊瑚さんの誕生日がある大切な月だったはずなのに、
小雪さんの旅立った日があって、年を重ねたひなた&珊瑚さんの健康診断があって…
とてもいい季節なはずなのに、すっかり苦手になっちゃったな。



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永眠。

2012-05-11 08:20:22 | ●小雪さん●
5月11日、午前4時半、小雪さん(享年11才10ヶ月)がお空へと旅立ってしまいました。

肺炎を起こしてしまい、とても苦しい最期となってしまいました…。
こんな記事を書く日が来てしまうなんて…。
小雪さんがいてくれたからブログを始め、いろんな方とお話をし
いろんな方とお知り合いになることができました。
小雪さんが歩けなくなっても、どんな姿になろうとも
ただそこにいて笑っててくれるだけで本当に幸せでした。
私は小雪さんがすべてでした。
だから、情けないですけど、この先どうやって生きていっていいのかわかりません。
小雪さんに恥ずかしくないように生きていかなければいけないのはわかっていますが
小雪さんのいない時間を過ごすことが怖くてたまりません。

でも、こんなにも頑張ってくれた小雪さんをたくさんたくさん褒めてあげたい。
きっと、私たちが想像もできないほど苦しく辛い時間を何度も何度も乗り越えてくれて
それでも一緒にいたいと思ってくれたから、ここまで頑張ってくれたんだと思います。


      小雪さんへ

いつも泣いてばっかりの飼い主で、小雪さんにはいつも心配をかけちゃったね。
小雪さんは、私たちの家族で幸せでしたか?
小雪さんの生きた時間は幸せでいっぱいでしたか?
私たちは小雪さんがいてくれて、本当に本当に幸せでしたよ。
弱虫な飼い主だから、笑顔でいられなくてゴメンネ。

お父さんが入院した時も、カンナさんの二度の大きな手術のときにも
いつも付き添ってもらって、とってもとっても心強かったよ。
小雪さんにいつも助けてもらっていたのは、私たちの方なんだよね。
パパさん(主人)、小雪さんがお空へと旅立ってしまったから
いっぱいいっぱい泣いていたよ。
小雪さんは、強がりで恥ずかしがりやだったから、パパさんがお仕事から帰ってくると
お耳をピーン!と立てて、来てくれるのを待ってるんだけど
パパさんにはそんな姿を見せられなくて、パパさんが来ると
『私は全然待ってないよ~』って寝たふりをしてたんだよね。
それが本当に愛らしくて、たまらなく可愛かったよ。

パパさんも私も、ずっとずっと今までと同じ、小雪さん好きだよ、大好きだよ。
小雪さんが生まれ変われることができたら、また私たちの家族になってね。
ずっとずっと私たちの家族。ちょっとだけのお別れだね。
私たち飼い主がお空へ旅立つときまで、少しだけ待っててね。
私たちを幸せでいっぱいにしてくれてありがとう。
小雪、大好きだよ。


小雪さん、明日12日午前10時にお空へと旅立ちます。
小雪さんのお顔を思い出していただけましたら幸いです。


合力。

2012-01-08 22:04:34 | ●小雪さん●
今日は、小雪さんの日常の様子などについてお伝えしたいと思います。

小雪さんは歩くことができません。
最近になってようやく、伏せができるようになりました。
でもまったく動けないわけではなく、オシリを中心にしながら時計回りに
動くことはできます(^_^;A
今までは、私のベッドで一緒に寝ていましたが、ベッドからの落下の危険があるため
現在では飼い主~ズのベッドの間で寝てもらっています。



小雪さんは『リウマチ(様)』を抱えているため、体に炎症があるので
冬でもジェルマットを使っています。
後ろ足の麻痺はないのですが、後ろ足の位置を入れ替えることができないので
寝返りを打つことができません。
昼間寝ているときに寝返りを打たせてほしいときには、こうして教えてくれます。



小雪さん:『寝返りしたいデス。』
小雪さん、寝返りを打たせてくれるまでひたすらジィ~~っと見つめてきます。
これで反対側に寝返りを打たせると、小雪さんはコロっと寝てしまいます(-_-) …zzz
もちろん、夜中や朝方にも寝返りを打ちたいときがあります。
小雪さんの息づかいや振動が伝わってくるので、寝ぼけながらでも意識がなくても
寝返りを打たせていただいております…。


ゴハンを食べる時の様子も変化がありました。
以前は脚の長いテーブルを使い、台の上に前足を乗せて『立たせ食い』をしていました。



歩けなくなってからは、私がお尻を持って支え、前足の力を使いながら
なんとか『立たせ食い』をしたりしていましたが、私の手首に限界がきてしまい
腱鞘炎で小雪さんを支えることができなくなってしまいました。
スリングに小雪さんを入れての『立たせ食い』もしましたが、
小雪さんがとても食べにくそうで、誤嚥してしまう可能性もあったので
現在は伏せをしてゴハンを食べています。



小雪さんは現在、ゴハンは一日1回にしています。
もちろん、お口からのお水を飲むこともしていません。
一日おきの皮下点滴と、鶏レバーや鶏の膝軟骨を茹でた汁200mlを
ゼラチン(動物性)でゼリーにしたものを一日おきにゴハンと一緒に食べています。



一日1回だけのゴハンですが、かなりの量を食べていることと、
吐出のない毎日を過ごせていること、痛みのストレスがなくなったことで
体重も順調に増えてくれました。
現在服用しているお薬は、
  ●メトトレキセート(抗リウマチ薬/自己免疫抑制剤)/二日おき、1回半錠
  ●ガスター(胃酸抑制剤)/一日1回、1錠(10mg)
  ●ブロムヘキシン(去痰剤)/一日1回
  ●ベトルファールシロップ(鎮静・鎮咳剤)/1回0.5cc

ガスターは以前5mgの服用でしたが、セカンドオピニオン(SO)の先生のお話によると
ガスターは倍量の服用が効果的ということがわかってきているそうで、
小雪さんの体重に合った量の倍を服用しています。


小雪さんの日常の中で、もっとも重要なのが排便&排尿になります。
立つこと、歩くことができないので、小雪さんの行きたいタイミング、回数での
排便&排尿は困難になってきます。
そして、歩くことができないと膀胱炎になりやすくなってしまいます。
その点を特に気をつけています。

小雪さんの前足にまだ体重を支えることができた頃は、
フリースの膝掛けを四つ折りにし、太めの持ち手を縫い付けたものを作って
排尿&排便のサポートをしていました。



↑これをお腹のところから通して、後ろ足に体重がかからないようにして
小雪さんの前足で進んでもらい、前足で体を支えながら排便&排尿をしてもらいました。

しかし、前足の痛み(リウマチ)が酷くなるにつれて、小雪さんは体重をかけることも
お座りをすることも、伏せをすることすらできなくなってしまいました…。
そんな状態になっても排便&排尿は毎日必ずしなくてはなりません。
最初のうちは後ろ足の方を写真のものでサポートし、前足は体重がかからないように
私が中腰になり、胸の部分を左手で支えながら排便&排尿をする日々が続きました。
この頃にはもう私の手首は腱鞘炎になってしまい、小雪さんを支えるのも危ないほど
痛みも酷く、力が入らないようになってしまっていました…。
小雪さんもその様子を感じ取っているのか、ウンティをしない日が
度々あるようになってしまいました。
このままでは小雪さんが生きていく上で支障をきたしてしまう…
なんとか小雪さんの胴体全体支えることができ、小雪さんも私も苦痛にならない
サポートしてくれるものはないか、できれば既製品ではなく、
小雪さんのサイズに合わせてつくっていただけるもの、化学繊維ではない肌に優しいもの、
毎日毎日探しまくりました。
そして、ようやく見つけて作っていただいたのがこちら。

 

小雪さんのサイズに合わせて作っていただいた『介護用ハーネス』です。
こちらのお店で作っていただきました。
小雪さんが『介護用ハーネス』を装着している様子です↓



私の太い太い足は見なかったことにしていただいて…小雪さん、スタスタ歩いてくれます。
ちゃんと地面の匂いを嗅いで、自分がしたい場所へと誘導してくれるんですよ。
今は小雪さんも私も苦痛のない時間を一緒に過ごせるようになりました(*´∀`*)



↑写真右から…小雪さん、カンナさん、珊瑚さん、ひなたさんです。
小雪さんが穏やかで、嬉しそうに、楽しそうなお顔をしてくれていると、
カンナさんもひなたさんも珊瑚さんも、やっぱり嬉しいようです♪
そんな4コギさんを見ていると、生きててくれてありがとうって心から思います。


次回の更新では、カンナさんのことについてお伝えしたいと思います。
長い文章を読んでいただき、ありがとうございました<(_ _)>





一緒。

2010-02-04 01:52:59 | ●小雪さん●
今日は、小雪さんの一日の様子をお見せしたいと思います(*´∀`*)
大したことはまったくないんですけどねェ…。


a.m.9:00 外でオティッコタイム。


写真手前…小雪さん、写真奥…カンナさんです。
カンナさんは必ず小雪さんの後を静かに追っては、一緒にチ~っとします。


a.m.9:15 4コギさんの朝ゴハン。
我が家では、小雪さんの吐出防止のために食事回数が一日1回なので
あまり早い時間に朝ゴハンをあげることができません。



今までは、ふやかしたフード+ガスター+ポマジール(サプリメント)の後
すぐに水分補給のための鶏ガラスープゼリー350gを食べていたのですが、
一気に食べてしまうと、食道にたくさん溜まって気管支を圧迫して
呼吸が苦しくなってしまい、ゲップも出にくくなってしまうので
朝ゴハン→30分後→ゼリー半分量→30分後→ゼリー半分量
というように、3回に分けて食べてもらっています。
そう…小雪さんの一食の時間は軽く1時間以上かかるということです。


a.m.9:30 食後の立たせ抱きです。


小雪さんの立たせ抱きは、吐出をのときに一番負担となってしまうフードを
胃に入ってもらいたいので、朝ゴハンを食べた後にしています。


a.m.10:00 4コギさん揃って日向ぼっこです。


写真左から…小雪さん、ひなたさん、カンナさん。写真奥…珊瑚さん。
小雪さん、以前はあまり日向ぼっこをしたがりませんでしたが
体調が落ち着いてきてからは、毎日するようになりました。


p.m.1:30 今日は、歯医者さんの付き添いをしてもらいました。


12月の半ばに、歯の神経を2本まとめて抜くことがあり
その後は週1回ペースでずっと根幹治療を続けていましたが、
その度に付き添ってもらいました~(´∀` ●)ゞ
本日、無事に銀歯を入れ終えて終了です!
歯医者さんがないときには、買物に一緒に行ったり、実家へ行ったり
常に助手席には小雪さんがおります♪


p.m.2:30 お散歩の時間です。


今日は、車で20分ほどのところにある『広見公園』へ行きました。
最近、再び3本の足の肉球から出血してしまいまして…靴下着用でお散歩です。
私一人では、カンナ&ひなた&珊瑚さんを加えたお散歩は無理なことと、
小雪さんの負担やケガの危険があるので、小雪さん一人でのお散歩にしています。


p.m.4:30 お昼寝の時間です。


たくさん車に乗って、お散歩してお疲れの寝顔です(* ´>艸<)・:∴
小雪さんは夕ゴハンを食べることができないので、普段は2階でゴハンを食べる
ひなた&珊瑚さんは1階に下ろして、小雪さんには2階にいてもらっています。
少しでも音が聞こえないように、匂いが届かないようにしたいのです。
きっと小雪さんもそれをわかってくれているんでしょう…
決して、ベッドから下りて『私も食べたい!』『一緒に1階へ行きたい!』
と言ったことはありません。


p.m.7:20 咳止めの注射を打ちに病院へ行きます。


ここ数日は吐出していないのですが、痰やヨダレが溜まった違和感があるのか
咳が出ているため、日曜日(1/31)から連続で咳止めの注射を打ってもらうために
病院へと通っています。


p.m.9:00 注射の副作用と本日の疲れで寝ます。


こんな感じで、小雪さんは毎日を過ごしております。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが…
私は小雪さんとほぼ24時間一緒におります。
余程のことがない限り、お留守番をしてもらうことはありません。
主人が単身赴任になって、涼しくなってからは雨の日も曇りの日も
毎日小雪さんと一緒に過ごしています。
大げさなのかもしれませんが、小雪さんを一人にしておくことが心配なのと
小雪さんにお留守番をしてもらうと、お水を飲まないようにしなければならず
カンナ&ひなた&珊瑚さんもお水を飲めない状況になってしまうのです。

でも、小雪さんが車に乗ることで嬉しくて興奮し、刺激になり、
小雪さんのペースでお散歩してもらうことでゲップがとても出やすくなり
吐出も減ります。こんなことで吐出の苦しみが1回でも減ってくれるなら、
毎日小雪さんを車に乗せて、いつでも、どこへでも連れて行きます。
お易い御用です。ドンと来いです。とっても幸せな時間をもらっています。
けっこう幸せでしょ??




不意。

2009-12-02 22:57:59 | ●小雪さん●
もう、12月なんですねェ…。でも、暖かい。
まだウールのコートを着ることもなく、ジャケットで過ごせる暖かさ…
嬉しいような、心配なような…。


さて。我が家の小雪さん、今年に入ってからすぐに
レーザー治療(1月~8月まで)&ステロイド注射(酷い痛み&炎症があるとき)
の治療を続けてきました。小雪さんは、痛みとの闘いだったと思います。
毎月レントゲンを撮り、どこかに原因となるものは見られないか確認し
毎日レーザー治療にも通い、それが一日置きになり、二日置きになり、
三日置きになり…ようやく明るい兆しが見えてきたかと思ったところで
お座りもできないほどの痛みに襲われてしまい、
ステロイド注射での治療をしたり…。
そんな状況が10月まで続きました。
お散歩のときはカートに乗せて、家の中では抱っこでの移動、
ゴハンを食べるときはスリングに入って立たせ抱きで食べる状態…
そんな時間を毎日過ごしてきました。

もう今までのように、みんなと同じように歩くことはできないかもしれない…
と覚悟しながら、小雪さんと共に歩んできました。
しかし、11月に入ってからは腰の痛みに襲われることもないようで
痛みのない体、自由に歩けること、地面を踏みしめて匂いを嗅げること、
自分の行きたいところへと歩いて行けること、みんなで一緒に歩けること、
ウネウネを好きなだけできること、お出迎えをできること…
挙げだしたらキリがありませんが、それらができることの嬉しさや楽しさが
小雪さんのキラキラとした表情から伝わってきました。
私もそんな小雪さんの表情で、今までの『巨大食道症』だけの生活を
思い出すことができました。


そんな楽しい毎日でしたが、最後のステロイド注射から26日目の朝、
小雪さんの表情の曇りに気がつきます…。
いつものように、カンナ&ひなた&珊瑚さんはソワソワしはじめ、
 私 :『小雪さん、ゴハンだよ~。起きようよ~。下に行くよ~。』
と横になっている小雪さんに話しかけますが、起きようとしません。



ずっと横になったままです。
これはおかしい…吐出もしていないし、前日も雨でお散歩にも行けず
歩くことはしていないし、階段も下りていない。
でも、ゴハンを食べるどころか、お座りの状態になることすら
苦痛な様子の小雪さん。もちろん、排尿&排便もできません。
なんとかふやかしたフードとお薬は食べられたものの、
一日の水分を摂るためのゼリーは食べることができませんでした…。


少し様子を見ることにして、午後一番で診察していただくことにしました。
慎重に小雪さんをカーボックスに乗せて、病院へと向かいます。



いつもなら、ずっとお座りをしながらボーロを要求したり
外を見ていたりするのですが、この日はずっとこの状態でした。


診察室へ入り、すぐに診ていただきました。
先生も小雪さんの表情を見て、痛みの酷さがわかったようです。



体重を量ってみると、いつもの体重よりも500gも多い状態。
朝から排便&排尿をすることができないためです。
きっとお腹がすごく苦しかったと思います…。


ここまで痛み&炎症が酷いので、ステロイドの注射を打っていただきました。



一回のステロイド注射で炎症が治まるといこは無理なので、
2~3日連続接種をすることになりました。

病院から帰宅後は、まだお座りをすることもできませんでしたが
夜になるとお座りもできるようになり、ヨタヨタでしたが
なんとか歩けるようにまでになりました。
そこでようやく、排尿ができました。
翌日の朝には足取りもしっかりし、排便もすることができました。

今回はステロイド注射を2日間、その翌日から4日間はステロイドの粉薬を
服用していきました。薬が終わったところで再診です。

小雪さん、ビックリするくらい回復してくれましてですねェ……(^_^;A
病院へ行く前に、大仁『市民の森』でお散歩することにしました。
もちろん、小雪さんはカートに乗車してのお散歩です。
が…

座ってねェ~…Σ( ̄□ ̄; )


小 雪:『先に行ったらダメですよォ~!!』
下りる気満々だし…(ー'`ー ; )


でも、ウネウネ★体操復活!は嬉しいです♪


その後の通院では、毎日(4日間)だったステロイドの粉薬を
1日おきの服用になり、お薬を飲み終えたところで小雪さんの様子を見て
お薬の量や服用間隔を空けるかを決めることになりました。
ステロイドなしで過ごせるようになったら、こんなに嬉しいことは
ないんだけどなァ~(*´艸`*)♪


水分。

2009-11-19 22:13:01 | ●小雪さん●
小雪さんは、お水(液体)を飲んでいません。
ゼラチン(動物性)で固めた状態のもので、摂るようにしています。
今日は、それについてアップしたいと思います。

以前は、人間用のフォローアップミルク(生後9ヶ月~)を
ゼラチンで固めたものを摂っていましたが、小雪さんが飽きたようで
食べなくなってしまいました。
それからは、鶏の軟骨を二度煮たスープをゼラチンで固めていましたが
なかなか量が取れないため、何かいいものはないか…と考えた結果、
『鶏ガラ』を使うことにしました。
近くに常に『鶏ガラ』を扱ってるお店がなかなかないので、
小雪さんを助手席に乗せ、片道1時間のところにある卸団地に
買いに行っています。

我が家の作り方が合っているかはわかりませんが、
こんな感じで作っています。
まず、熱湯に解凍した『鶏ガラ』+『軟骨』を入れて、10分ほど煮ます。



汚れやアクの出た煮汁は捨て、次はお水から蓋をして
弱火でコトコト煮ていきます。


2時間ほど煮込むと、白く濁ったスープが出来上がります。



このままでは液体ですし、長く保存もできないので小分けにしていきます。
ゼリー状にするものはタッパーに、保存しておくものはペットボトルに
350mlずつ入れていきます。



この鶏ガラスープゼリーで350ml、そしてフードをふやかす水分で150ml
合計で500ml摂るようにしています。
ペットボトルに入れたスープは冷凍し、2本ずつ解凍してゼリーにします。

このときに一緒に煮た『軟骨』は、細かく刻んでオーブントースターで
こんがり焼いて、ふりかけにしました。



カンナ&ひなた&珊瑚さんに食べていただきました♪
『鶏ガラ』に少しだけ残っていた身もしっかり取っていただきます。


小雪さんには、スプーンで一口大にして食べていただきます。
さあ、小雪さんの『鶏ガラゼリー』の食べっぷりをご覧くださいませ。




小 雪:『うまかったッス!』
お粗末様でございました。

こんな感じでやっとります。
健康なワンコ様も喜んでくれると思いますので、いかがですか~?

頃日。

2009-11-07 22:18:57 | ●小雪さん●
【頃日】→ 近ごろ。このごろ。


最近の小雪さんですが、足の調子がすこぶるイイのです♪
一番最後に病院で『ステロイド』の注射を打っていただいたのが
10月31日(土)のことで、そのときの小雪さんの足の状態は
座るときに少しかばう程度のものだったので、酷くなる前に予防として
少量の『ステロイド』を打っていただきました。
それから一週間…『ステロイド』注射は打っていません!
もちろん小雪さんは痛がることもなく、ちゃんと歩いていますよ♪
↑でも、こうやって『調子がいい』って書いちゃうと、
 その後にガタッと悪くなることが割に多いので
 実はビクビクしながら書いてます…(激汗)

最近では、4コギさんと一緒のお散歩でも最初から最後までとはいきませんが
ゆっくりのんびり小雪さんのペースで、半分くらいは歩いていますよ!
飼い主~ズも嬉しいので、小雪さんが好きなだけ歩かせたいのですが
痛くて歩くことができない小雪さんの状態を見てきているだけに
心をにして、様子を見てはカートに乗せるようにしています。
小雪さん自身、『まだ歩けるデス。歩きたいデス!』という不本意なときは
カートに乗りながら座ろうとしなかったり、座っても前足でガシガシ!と
訴えていたりします。

こういう足の状態がいいときに、少しでも歩いてもらって筋力&体力を
つけてもらいたいのと、車に乗せて一緒に出かけることでゲップも出ますし
興奮もして疲れてくれるので、ほぼ毎日出かけるときは小雪さんと一緒です。
調子が悪かったときに、お留守番をさせることが怖かったので
それの名残も実はあります…。

近頃では、買物に行った帰りに公園などに寄って、お散歩をしています。
4コギさん揃ってお散歩したいのですが、私の車には無理なのと
小雪さんのペースでゆっくりのんびりと歩かせてあげたいので
小雪さんだけのお散歩です。
一昨日は、家から車で5分弱の河川敷にお散歩に行ったり
昨日は、隣の市にある『ジャ○コ』の帰りに『岩本山公園』に行ったり
今日は『広見公園』へとお散歩に行ってきました。

今日の写真は、昨日『岩本山公園』へ行ったときに撮ったものです。



小雪さん、びっこを引くこともなく、しっかりとした足取りです♪
やっぱり、自分の足で、自分のペースで、自分の行きたいところに行って
匂いを嗅いで、好きなところにオティッコをして…
そんな普通で当たり前のことが、今まではできなかった小雪さん。
本当に嬉しそうに歩いてくれます。

痛いところがないというのは、本当にラクで楽しいんでしょうね。
芝生の上に行くと必ず『ウネウネ体操』開始です!



写真をクリックすると、ウネウネ小雪さんが見れますよ♪
小雪さん、飽きもせず何度も何度も『ウネウネ体操』を楽しんでいました。
この笑顔を見れるだけで幸せな気持ちになります。
辛く苦しい時間が長く続いていたからこそ、余計に感じるのかもしれません。
こんな小雪さんの可愛い可愛い笑顔が、まだまだ続いてくれますように…。


最近、朝晩の冷え込みが強くなってきましたね。
富士山も先月から雪化粧をし始めましたよ。



私の冬支度はもう万全デッス!
寝るときには、ヒートテッ○(ユニク○)長袖+フリースのタートルを着て
同じくヒートテッ○(ユニク○)スパッツ+パジャマのズボンを穿き、
布団にはボア敷布+『電気毛布』を設置完了、毛布2枚+羽毛掛布団を掛けて
寝ております。冬になったら、何を増やそう…。

みなさまも、風邪にはくれぐれもお気をつけくださいませ。


近状。

2009-10-20 23:44:47 | ●小雪さん●
大変ご無沙汰しております。そして、大変ご心配をおかけしております。


本当に本当に辛く、苦しく、出口の見えない時間でした…。
小雪さんが一生懸命に頑張ってくれているにもかかわらず
心が折れてしまいそうなくらい不安と恐怖でいっぱいでした。
自分一人の肩に、小雪さんの大事な大事な命を背負っていることが
とてつもなく怖く、不安で、寝ることも怖くなるほどでした。
寝ることが怖くて午前4時過ぎに寝たり、寝るときも電気を付けっぱなし、
常に小雪さんの様子を観察している状態でした。

最近では吐出は頻繁にはないものの、そんなときには腰の痛みが
出てしまったりで、毎日病院へと通っていました。
痛みの酷いときには、横になった状態のまま体を起こすことができず
お座りすることもできないこともありました…。
このときは、ステロイドを集中的に三日間連続で接種して
なんとかいつも通りに歩けるまでに回復しました。
小雪さんの場合、ステロイドの量にはかなり気をつけています。
最大量(小雪さんに使える最大の量)はまだ接種したことはなく、
普通量(小雪さんの体重に合った普通量)と少量(効果がある量)という感じで
打っていただいています。早めに痛みを抑えてあげることが大事です。

腰の痛みが落ち着いたときには、吐出があります…。
先月の29日に起きたほんの数回の吐出では、誤嚥してしまいました。
肺炎を起こさないように、吐出による脱水症状が起きないように
皮下点滴をし、咳止め、抗生物質、ビタミン剤、粘膜保護剤などの注射をして
病院の終了時間近くに再び咳止めの注射を打っていただきました。
今月に入ってからの小雪さんは、残念ながら吐出はあるものの
吐出の間隔が空いて、穏やかな時間を過ごせる時間が
多くなってきたように思います。
今は毎日、病院の終了時間近くに咳止めの注射を打ちに行っています。


今日は、小雪さんが車に乗って~病院での治療までの様子を
お伝えしたいと思います!

午後7時過ぎ、小雪さんを助手席のカーボックスに入れて出発します。



実は小雪さん、つい数日前に『あること』を覚えまして…
その『あること』というのはですねェ、車を運転中に信号待ちで止まっていると
カーボックスのこばっちょ(訳:隅っこ)を右前足でカリカリして
『ボーロをください。ボーロをください。』と猛アピールする
のです。
写真をクリックすると、その様子が見れますよ♪
信号待ちの度に、この猛アピールをしてきます…

病院に到着して、患者さんの車がないとき(患者さんがいない時だけ)には
駐車場から歩いて病院へと入って行きます。



写真をクリックすると、その様子が見れますよ♪
小雪さん、ドアを開けるとスタスタと自ら自動ドアを開けて
病院へと入って行ってくれます。

病院へと入り受付を済ませ、待合室で名前を呼ばれるのを待ちます。



この日は休診日なので、いつもお会いする患者さんだけでしたので
自由にしていますが、いつもはスリングに入ってもらって待っています。
しばらくして、診察室から先生が『○○さ~ん、○○小雪ちゃ~ん!』と呼ぶと
小雪さんはスタスタと歩いて、ここでも自ら診察室へと入って行きます。
写真をクリックすると、その様子が見れますよ♪
これには、病院の方も先生も笑いながら喜んでくれますよ。


こんな感じで毎日通院を楽しんでおります。
またボチボチ更新していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!


沈痛。

2009-09-16 01:56:41 | ●小雪さん●
今日は、小雪さんの様子をお伝えしたいと思います。
先週5日(土)から続いていた吐出ですが、夕ゴハンをなくしたことで
ようやく吐出の頻度や間隔が開いてきました。

9月6日(日) 吐出あり。夕ゴハン無し。
        →病院にて咳止め&皮下点滴(500ml)。

9月7日(月) 幸い吐出はなかったが、朝から咳&痰が出る。
        念のため、夕ゴハン無し。
        この状態が夕方になっても続くと吐出の原因になるため
        休診日ですが、病院は午後7時までは診てくださるので
        咳止め&皮下点滴(300ml)を打ていただく。

9月8日(火)吐出あり。夕ゴハン無し。
       
9月9日(水)吐出あり。夕ゴハン無し。
       吐出の回数が多かったため、皮下点滴をしていただく。
       夕方になって咳&痰が出始めたため、病院の診察終了時間前に
       咳止めを打っていただく。

9月10日(木)幸い吐出はなかったが、朝から咳&痰が出る。
        念のため、夕ゴハン無し。
        夕方になって咳&痰が出始めたため、病院の診察終了時間前に
        咳止めを打っていただく。

9月11日(金)前日と同じ。

病院の診察終了時間前に行くのは、少しでも咳止めの効果(鎮静効果)が
朝方まで続くようにするためです。そうすることで、咳が出る→吐出という
悪循環を防ぐことができるからです。
そして、少しでも吐出を防ぐため、喉~食道の炎症を落ち着かせるためにも
今でも夕ゴハンは無しという状態にしています。
その代わり、朝ゴハンで十分なカロリー&水分を摂取できるように
 ■ミルクのゼリー(水分摂取のため)350ml
 ■お水(およそ150ml)でふやかした多めのドライフード
 ■療法食ロイヤルカナン セレクトプロテイン チキン&ライスを1/4~1/2
 ■お薬ーガスター、食前に咳止めを服用
気をつけています。

小さな吐出(咳をしていて出てしまった程度のもの)はあったりしますが、
幸い、酷い吐出は落ち着いてきてくれています。
でも、安心も油断も禁物なのが小雪さんなのです…。



昼間は咳も吐出もなく過ごしていたのに、夕方になると咳が出たり
喉がゴボゴボし始めたり…。何度聞いても慣れない音です。



吐出が落ち着いてきたと思ったら、今度は足~腰の痛みが再発です…。
小雪さんの痛みの状態や仕草や表情などから、病院で打っていただく
痛み止めの注射のお薬を変えてもらっています。

■痛みはあるが歩けることができ、排便&排尿、立たせ食いもできる状態。
 →非ステロイド アスピリン系 メロキシカム製剤

■痛みも酷く、歩行、排便&排尿も困難な状態。
 →ステロイド(薬名は不明)

ステロイドを打っていただくと、どうしても副作用で
喉が渇く→ヨダレが多くなる→食道に溜まる→ゴボゴボする
という状況になりやすいので、注意が必要になります。
しかしステロイドは悪い部分だけではなくて、炎症を抑える効果が早く
小雪さんの場合は、効果が長く続いてくれるという長所もあります。



長く上手に付き合っていかなければならない持病になってしまったので、
必ず先生に状態をお話しし、相談を重ねていくようにしています。
『巨大食道症』でもそうですが、わからないこと、疑問に思ったこと、
小雪さんが打った注射の名前、服用しているお薬の名前、治療方法など
必ず先生とお話をして、相談を重ねていくようにしています。
それができるのは、小雪さんを担当してくださっている先生方が
一方的な診察ではなく、こちらの提案や希望をちゃんと聞いてくださるので
本当にありがたいです。

そして、小雪さんの左前足の状態もお伝えしたいと思います。
        【9月8日の状態】
 
                     
        【9月15日の状態】
  

肉球自体の傷はすでに出血も治まって、とてもきれいな状態になっていますが
傷口を保護するためのテープなどで擦れてしまった部分の治療をしています。
ジュクジュクした状態でできた瘡蓋(中が化膿)は良くないので剥がし、
その部分にお薬を塗布して、いい状態の瘡蓋ができるようにします。
あともう少しで靴下を卒業できるかと思います。

長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。
こんな状況でとてもとても長い一週間を過ごしてきました。
小雪さん、頑張ってくれました。