私事で申し訳ありませんが、昨年、愛犬メイ(M.ダックス/♀/享年17才)が
お空へと旅立ってしまいましたため、新年のご挨拶は控えさせていただいております。
先日の記事の続きをお話したいと思います。
小雪さんの長年の痛みの原因が
『リウマチ(様)』ということがわかったことで、
痛みの原因(炎症)を抑える方法を見つけることができました。
小雪さんが現在服用しているお薬は…
【メトトレキセート(抗リウマチ薬/自己免疫抑制剤)】というものです。
これは動物用に処方されているものではなく、人間用のお薬を小雪さんの体重に合った量、
回数を服用しています。
このお薬は、
関節破壊をおさえ、進行を遅らせる効果が確かめられています。
世界的に、関節リウマチの標準療法として位置付けられています。
そして、このお薬と
ステロイドとの併用をして効果が現れます。
ステロイドは、ホームドクターへの毎日の通院時に
0.4mg接種していただいています。
しかし、効果の高い薬には必ず副作用があります。特に肝臓に負担がかかってしまうため、
通院時に必ず血液検査(31項目/CRP検査)をしていただきます。
小雪さんは2011年10月23日から、一日1回、一日おきに半錠服用してきました。
痛みに効果が現れ始めてきたのは、服用してから二週間ほど経過した頃だったと思います。
関節の痛みが酷く体にピクつきが出てしまい、寝ていてもピクつきが出てしまうため
小雪さんはゆっくりと眠ることもできない毎日でした。
痛みに効果が出てくるとCRPの値は下がってきましたが、肝臓の値はぐんぐん上がってきました。
↓肝臓の数値の変化です。カッコ内は基準値になります。
ALT(10-100) ALKP(23-212) GGT(0-7)
2011/10.19 224U/L 271U/L 3U/L
2011/11.04 171U/L
389U/L 3U/L
2011/11.16 226U/L
1566U/L
27U/L
2011/11.28
314U/L
1397U/L
31U/L
せっかく炎症が治まり、痛みから解放されることができましたが
肝臓の数値が急上昇してしまったため、この日を境に
一日1回、一日おきに半錠服用 →
一日1回、二日おきに半錠服用となりました。
もしこの服用間隔で痛みが再び出てしまうと、ステロイドの量を増やすことも
考えなければなりませんし、お薬の変更の可能性もありました。
最後の血液検査から約一ヶ月後に、再び血液検査をしていただきました。
ALT(10-100) ALKP(23-212) GGT(0-7)
2011/12.26
217U/L
491U/L
20U/L
幸い小雪さんは、お薬の間隔をあけても痛みが出ることもなく
ステロイドの量を増やすこともなく、何も変わりなく過ごすことができました。
基準値には倍近く離れていますが、大幅な改善が見られたことで
肝臓への負担もだいぶ変わってくるかと思います。
おかげさまで、小雪さんは毎晩素晴らしい寝顔を見せてくれます♪
↑上唇(?)は歯茎にくっつき、目は半目で、夢を見ているのか体はピクピク…。
ついつい時間を忘れて見入ってしまいますよ(*´艸`*)♪
さて、ここからは飼い主の独り言(思いの丈)です。決して中傷や悪口ではありません。
お気を悪くされる方もいらっしゃるかと思いますので、
おイヤな方はスルーしてくださいね<(_ _)>
今回、小雪さんがお世話になった『セカンドオピニオン(SO)』のこと、
痛みの原因、治療法(ステロイドの量)、服用するお薬のこと(副作用)などを
ホームドクター(HD)の担当の先生にお話をしました。
『勝手なことをして申し訳ない』旨もお伝えしましたが、お話をした翌日から
担当の先生の態度はがらりと変わってしまいました…。
診察時に小雪の目を見ることもなく、話しかけることも撫でることもなく
笑顔などは全くなく、私との会話も聞かれたことに淡々と話をし
作業的に注射や点滴をして終了というものでした。
現在の小雪さんが、長い長い痛みから解放されたことも喜んではいただけていません。
この先生には本当に良くしていただき、いろんなお話もしましたし
楽しく病院に通うことができたのも先生のおかげだと思っています。
でも、正直ショックでした…。毎日悩み、病院へ行くことが苦痛にもなりました。
私はそんな態度に気がついていても、いつも通り今まで通りに接しています。
きっと先生も傷ついていらっしゃったり、裏切られたという思いがあるのかもしれません。
ただそんな露骨な態度をする前に、
ステロイドでその時だけ痛みを抑えるという対処療法に逃げていなかったのか、
小雪さんの痛みの原因を追求したいという姿勢、努力はあったのか、
リウマチの知識はあったのか、
リウマチを診断できる知識、技術はあったのか、
関節液を採取する知識、経験、技術はあったのか、
カンナさんのナックリングの件でも、なぜレントゲンを撮ることもなく
触診だけでステロイドを処方したのか…とお聞きしたい。
私たち飼い主~ズの思いは、なんとかして小雪さんを痛みから解放してあげたい。
この先どれだけの時間が残されているのかは、小雪さん本人にも獣医さんにも
誰にもわからないけれど、その残された時間を痛みでいっぱいにしたくはない。
そんな思いで今回の行動を起こしました。
私は全く後悔はしていません。
失ってしまった関係はとても大きなものでしたけど、その代償として得たものは
それを上回る結果だと思っています。
小雪さんの痛みの原因の解明、カンナさんの肺腫瘍の発見、切除手術、
ナックリングの原因判明(この二つの件は改めてアップします)ができたのだから。
そして痛みで歪んだお顔がなくなり、小雪さんに笑顔が戻ってきたのだから。
私たち飼い主~ズは、この笑顔を取り戻すためにちょっとだけ頑張ったのです(´∀` ●)ゞ
次回の更新では、歩けなくなってしまった小雪さんの日常の様子などを
アップしたいと思っています。
長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。