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★小雪・カンナ・ひなた・珊瑚・小雨のcogi-log★

先天性巨大食道症とリウマチと闘い、お空へと旅立った小雪さん&その娘カンナさんの思い出と、新入り小雨さんのコギ日記です。

★★ 自己紹介 ★★




★小 雪★ (♀) 2000.7.1~2012.5.11
         先天性巨大食道症を抱え、のちにリウマチを発症し
        誤嚥性肺炎を何度も患いながらも、たくさん頑張ってくれました。

★カンナ★ (♀) 2001.8.2~2013.1.9
        小雪さんの娘。
        右肺中葉部分に約3cmの組織球性肉腫が見つかり、
        右肺中葉切除手術を受ける。
        のちに椎間板ヘルニア ハンセン2型を患い手術。
        大きい手術を2回、入院3回と10才を過ぎてからは
        辛いことが続いてしまいましたが
        たくさん頑張ってくれました。

★珊 瑚★ (♀) 2004.5.8          ★ひなた★ (♂) 2004.5.8
        カンナさんの娘。               カンナさんの息子。
        2012年に癲癇を発症。
        
★小 雨★ (♀) 2012.11.7
        2013年2月12日に家族となる。
        大泉門(頭蓋骨の頭頂部に穴がある)が閉じていませんでしたが、
        現在は問題なし。
        体重が7kgほどミニコギさんです。


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支柱。

2009-06-04 23:58:23 | ●巨大食道症●
前回には続きがありました…。
小雪さんの食道は、結局ずっとゴボゴボしっぱなしの状態でした。
そんな状態にもかかわらず、私がほんの少し目を離した隙に
珊瑚さん用にと購入しておいたクッキーをカバンから出し
袋のチャックを器用に開け、つまみ食いをしていました。
これは、後々気がつきました…。

そんなことを知らない私は、4コギさんたちと眠りにつきました。
夜中の3時頃、小雪さんの咳とともに吐出の仕草で目を覚ましました。
ここから10回以上の吐出の始まりでした…。
吐出物が小雪さんにあげてもいないもので、そればかりを吐いているのです。
そう…珊瑚さん用にと購入しておいたクッキーでした。
小雪さんには合わないだろうと、あげることを避けていたのに…
ここで気がつきました。
不覚です。これはつまみ食いをした小雪さんが悪いのではなく、
そういう状況にしておいた私の責任です…。

朝の5時頃になって、ようやく小雪さんの吐出は治まりました。
でも、小雪さんには酷い咳と痰が出ていて、呼吸をするたびに
ゼェゼェという音が出てしまうほど酷いものでした。
そんな状況でも朝ゴハンは食べてくれました。
その後、急いで病院に連れて行きますが、運悪く病院は激混みで
診察の順番が回ってくるのに1時間半かかってしまいました…。
小雪さん担当の先生に状況や状態をお話して、この酷い咳の状態で
お水を飲んで咽せてしまうことが容易に想像できることから
皮下点滴で脱水症状が起きないようにし、咳止め、気管支拡張剤、安定剤を
打っていただき、ゆっくり休ませて様子を見ることになりました。



小雪さんは暑いのにとても弱いので、とにかく涼しくしてあげてください
とのことで、保冷剤を枕の部分に1コ、胴体部分に2コ使いました。


小雪さんは病院から帰宅後、夕ゴハンの時間までグッスリと眠りました。
夕ゴハンをあげてみると、なんとか完食はしてくれたものの
食後の立たせ抱きをすると、とても苦しそうな様子になってしまいました…。



写真をクリックすると、その様子を見ることができますが
見るのが辛い方はお控えくださいね。
音量を大きくしないと、聞こえないかもしれません。

体勢を立ててしまうことで肺が圧迫されて苦しいのかもしれません。
この状態で1時間の立たせ抱きをするのは、小雪さんには負担になるので
30分ほどで断念しました。

その後、何度か嗚咽や小さな吐出がありました。
いつでも小雪さんの様子が確認できるように、電気を点けっぱなしで
寄り添いながら寝ることにしました。
なんとか酷い吐出のない朝を迎えることができましたが、先日からの
酷い咳と痰は続いていました。おまけに、腰も痛そうな様子です…。
そして今日も小雪さんと病院へ行き、皮下点滴に注射、レーザー治療をして
再び小雪さんに付き添いました。

今日の夕ゴハンでは、2回ほどゲップが出て、立たせ抱きもいつも通りの
1時間することができました。
咳も前日に比べると落ち着いてはきています。
喉~食道に起きた炎症が治まるのには、吠えること、食べること、飲むこと、
咳をすること…すべてが刺激になってしまうので、時間がかかってしまいます。
なんとか一日でも早く、そんな苦しさを取り除いてあげたいです。

今回幸いだったのは、誤嚥&発熱せずにすんだこと、食欲があること、
排便&排尿ができていることです。
小雪さんはとても苦しいはずです…。
私にはそんな小雪さんを病院に連れて行ってあげること、
付き添ってあげることくらいしかできなことが辛くて苦しいですが
一番辛くて苦しいのは小雪さんです。
今までもこうやって、何度も何度ももがきながら、苦しみながら、泣きながら
カンナさん&ひなたさん&珊瑚さん&主人に支えてもらって
小雪さんと二人で闘ってきました。
だから、今日も歯を食いしばって闘って、元の小雪さんに戻れるときまで
必死にもがきながら前を見ていくんです。
怖いから、誰かに頼りたいけど、縋りたいけど、それはできません。
小雪さんのためなら、いくらでも頑張ります。

来月には9才のお誕生日が待っています。
家族揃ってお祝いするんです。大好きなケーキを食べさせてあげるんです。
早く小雪さんの笑顔をお届けできるように、頑張りますからね。

注視。

2009-06-02 23:57:05 | ●巨大食道症●
えぇ…私事ではありますが、本日は誕生日でございました( ̄∇ ̄;)
ようやく本厄を終え、後厄になりました。
本当にいろんなことがありました…
  あんずさんが虹の橋を渡ってしまったり…
   小雪さんの病院を変える決定打があったり…
    (↑話せるときがきたらお話します。)
      実家の母が膝の手術をしたり…
       メイちゃん(M.ダックス)が足を負傷してしまったり…
        主人が下田へ単身赴任になってしまったり…
         珊瑚さんがアレルギーになってしまったり…
そろそろ穏やかに過ごしたいものです(´ー*`)
あ、今年もケーキを食べた記憶も、コレといった嬉しいこともなく
自分の誕生日のことなんて忘れるほどの一日でした。虚スィ~。



応援よろしくお願いいたします<(_ _*)>


さて、小雪さんには私の誕生日なんてのは関係ないわけで…



今日の小雪さん、朝からなんだか喉~食道に違和感がある様子です。
吐出があったわけでもないのに、ゴボゴボという音とともに
度々咳が出ていています。
でも、小雪さんは食欲も元気もありますよ。
この状態を改善する可能性がある方法として…
 ★朝ゴハンと共に喉~食道に溜まってしまっているであろう痰や水分を
  一緒に胃に運んでしまう。

 ★車などに乗せて、興奮してもらいゲップを出やすくさせる。

 ★朝ゴハンの前に『咳止め』を服用し、朝ゴハンで胃に運んでしまう。

 ★クッキーなどのオヤツでゲップを出してもらう。

この4つのことを試してみて、うまくいくこともあるんですが
今日は残念ですが、効果ナシでした…。
こうなってしまうと、立たせ抱きを1時間しても2時間しても変化はなく
いくら『咳止め』を飲ませても胃に入っていかないので効果もなく、
喉~食道に溜っているであろう違和感の原因を
吐出という方法で体外に出してしまうか、
上にあげた4つの方法のいずれかの効果を期待するしかありません。
先週から『去痰剤』を処方していただき、一日2回服用していますが
どうしてもこういうやっかいな状態になってしまうようです…。

なんとか吐出せずに、この違和感を取り除くことができればいいのですが
それは小雪さん本人にしかわからない状態なのです。
どうか、無事にこの状況を少しでも早く抜け出すことができますように…。





慢性。

2009-05-30 23:54:43 | ●巨大食道症●
今日は、小雪さんの通院日でした。
といっても先日の治療ではなく、その後回復したところの少しのお散歩で
今度は左後足を痛めてしまいまして…(ノ_-;)
そのためのステロイド注射&レーザー治療のために通っております。
そこで、担当の先生と小雪さんの肺の状態についてお話をしてきました。

  【2008.10/31撮影】

写真をクリックすると、拡大版が見れますよ。

小雪さんの肺は、度重なる吐出による『誤嚥性肺炎』で白く濁っています。
小雪さんの場合、慢性誤嚥性肺炎』になるそうで
普通なら、この白く濁った状態の肺だと、ずっと咳が出ていたりして
とても苦しそうな状況になっているそうですが、小雪さんはその症状もなく
咳が出ることでの喉の腫れも見られないそうです。
このような肺の状態で、今の小雪さんような状態は本当に稀だそうで
小雪さん自身が、自分の体調がどこまでやったら苦しいか、無理をしないことを
ある程度理解できてるからこその状態なんじゃないか、ということでした。



このお話をお聞きして、胸が締めつけられると同時に
小雪さんの『生きたい!』という強い思いを教えてもらいました。
小雪さんのこの思いにちゃんと応えてあげられるように…
苦しい時間ができる限り少ないように…
一日でも一時間でも長く一緒にいることができるように…
精一杯の気持ちで支えていきます。





100位になってみた~い!(´ー*`)


安着。

2009-05-06 22:47:17 | ●巨大食道症●
【安着】→ 落ち着くこと。


まずは一発!よろしくお願いします♪<(_ _*)>


今日は、今現在の小雪さんの生活をアップしたいと思います。
昨年の10月には吐出&咳ともに頻発し、来る日も来る日も試行錯誤を繰り返し
ようやく、今現在の小雪さんがあります。
ない頭を捻って考えて、今の小雪さんには合っているんじゃないか?と思って
ここ1~2ヶ月ほどは、小雪さんが食べるゴハンはこんな感じです。



写真左側が朝ゴハン、右側が夕ゴハンになります。
これを就寝前にタッパーに入れて、少なめにお水を入れてふやかします。
このお水の分量にするのは、芯が残る程度の硬さにふやかすためで、
今現在の小雪さんに合っていて、スムーズに食道を通るフードの硬さです。

そして、この朝夕の配分ですが、朝は多めに食べても、立たせ抱きをしなくても
ゲップが出やすく吐出に至ることが稀なので、朝は多めの分量です。
夕方のゴハンの量を極端に少なめにしているのは、
★吐出をしにくくするため。
★吐出をしてしまったときの負担を減らすため。
★吐出の回数を減らすため。
です。
吐出が軽くてすめば、体の負担も誤嚥してしまう危険性も減りますし
そのあとの体力回復にも時間がかからずに済むと思うんです。
あくまでも、私個人の見解です。

小雪さんの朝ゴハンは、硬めにふやかしたフードにプレーンヨーグルトを
多めに混ぜたものをあげています。
夕ゴハンには人間の赤ちゃん用ミルク(生後9ヶ月からのフォローアップミルク)を
125mlを作り、その中に固めにふやかしたフードを入れてあげています。
夕ゴハンの時間は午後4:30~5:00の間に必ずあげるようにしています。



人間の赤ちゃん用のミルクを使っているのは、口にしても安全であること、
国産であること、量が多くお値段もお手頃ということからです。
以前は、フードを先にあげて、ミルクを飲ませて流し込むという手順でしたが
今の小雪さんには、飲みながら食べるのが合っているようです。




もちろん、小雪さんは脚の長いテーブルと台を使っての立たせ食いです。



小雪さんが使っているテーブルは、こちらで作っていただきました。
体を支える台は実家の父に作ってもらい、滑らないように後から台の下部分と
台本体にカーペットを貼付けました。
小雪さんにはなくてはならないものです。


夕ゴハンを食べた後は、スリングを使って1時間の立たせ抱きです。



ゴハンを食べた後にゲップが出ても、抱っこの最中にゲップが出ても
抱っこを止めることはありません。意地でも1時間は頑張ります。
抱っこしている最中は、小雪さんにチュウをしてみたり、にほひを嗅いでみたり
首をマッサージしてみたり、ちょっとイチャイチャしております♪


1時間の立たせ抱きが終わると、小雪さんのお昼寝の時間になります。
ここでも、少しでも吐出をしないように気をつけています。



クッションを三段重ねたものに上半身を乗せて、体勢が斜めになるようにして
寝てもらうようにしています。ゴハンを食べたあとやお水を飲んだあとには、
特にこの体勢にするように気をつけています。。
ときどき、頭を体より下にして寝てしまうことがあります。



この姿勢で長い時間過ごしていると、
★食道に溜っていた水分が逆流しやすくなる。
★逆くしゃみの原因になりやすい。

ということが起こりやすいので、この姿勢になったときには体勢を変えています。
できるだけ、頭や食道が胴体より下に向かないように気をつけています。


小雪さんの水分補給にも気をつけています。
カンナ&ひなた&珊瑚さんのように、たくさんお水の入った器から
お水を飲むことは特に避けています。
小雪さんの場合、一気にお水を飲んでしまうこと、大量に飲んでしまうことは
吐出に繋がってしまうので、小雪さんだけ別にあげています。



床に置いて飲ませることは避けて、小さな器に少量のお水を入れます。
小雪さんが吐かずに一度に飲めるお水の量です。




このお水の量だけでは足りないときは、すぐに同じ量をあげることはせず
5分ほどおいてから再びお水をあげるようにしています。
小雪さんも喉が乾いたら器の前に座って教えてくれますし、『お水?』と聞けば
『ワン!』と返事をして教えてくれるので助かります。
決して、ひなた&珊瑚さんのゲージ内にあるお水を飲むことはしません。
これを一日に何度も繰り返し、午後5時以降は控えています。


小雪さんは、こんな感じで毎日過ごしております(o^∇^o)ノ



大したことはしていませんが、小さなことの積み重ねが大事かなと思って
小雪さんと共に過ごしています。これがずっと通用するということはなくて、
そのときの体調で変わってくるので、こだわり過ぎずにいこうと思います。
『巨大食道症』という病気は、その子によって、食道の形によっても
ゴハンの形状も変わってきますし、吐出の程度や頻度も違います。
きっと、同じってことはないと思いますが、参考になったら幸いです。

至難。

2009-03-26 23:58:12 | ●巨大食道症●
ここのところ、寒さが戻ってしまいましたね…{{ (>_<) }}
そんな季節の変わり目ですから、小雪さんも吐出が増え気味です。
長らく痛めている右後足の調子は良さそうです。



レーザー治療も、三週間毎日→二日に一度→三日に一度にまでになり
現在では痛み止めの注射も打っていません!
とても気温が下がったときには、びっこが少し出てしまうものの
痛がる様子もなく、歩けなくなることもなく過ごすことができています。
再発してしまった膀胱炎の方も、小康状態を保っております。


まあ、ただ、小雪さんの場合、一つが終われば次がやって来るという
飼い主泣かせの女子なのですよ…(ノ_-;)
右後足の痛み→毎年恒例の鼻筋&耳の端のハゲ→膀胱炎…
じゃあ、お次ぎは何ぞや?ということですよ。
最初にも書きました通り、巨大食道症による吐出の増加です。
その吐出は、歯茎の蒼白や震え、吐出後の咳など見られない程度ですが
やっぱり吐出をしてしまうというのは、正直、凹みます…。

毎日、午後5時までに夕ゴハン&水分補給を済ませるようにし、
立たせ抱きを1時間して、その間に2回ほどゲップを出すことができても
数時間した頃には、
食道付近がゴボゴボする→違和感を感じて咳が出る→吐出
という状態になってしまいます…。

ゲップが出たのに、お水も飲んでいないのに、食道付近がゴボゴボしてしまう…
じゃあ、原因はナニ?って考えてみると、小雪さん自身の唾液かなと。
唾液でも、お水のようにサラサラな状態のものなら食道に溜ることは稀ですが
粘度の強い唾液だと、流れにくいため溜まりやすいようです。
こういう状態になってしまうと、いくら抱っこをしても、
咳が出ているからと咳止めを服用しても、食道に溜ってしまったままなので
まったく意味がありません。



少しでも食道に溜らないように…、吐出に繋がらないように…と
こんな風に姿勢を斜めにしてみたりしてるんですけど、残念なことに
ゴボゴボには成果はなく…(〒_〒)

じゃあ、それを防ぐことはできないのか?と考えてみました。
 ■水分を多めに摂れば、粘度の強い唾液が出にくくなるのか?
 ■夕ゴハンのときに、水分を多めに摂ればいいのか?

この二つの疑問を、小雪さん担当の先生にお聞きしてみました。
『粘度の強い唾液を出ないようにするのも、それを取り除くことも難しいです。
小雪ちゃん自身が咳払いなどをして、それを動かせればいいんですけど
それができない場合は、吐出として体外へ出すしかないんです。』

ということでした。
ん~…吐出は、小雪さんにとっても辛く、命の危険と隣り合わせなので
できることなら避けていきたいんですけど、それは難しいようです…。

こんな感じで、小雪さんは吐出と闘っております!
でも、小雪さんはとっても元気で、酷い吐出もありませんのでご安心を。


今日は主人が小雪さんを1時間立たせ抱きをして、小雪さんの横で
疲れて寝てしまいました(*≧m≦*)



主人にとっては奇跡なことでした!
小雪さんが主人と一緒に、それも横で寝てくれるなんていうことは
数年に一度あるかないかのホームランですε=(>ε<)
夫よ、意識がないほど寝ていたことが残念だったな…。




いつも頑張ってる小雪さんにご褒美のポチィを♪<(_ _*)>

始動。

2008-11-15 21:10:41 | ●巨大食道症●
大変ご無沙汰していおりました<(_ _*)>
本日から『小雪・カンナ・ひなた・珊瑚のcogi-log』を再開したいと思いますので
どうかよろしくお願いいたします!

今更で大変申し訳ないのですが…コメントのお返事をいたしましたので
お時間のあるときにでも、ご覧になっていただけたら幸いです。
そして、お休みをお知らせする記事では、とっても温かいお言葉をいただき
本当にありがとうございました<(_ _*)>
待っててくださるというお言葉はとても嬉しく、支えになりました。
だからまた、ここに戻ってくることができました!

ブログをお休みしていた約三週間は、出口のない真っ暗なトンネルの中に
入ってしまったような、辛く…苦しく…明日のことすら考えられない時間でした。
一日を乗り越えるだけで精一杯、自分のゴハンどころではなく
一日1回ということも度々ありました。
しかし、この時間の中で苦渋の決断、そして新たな行動を起こしました。
また後々お話ししていきたいと思います。



さて、小雪さんの様子ですが…


無事に復活いたしました!!

10月初めからほぼ毎日続いてしまっていた吐出…。
今まであった11kg半ばの体重も、10月27日には9.8kgにまで
減少してしまいました。小雪さんにどんなに食欲があっても、
少しでも胃に入りやすいようにと流動食にしても
吐出をしてしまうので、ウンチも出ない状況でした…。
『吐出する』ということは、食べたものを吐いてしまうだけではなく
体の水分・体力も一緒に奪われてしまうのです。
脱水症状を防ぐためにも、10月27、28、29日は毎日点滴をし
その後は10月31、11月2、4日と一日置きに点滴をしていきました。
小雪さんの吐出は、10月27日になんとか治まりました。

小雪さんが毎日のようにしていた痰を吐き出すような咳
それは誤嚥をしていたために出ていた咳でした。
小雪さんの肺は、何年も抱えてきた『巨大食道症』の度重なる吐出で
誤嚥してきてしまったことで、肺は白く曇っています。

【2005年12月1日ーバリウム造営検査】


小雪さんがしている誤嚥による咳は、肺にとても負担がかかり
肺を傷めてしまうことがわかりました。
それを少しでも防ぐために『咳止め』を服用することになりました。
この『咳止め』は、早く効果が現れる&副作用が少ないという長所がある分、
効果が短いという短所もあります。
『咳止め』を「服用し始めた当初は、咳がとても酷かったため
服用回数が一日6~7回という状況でした…。
しかし、今現在の服用回数は一日1~2回にまで減りました。

そして、今現在の小雪さんの肺の状態を知っておくために
レントゲンも撮りました。

【2008年10月29日ーレントゲン検査】


約三年前に撮影したもの(上の写真)と比較してみます。
写真をクリックすると、拡大版が見れます。

部分は、肺です。
白さが増してしまいましたが、悪化していることはないそうです。
ただ、機能は落ちているでしょうとのことでした。
部分は、気管に誤嚥してしまった異物です。
小さな異物が増えてしまいました…。この異物を取り除くことはできません。


小雪さんは『ヘルニア』(臍ヘルニアとは別です。)であることも
判明してしまいました…。
『巨大食道症』を抱えているため、薬を服用しても胃に入り体に吸収される
確実性はなく、小雪さんの体質的にも薬が合わない可能性も出てきました。
点滴と一緒にヘルニアのお薬も入れていただいたのですが、
その後の小雪さんの様子に、今まには見られなかった仕草が見られました。



写真をクリックすると、動画が見れます。
ちょっとわかりにくいのですが、寝ている小雪さんの首部分がピクンピクンと
動いているのがわかりますか?
ヘルニアのお薬以外にも『気管支拡張剤』や『プリンペラン』なども
入っているそうで、一概にヘルニアのお薬が合わないとは言えませんが…。
『プリンペラン』を調べてみたところ、副作用に筋肉のぴくつきが見られる
と書かれていました。たぶん、この原因は『プリンペラン』だと思われます。

今現在『プリンペラン』を体内に入れることはしていませんし、
これからもありませんので、安心してくださいね。

小雪さんには『内科的治療』よりも、鍼やレーザーなどの『外科的治療』の方が
向いているかもしれないとのことでした。
ヘルニアには、とにかく運動制限が重要なので、階段の上り下りは抱っこ
お散歩の時もカート乗車をしてもらい、小雪さんには安静にしてもらっています。
『巨大食道症』を抱えているうえで、『立たせ食い』&『立たせ抱き』は
生きるために必要不可欠なことです。
ヘルニアが悪化してしまって、この二つの動作が困難になってしまったら
命取りになってしまいます…。だからこそ、真剣に小雪さんにいいと思えることは
取り入れていきたいと思っています。


今現在の小雪さんの生活リズムですが…
吐出が続いてしまっていたときには、流動食を食べていましたが
吐出で炎症が起こしている食道に流動食だと、食道にあたる面積が大きく
食道に刺激になってしまう可能性があるので、小粒のフードを芯が残る程度に
ふやかしたものの方がスムーズに食道を通ってくれるかもしれません…
という助言のもと、一日3回、朝ー通常量、昼ー通常量、夕ー通常量の半分をあげ
食後の立たせ抱きをしています。



こんな感じで、我が家は再び始動しました。




よかったらテイヤ~と一発!

沈痛。

2007-05-21 23:19:09 | ●巨大食道症●
19日(土)は結局寝ることはできず、翌日の午前5時まで起きていました。
小雪さんもその時間まではグッスリ寝てくれていたんですよ。
それを見届けたら、私も寝始めようと思っていた矢先に吐出です…。
午前5時~10時まで続き、8~9回も吐いてしまいました。
小雪さんは幸い、歯茎の蒼白・震え・発熱などの症状は見られませんでした。
小雪さんの吐出物には、フードと一緒に入っているコーン・人参のフレーク状のものが
ほとんどでした。今まではこのフードを食べてきて安定していたのに、
それが吐出に繋がってしまったようです…。
小雪さんの吐出が防げるのなら、マイナスになるもの、可能性のあるものは
少しでもその要因を省いていきたいので、吐出があった日のゴハンは
以前に食べていた『アーテミス』をふやかしてみることにしました。
吐出後は『ナチュラルハーベスト アクティブ缶』とペット用牛乳を
混ぜたものをあげてみました。数時間後にはふやかしたフードに缶詰と牛乳を
混ぜたものを一食分の量であげました。夕ゴハンは同じものを半食分あげました。
3食ともに完食してくれました!!
ときどき咳が少しだけ出ますが、今のところ吐出はありません。
でも、まだまだ安心はできないので不安な夜が続いてしまいそうです…。

今日の小雪さんは、元気にしています。昼間は元気なんですよね。
昼間は食後の立たせ抱きをしなくても吐出はありません。
夕ゴハン後はベビースリングを使って、40分ほど立たせ抱きをします。



小雪さん、抱っこしている時間が長くなってくるとウトウトとし始めて、
こんなオッサン顔に変身しちゃいますよ(*≧m≦*)ププッ

小雪さんを抱っこして座っているイスの下には…



ひなたさんが伏せをして、こちらを見ております。
足を動かすことができないので困りものです( ̄∇ ̄;)
でもひなたさんは、昨日の早朝の小雪さんの吐出の時にもゲージの中で
ちゃんと起きて見てくれていました。優しい子です。

どうか、もうこれ以上、小雪さんが苦しい思いをしませんように…。



 応援よろしくお願いします<(_ _)>

    *marronさんへ* 
もしブログを見てくださっていたら、メールしていただけると嬉しいです。
marronさんとお話がしたいです♪よろしくお願いします<(_ _)>

当惑。

2007-05-12 23:59:26 | ●巨大食道症●
【当惑】→ どうしてよいか分からなくて、戸惑うこと。

ようやく落ち着いてきたかにみえた小雪さんの吐出ですが、
今朝5時過ぎに2回の吐出がありました…。
たまたま私がトイレに起きて小雪さんの様子を見てみると、なんだか呼吸が荒く
表情も苦しそうで、そのまま起きて小雪さんの様子を見ることにしました。
吐きたいけど吐くことができない…という感じで、苦しそうな表情でした。
それから20分くらいしてようやく2回の吐出がありました。
吐出後の小雪さんは歯茎の蒼白・震え・呼吸の荒さが見られ、
体を温めたり、ハチミツを舐めさせたりしましたが治まりませんでした…。
朝ゴハンの時間になって小雪さんに食べるか聞いてみましたが、
あまりいい反応が返ってきませんでした。吐気も咳もなかったので、
ナチュラルハーベスト アクティブ缶+ペット用牛乳+抗生剤
を混ぜたものをあげてみると、なんとか完食してくれました。
いつでも病院に行けるように、小雪さんの様子を見ながら支度します。
小雪さんの体温を計ってみましたが39.4℃の微熱でした。
午前11時を過ぎる頃には震えは治まり、2回目のゴハンをあげてみました。
量は一食分の半分でしたが、朝に比べると『食べたい!!』という意思表示もあって
ガッツガッツと完食してくれました!!
呼吸の荒さは食道の炎症によって起きていると思います。
2回目のゴハンを食べた後は、ゆっくりと寝てもらうことにしました。

夕ゴハンの時間になるといつもの小雪さんに戻ってくれましたが、
チョットした拍子に軽い咳が出てしまいます…。
夕ゴハンもいつも通りに要求し、こちらもガッツガッツと完食してくれました!!



小雪さんは元気にしてますから、安心してくださいね!!
今日は就寝前に咳止めをあげようと思います。
念のため、夜のお散歩も止めて安静にして、ゆっくり休ませます。

正直、ショックでした…。もうこれで、小雪さんに苦しい思いをさせないで済む…
って思い始めていた矢先のことだったので、本当に悔しいです。
私たち家族は何をしてあげたらいいんでしょうね…。
また大きく分厚い壁にぶち当たってしまいました。



 

大憂。

2007-05-03 23:23:53 | ●巨大食道症●
【大憂】→ 大きな心配事。

小雪さん、今朝も吐出がありました…。
回数は1回でしたが、今回はいつもと違いが絡んだような咳をして
吐出してしまいました。吐出後は、まだ少し痰が絡んで咳払いのようなことを
数回していましたが、幸い、咳が出てしまうことも体調を崩してしまうこともなく、
元気&食欲ともにありました!



まだまだ落ち着いていない小雪さんの吐出…。
何が原因なのかも、何がきっかけなのかもわからず、不安だけが募ります。
昼間は元気で吐出もない小雪さん。だからなおさら、夜~朝が怖いです…。
小雪さんが寝返りを打つ度に様子を見ては寝て、小雪さんが咳をすれば
背中を摩ってみたり…過度な心配と不安に襲われてしまいます。

小雪さんは7月で7歳になります。ワンコというのは人間の1歳で4歳も
年をとってしまいます。一つの季節で1歳年をとります…。

シニア世代に入ることへの不安も一緒になってしまっているのかもしれません。
かけがえのない大事な大事な子だから、吐出してしまう時間を少しでも減らしたい。
あ~もっとしっかりしなきゃいけませんね。強くならなきゃ。
去年より吐出後に病院のお世話になる回数は減っているんだから
もっと前向きにいかなきゃいけませんね。
楽しいGWなのに、こんな重い内容になってしまってスミマセン…m(._.*)m
ちょっと不安で壁にぶち当たってしまった飼い主の気持ちを書きました。

でも、小雪さんは元気にしてますので安心してくださいね。



小雪さんがオモチャ箱から取り出してきたオモチャを、ひなたさんが羨む図。
ひなたさんは、小雪さんが持っているオモチャをとても欲しくなってしまうのです。



 スミマセン!飼い主を励ましてください…。

共倒。

2007-04-30 22:53:03 | ●巨大食道症●
みなさん、GWをいかがお過ごしでしょうか?
我が家では小雪さん&飼い主共々、共倒れでございました…。
みなさんのブログに遊びにいけなくてスミマセン…m(._.*)m

29日(日)の午前6時頃、5回ほどの吐出がありました。
歯茎の蒼白(貧血)・震え・息づかいの荒さが見られました。
午前8時半まで様子を見て朝ゴハンをあげてみましたが、なんとか完食してくれました。
しかしその後の小雪さんは、震え・息づかいの荒さが治まらなかったため
病院へと行くことにしました。
午前10時に到着し、診察室に入れたのは午前11時でした…。
今の時期は狂犬病予防接種・フィラリアなどの患者さんが集中して来院していて
大変な混雑ぶりでした。小雪さんの体力がもつか心配でしたが、大丈夫でした。

診察室へと入り、小雪さん担当の先生に診ていただきます。


幸い体重の減少はありませんでしたが、体温が39.4℃と高めでした…。
吐出したことで炎症が起きて発熱してしまっているため、炎症を抑えるお薬、
息づかいが洗いため、ゆっくりと眠ることができないため安定させるお薬の
2本の注射を打っていただきました。



帰りの車中での小雪さん。いつもとは全く違う辛そうな表情です…。

帰宅後の小雪さんは、まだ息づかいが少し苦しそうでウトウトはするものの
目は半開き、前足は突っ張った状態で眠り始めました。
私も小雪さんが安心して眠れるように、お顔を撫でたりしながら付き添います。



そんな小雪さんの状況をわかっているのか、カンナさんは1階で過ごし
ひなた&珊瑚さんはそれぞれ静かに過ごしてくれていました。



体の一部分にしか当たっていない日向を浴びながら、静かに外を見つめて
過ごす珊瑚さん。とってもお利口さんでした(o^∇^o)ノ



ひなたさんも、小雪さんの邪魔にならないように静かに過ごします。
この子たちなりに小雪さんの置かれている状況を理解しているんでしょうね。
小雪さんも飼い主も、この子たちには本当に助けられてます(*´∇`*)

小雪さんは起きることなく、このまま数時間寝ていました。

そんな中、飼い主は生理になってしまいました…Σ(T□T)
三十路になってからというもの、生理の初日には熱が出てしまうのです。
昨日は38℃の熱が出てしまい、動けなくなってしまいました…。

小雪さんが起きてきたので、夕ゴハンをあげてみることにしました。
朝ゴハンの半分の量にペット用牛乳を多めに入れ、離乳食のような状態にしたものを
あげてみると、見事に完食してくれました!!
飼い主に熱があっても、小雪さんの辛さに比べたらクソみたいなもんなので
食後はいつものように立たせ抱きをしました。
夜中、何度も何度も小雪さんの様子を確認しては寝て…を繰り返して
小雪さんは無事に吐出のない朝を迎えることができました。
私の熱も朝には下がっていました( ̄∇ ̄;)


小雪さん、元気ですよ!!

昨日、病院での診察の時にカルテを見せていただいたのですが、
昨年も4月に吐出が多かったことに気がつきました。
しかし、昨年より吐出後に病院のお世話になることが減った
ということもわかりました。
4月も今日で終わりですが、まだまだ油断はできません…。
フードをふやかす水分量を増やしてみたり、ふやかしたものを潰してみたりと
試行錯誤をしているんですが、まだまだ飼い主の努力が足りないようです。

どうか、これ以上、小雪さんが辛い思いをしませんように…。



 頑張った小雪さんにご褒美の一発を♪