先日の記事でも書かせていただいたのですが、先週の13日(金)、
珊瑚さんを診ていただくために、浜松のセカンドオピニオンへと行ってきました。
CT検査や脊椎造影検査の可能性があったので、絶食・絶水でした。
病院へ到着するのに新東名を走っても、2時間弱はかかってしまうので
車に乗ってまもなくすると珊瑚さんは震えだし、とても痛そうにしていましたが、
30分ほど経過すると落ち着いてくれました。
病院へは予約の時間より早く到着してしまいましたが、まもなく診ていただけました。
珊瑚さんのこれまでの様子や歩き方の様子などをお伝えし、触診のところで
『キャン!キャン!』と痛がる様子を見せました。
おそらく、『馬尾症候群』または『椎間板ヘルニア』である可能性が高いそうで
しっかりと診断するためには、CT検査またはMRI検査が必要になってくるそうで
検査の方法をどうするかのお話し合いをしました。
【CT検査】 【MRI検査】
CT検査はX線を利用した検査です。 MRI検査は磁気を利用した画像診断装置です。
●CT検査でわかること ●MRI検査でわかること
この検査は症状の進行度(グレード分類)を 椎間板ヘルニアだけではなく、
測るとともに、脊椎の圧迫が 脊髄炎、脊髄空洞症、脊髄梗塞、
どこにあるのかを推定します。 脊脊髄腫瘍、髄軟化症などが可能です。
●CT検査でわからないこと ● MRI検査でわからないこと
椎間板ヘルニアの他に骨の異状や、 脊椎(背骨)など骨の異常を検出することが
その他の腫瘍なども判断することが可能ですが、 困難です。
一部除外できないヘルニアに似た症状の また、撮影範囲が限られるため、
病気がありますので注意が必要です。 狙った画像部位以外に存在する病変などは
検出できないことがあります。
●CT検査時間 ●MRI検査時間
10分~15分 30分~1時間
CT検査でお願いするか、MRI検査(島田市の動物病院)でお願いするか、とても迷いましたが
CT検査、脊椎造影検査でお願いすることにしました。
この日はCT検査を受ける患者さんが多く、お願いすることができなかったため
今週の18日に検査していただくことになりました。
この日に診断結果はでなかったため、珊瑚さんの治療法はまだ決まっていませんが
とにかく痛みを緩和してあげることが先なので、プレドニゾロンの注射をしていただき
次回の診察までに5種類のお薬を処方していただきました。
(1)【トラマールカプセル】 (2)【プレビコックス】
1回1錠、一日2回服用。 1回1錠、一日1回服用。
鎮痛剤。 非ステロイド系抗炎症鎮痛剤。
軽度から中等度の痛みに適する非麻薬系の 変形性関節症に伴う慢性の疼痛及び
鎮痛薬で、慢性疼痛(非がん性慢性疼痛)に 炎症の緩和 。
適用します。
呼吸抑制などの副作用や身体的にも精神的にも
依存性が少ないとされています。
副作用で眠気が起きることがあるので、
メラトニンとの併用は控えます。
(3)【ガスター錠】 (4)【スクラルファート内服液】
1回1/2錠、一日1回服用。 1回5ml、一日2回服用。
胃酸分泌抑制。 胃粘膜保護薬。
(5)【プレドニゾロン】
副腎皮質ホルモン、ステロイド。
1回2錠、一日1回。
抗炎症作用。
副作用は、肝障害、多飲多尿、多食、体重増加、
筋萎縮、胃潰瘍、創傷治癒遅延…など。
プレの服用は、【トラマール】の効果がなかったときのみ。
その場合は、(2)【プレビコックス(抗炎症剤)】の服用は止める。
珊瑚さん、病院を後にする頃には注射の効果が出始めたようで、表情も柔らかくなり
朝ゴハンもガッツガッツと食べてくれました。
これからは、小雪さん&カンナさんが愛用してきたカートが復活です。
まだまだカートに乗ることに慣れず、出たい!と前足をかけて出ようとしたり
緊張してしまったりと全く乗りこなせていませんが、
少しずつ慣れてくれることを願いながら、できることなら愛用せずに
すんでくれたらとも願いながら、過ごすことになりそうです。
珊瑚さん本人は、ずっと続いていた痛みが緩和されたせいか
ウロウロ、フラフラすることが戻り、飼い主~ズは心配でヒヤヒヤです。
診察後から三日が経過しましたが、【トラマールカプセル(鎮痛薬)】が効き
プレ(ステロイド)は飲まずにすんでいます。
先週から続いていた震えや呼吸の荒さ、挙動不審などの様子は、
今回の『馬尾症候群』または『椎間板ヘルニア』の疑いに加え、
やはり癲癇発作の前兆症状も合間に出ていたんだなと思いました。
発作がでるかもしれないと覚悟できていたので、冷静に対処することができました。
癲癇発作後の様子も翌日にはすっかり落ち着き、いつもの珊瑚さんに戻っています。
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