今日は、
先日の記事で書かせていただいた(★1)についてお話したいと思います。
主人が約二年半の単身赴任生活を終えて戻ってきたことをきっかけに、
小雪さんが何年も抱え、苦しんでいる
『痛みの原因が何なのか?』を
追求したいと思っていました。
小雪さんの犬生があとどれだけ残されているのかは誰にもわからないことだけど、
その残された時間を痛みでいっぱいにはしたくない…という思いで
お友達に相談をしてみることにしました。
最初は、神奈川県にある『鍼治療』をしてくださる病院のことを相談したのですが、
お友達は『鍼でなんとかなるものではないような気がするから、
私が通っている浜松の動物病院へ行ってみたら?私も一緒に付き添うから行こうよ。』
と言ってくれたのがきっかけで、診察の予約までしていただきました。
お友達のおかげで院長先生に診ていただけることになりました。
10月19日、小雪さんを連れて診察していただきました。
今までの状態の経緯、現在の状態、痛みの様子などをお話しました。
小雪さんの場合、寝ていると足を動かしたりはしているので、
後足に麻痺はありませんが、足裏に触れると反射の激しさや
右後足を動かすと、ギシギシとした音があることが気になっていました。
そして右前足の痛みが酷くなってしまい、排便排尿にもとても影響が出ていることも
お伝えしました。
院長先生が小雪の触診をして、考えられる疾患は二つあげられました。
●多発性関節炎 ●リウマチ様(よう)
より確かな疾患を確定するために、上部(胸から上)、下部(お腹から下)のレントゲン、
そして両前後足の関節液の採取、血液検査(31項目)をしていただきました。
まずレントゲン写真から…一枚目は、小雪さん胴体部分です。
*写真をクリックすると、拡大版になります。
巨大化した食道が、心臓を圧迫して下がり気味になっているのがわかります。
レントゲンを撮ると必ず写る
○の部分のもの…。
今までは、『吐出の際に誤嚥したものが、時間の経過とともに石灰化したもの』と
判断されてきましたが、『バリウムの誤嚥によってできたもの』とわかりました。
命に関わるものではないので、重要視する必要はないとのことでした。
二枚目のレントゲンは両前足部分です。
*写真をクリックすると、拡大版になります。
左右で骨の色が違うのがわかりますか?
左前足は骨がしっかりと白く写っていますが、右前足は骨の部分の色が薄く
透けているような状態になっています。
これは、
骨の崩壊(溶け出す)が始まっている状態を示しています。
リウマチである場合、レントゲンは後足部分を撮るのではなく
前足部分に症状が出てくるため、前足部分を撮らないとわからないそうです。
三枚目のレントゲンは両後足部分です。
*写真をクリックすると、拡大版になります。
ちょっとわかりにくいですが、小雪さんの右後足のお皿の部分(
○の部分)は
もう擦り切れてなくなってしまっている状態でした。
後右足を何年も前から痛がったり、びっこを引いたり、立つことができなくなっていたのは
この状態に進んでいたということだったんです…。
この状態では、もう立つことも歩くこともできません。
そして、採取していただいた関節液は、透明なもの、白く濁ったもの、
血の混じったものがあり、それを検査に出していただきました。
関節液に細菌が繁殖していないかも調べていただきましたが、
細菌感染はなしでした。
続いて血液検査についてです。
セカンドオピニオンでは、31項目と
CRP検査もしていただきました。
CRPとは…体に感染や組織障害などのストレスがかかった際に反応して
血液中に出現する特殊な蛋白質のことで、主に体内の炎症の有無や
その程度を探るための指標として測定されます。
体の奥深くに隠された炎症の存在を教えてくれる
CRPの測定は
大変有意義とと考えられます。
またこれまでは、白血球数の上昇を以て炎症の存在・
程度を探ることが多かったのですが、
CRPは白血球数の上昇が見られない場合でも
より鋭敏に反応することが知られています。
CRP基準値:
0~1mg(正常) 1~10mg(やや高い)
10~20mg(高い) 20mg以上(非常に高い)
2011年10月19日
2.00mg(やや高い)(投薬開始)
11月 4日
2.85mg(やや高い)
11月16日
0.60mg(正常)
小雪さんが患ってしまった『リウマチ』ですが、動物のなかでは『リウマチ』という病名ではなく、
『リウマチの様な(似ている)症状』という意味の『リウマチ様(よう)』と言います。
ずっとずっとわからなかった小雪さんの痛みの原因…やっと、解明することができました。
そして、やっと、やっと痛みから解放されました。
小雪さん、今はゆっくりぐっすり眠ることができています。
長くなってしまったので、次回の更新で服用しているお薬のこと、副作用のこと、
そしてホームドクターとのことなどをお話したいと思います。