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★小雪・カンナ・ひなた・珊瑚・小雨のcogi-log★

先天性巨大食道症とリウマチと闘い、お空へと旅立った小雪さん&その娘カンナさんの思い出と、新入り小雨さんのコギ日記です。

★★ 自己紹介 ★★




★小 雪★ (♀) 2000.7.1~2012.5.11
         先天性巨大食道症を抱え、のちにリウマチを発症し
        誤嚥性肺炎を何度も患いながらも、たくさん頑張ってくれました。

★カンナ★ (♀) 2001.8.2~2013.1.9
        小雪さんの娘。
        右肺中葉部分に約3cmの組織球性肉腫が見つかり、
        右肺中葉切除手術を受ける。
        のちに椎間板ヘルニア ハンセン2型を患い手術。
        大きい手術を2回、入院3回と10才を過ぎてからは
        辛いことが続いてしまいましたが
        たくさん頑張ってくれました。

★珊 瑚★ (♀) 2004.5.8          ★ひなた★ (♂) 2004.5.8
        カンナさんの娘。               カンナさんの息子。
        2012年に癲癇を発症。
        
★小 雨★ (♀) 2012.11.7
        2013年2月12日に家族となる。
        大泉門(頭蓋骨の頭頂部に穴がある)が閉じていませんでしたが、
        現在は問題なし。
        体重が7kgほどミニコギさんです。


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黒白。

2012-04-11 15:31:33 | ●通院記録(C/SO)●
先日23日、セカンドオピニオンにて、カンナさんはCT検査を受けてきました。
結果からお話ししますと、腫瘍と思われるものは見当たらず
血液検査も異常なし、このときに切除手術をした右肺中葉部分には
その上下の肺が無くなってしまった部分を補うように、隙間を埋めていました。
これらの結果を踏まえて、『CCNU(抗がん剤)を服用しての予防はなし』ですが
腫瘍ができないという補償はどこにもないので、CT検査は二ヶ月に1回から
三ヶ月に1回という間隔で行っていくこととなりました。

この日は小雪さんも診ていただきました。
先日の【誤嚥性肺炎】を起こしてしまった際に、リウマチの治療薬である
プレドニゾロン(ステロイド)の接種と、メトトレキサート(自己免疫抑制剤)の服用を
約三週間ほど中断していました。
そのせいか、体のピクつきなどの痛みの症状は見られなかったものの
排便の際に前足に体重がかかることを避けるようになり、排便が二日に1回になり
ときには肛門に体温計を入れて刺激し、排便を促すこともありました。
このことを担当医の院長先生にご相談し、診察していただきました。
小雪さんの血液検査でCRP値を測定したところ、
                       【基準値】
 2月24日 測定 CRP over(測定不能)  0~1mg(正常)
            ↓         1~10mg(やや高い)
 3月2日 測定 CRP 5.6mg/dl      10~20mg(高い)
                      20mg以上(非常に高い)
 3月23日 測定 CRP 0mg/dl 

体内に炎症は見られませんでしたが、痛みの前兆が現れている可能性も考えられるため
メトトレキサート(自己免疫抑制剤)を服用し始めたときと同じ間隔の、
一日置きの服用に戻すことになりました。
この間隔での服用期間は、効果の出る(小雪さんの場合)約一ヶ月間です。
約一ヶ月間は一日置きに服用をして、効果が出たところで二日置きの服用に戻します。


そしてこの日は、以前にお願いしていた検査の結果を聞くこととなりました…。
その検査とは、【DM遺伝子検査】です。
我が家で検査をしてただいたのは、カンナさん、ひなたさん、珊瑚さんです。

【DM(変性性脊髄症)】という病気はコーギーにとても多く、10才前後に発症し、
ゆっくりと進行し、発症から約三年前後で呼吸障害が現れて亡くなってしまいます…。
まだまだ解明できていないことが多く、診断方法も確立されておらず、
治療法も確立されてはいません。
私も一昨年ほど前にこの病気を知り、自分なりに調べて
ホームドクターの担当医に尋ねてみましたが、全くご存知ではありませんでした…。
獣医さんによっては、まだ知らない方がいらっしゃるかもしれませんが、
ご家族にコーギーさんがいらっしゃるなら、【DM(変性性脊髄症)】という病気を
獣医さんにお尋ねになってみたり、お調べになられることをおすすめいたします。

【DM遺伝子検査】の結果ですが、

3コギ【陽性】でした…。
ひなた&珊瑚さんの母犬であるカンナさんが【陽性】なら、
その子犬は必然的に【陽性】になります。
ただ、カンナさんの母犬である小雪さんの【DM遺伝子検査】は見送ったこと、
カンナさんの父犬、ひなた&珊瑚さんの父犬の【DM遺伝子検査】は
行っていないことから、母犬と父犬のDM遺伝子がペアで陽性であれば、
DMを発症するリスクがあることがわかっていますが、
それで100%発症してしまうのか、しないですむのかはわかりません。
カンナさんもひなたさんも珊瑚さんも、ペアで陽性なのかはわかりません。

この結果を受けてとてもショックでいっぱいですが、
まだまだ【DM(変性性脊髄症)】はわからないことばかりで、
この先この子たちがどうなっていくのかもわかりません。
小雪さんだって【リウマチ】で歩くことができませんが、【DM(変性性脊髄症)】も
併発している可能性だってわかりません。
カンナさんだって、【ヘルニア ハンセン2型】と併発している可能性だってわかりません。
わからないことばかりだからこそ、不安だけでこれからの時間を過ごすのは
とてももったいことですし、共に同じ時間を生きている4コギさんにも失礼ですし、
何もわからない状態で諦めてはいけないと思っています。
後悔しないなんてことはないとは思いますが、共に過ごせる時間を大切に
いつもと変わらない笑顔で過ごせるように、今を無駄にしないようにしたいなと
思えるようになりました。
心が弱虫なので、弱虫なりに、もがいて足掻いて受け止めていきます。


激賞。

2012-03-07 22:37:33 | ●通院記録(C/SO)●
カンナさんの【手術編】のアップまでに、だいぶ時間を置いてしまいました。
小雪さんが2月22日に『誤嚥性肺炎』を起こしてしまいまして、
とても大変な時間を過ごしておりました。
またそのこともアップさせていただきたいと思います。


1月18日(水)午後3時、手術開始でした。



カンナさんの【椎間板ヘルニア ハンセン2型】の手術ですが、
術後の腰の筋肉がバランス良く、均等になるように、
脊椎の片側からだけの手術ではなく、脊椎を中心に右側からと左側からと
工夫をして手術をしていただくというお話でした。
執刀してくださるのは、小雪さん&カンナさんの担当で
カンナさんが昨年、肺の腫瘍切除手術を執刀してくださった先生です。

今回の手術では、麻酔のアレルギーもないことがわかっていましたし
命に関わる手術ではないので、前回の手術の時よりも
気をしっかりともって、カンナさんの手術が無事に終えるまでの時間を
待つことができました。
まあそれも、この方が待機室でこんな感じだったからっていうのもありまして…



↑小雪さん、カンナさんが手術を頑張ってくれている間
いびきをかいて寝ておりました…(ノ_-;)
昨年の肺の腫瘍切除手術のときには、こんな緊張感のない様子ではなかったので
きっと、小雪さんなりに『カンナは大丈夫なのよ』って
わかっていたのかもしれませんね。
小雪さんのこの表情のおかげで、主人も私も救われました。


今回の【椎間板ヘルニア ハンセン2型】の手術は、
とても細かい作業、脊椎や多くの神経がある場所となったので
どうしても出血が伴ってしまうため、椎間板を切除しては出血、
出血が治まるまで待ち…を何度か繰り返しながら、約3時間に及びました。



↑切除した椎間板です。
この『椎間板』の色や状態からしても問題はないでしょうということでしたが、
カンナさんは『組織球性肉腫』ができたことから、念には念をということで
切除した『椎間板』を組織検査へ送ることになりました。

→組織検査の結果は問題なしでした。

カンナさんの麻酔が覚めるまでの間、麻酔担当の獣医さんと看護婦さんが
撫でてくれながら様子を見ててくださいました。
麻酔から覚めたところで、入院用のゲージへと入りました。



↑カンナさん、この写真の状態では、まだボ~っとしている状態です。
私たちが窓越しに見ていて目が合っても、まだ『???』という感じでした。
カンナさん、今回も本当に頑張ってくれました。
かなりの大きな縫合で痛いはずなんですが、翌日の朝ゴハンは完食だったそうで
病院のみなさんが驚かれていたそうです…(^_^;A


手術から6日後の1月24日(火)に、カンナさんの面会へと行ってきました。
カンナさんは、セカンドオピニオンでの入院は今回で2回目です。
お電話でカンナさんの様子などを度々聞かせていただいたことや、
獣医さんと看護婦さんたちの手厚い管理の元でしたので
とても穏やかな気持ちでカンナさんに会いに行くことができました。



↑カンナさん、とっても柔らかで穏やかな表情でした。
肺の腫瘍切除手術後の入院からでしょうか。
カンナさん、今まで以上に主人にとても甘えるようになりました。
困ったとき、辛いとき、助けてほしいとき、寂しいとき…そんな状況のときに
真っ先に主人の元へ行くようになりました。
主人にとってもカンナさんの2回にも及ぶ手術は、カンナさんを今まで以上に
もっともっと大事に思うきっかけになったことが、お互いにその気持ちを
再確認する機会にもなったんじゃないかなと思います。

カンナさん、こんないいお顔を見せてくれていますが
手術をした腰はこんな大きな傷でした。



カンナさんはこの面会の翌週1月31日(火)に、無事に退院しました。
術後は、固い地面で歩くリハビリの日々が続いています。
あまり無理をさせず、カンナさんの右後ろ足の状態を見ながらのリハビリで
筋肉をつけていけるようにしていきたいと思っています。

現在、術後一ヶ月半が経ちましたが大きな変化はありません。
でもカンナさん、頑張ってますよ!
また追ってその様子をお伝えできたらと思っています。

長く拙い文章を読んでいただき、ありがとうございました。

希求。

2012-02-15 02:07:23 | ●通院記録(C/SO)●
カンナさんの手術の詳細のアップが、だいぶ遅くなってしまいました。
今回の記事も拙い文章で、とても長くなってしまうかと思いますが、
読んでいただけますと幸いです。
【原因追及編】と【手術編】の二部に分けてアップしていきたいと思います。



昨年の8月あたりから、カンナさんの右後ろ足にナックリングが見られるようになりました。
そのナックリングに気づいてすぐに、ホームドクターの担当の先生に診ていただきましたが、
ナックリングが見られているのにもかかわらず、そして足または腰の問題にもかかわらず
レントゲンを撮ることもせずに、体重が1kg以上も増えてしまったからと
一週間のステロイドの服用となりました。
しかし1kg増えていたというのは、カンナさんのカルテを見ていたのではなく
珊瑚さんのカルテを見ていたためだとわかりました。
その診察方法、結果にも疑問を感じましたが、カルテの見間違いにも
しこりが残る結果となりました。

その後、小雪さんの『リウマチ』を診断していただいたセカンドオピニオンでの
CT検査、脊椎造影検査をお願いすることにしました。
しかし、ナックリングの原因を見つける前に、肺の腫瘍が見つかってしまい
命に関わるものを優先していたため、原因追及に三ヶ月かかってしまいました。
カンナさんのナックリングの原因には、いくつかの要因が考えられました。

   ●DM(変性性脊髄症)
   ●組織球性肉腫(肺にできた腫瘍と同じもの)
   ●椎間板ヘルニア


カンナさんのナックリングの原因が、コーギーに特に多く、原因もわからず
確実な診断方法も有効な治療方法も見い出されていないDM(変性性脊髄症)
脊椎に組織球性肉腫(肺にできた腫瘍と同じもの)ができてしまっていたら
場所的に摘出するのは不可能で、抗がん剤での治療となること…。
この2つに当てはまってしまったらと考えるだけで、カンナさんの残された時間の
カウントダウンが始まってしまう…そんな恐怖との闘いでした。

しかし、カンナさんの様子を毎日気をつけて見ていると
ナックリングの原因がDM(変性性脊髄症)ではないんじゃないか?
と思える変化を感じました。
DM(変性性脊髄症)というのは、10才位から症状が現れ、
ゆっくりと長い時間(約三年ほど)をかけて進行していきますが、
カンナさんのナックリングの状態は、約三ヶ月の間に
爪を地面に『シャーシャー』と擦れる程度だった状態
           ↓
右後ろ足がひっくり返ったままの状態で立つようになる
           ↓
右後ろ足が『カクン、カクン』と屈伸して歩くようになる。

この状態の変化の早さからして、DM(変性性脊髄症)が原因というのは
考えにくいんじゃないかと感じました。
DM(変性性脊髄症)の可能性は犬種的に最後まで捨てきれませんが
このナックリングの原因ではないと思ったのです。

わかりにくいですが、カンナさんの歩いた時の状態の動画を添付しました。



↑クリックすると、動画が見れます。
右後ろ足に注目して見ていただけると、歩き方が普通ではないことがわかります。

昨年の12月26日に行ったCT&脊椎造影検査によって、暫定診断ですが
ナックリングの原因が特定することができました。
カンナさんのナックリングの原因となっていたものは、
【椎間板ヘルニア ハンセン2型】というものでした。
ちなみに、ハンセン1型というのが3~7才の間に急激に発症する椎間板ヘルニアで
繊維輪が破れて椎間板が飛び出して脊髄を圧迫して、急に立てなくなってしまったりする
急性のヘルニアになります。

カンナさんが発症した【椎間板ヘルニア ハンセン2型】というのは、
繊維輪自体が変形(ハンセン2型)して脊髄を圧迫して症状が出ます。
詳しくは、こちらを参照していただくとわかりやすかと思います。
長い時間をかけて椎間板が脊椎を圧迫しているので、神経が死んでしまっている可能性もあり
手術をしたとしても、以前のように元通りになることは難しい可能性があります。
ハンセン1型のヘルニアに比べると10~20%ほど完治率は低くなります。

カンナさんの脊椎を圧迫していた箇所ですが、
   T:胸椎、L:腰椎、数字は位置を示します。

  T12ーT13 左側 <軽度>
 ●T13ーL1 腹側 <軽度>
 ●L1ーL2 左側 <中度>
 ●L2ーL3 左側 <軽度>
 ●L3ーL4 右側 <中度>

圧迫が<中度>の箇所の前後四カ所(●部分)の椎間板を切除する手術を
お願いすることにしました。
手術をしていただいても、以前のように普通に歩くことができないかもしれませんが
無処置のままでいたら、更に症状は悪化して麻痺も進み、
歩くこともできなくなってしまうかもしれません。
でも手術をしていただくことで、原因となるものを排除することができれば
今以上の悪化を防ぐことはできると考えました。

いろんなタイミングが重なって、昨年11月の手術で助けていただいた大事な命で、
カンナはまだまだ生きてくれる子ですから、その先の犬生が少しでも穏やかに
不自由のない体で歩ませてあげたいのです。

カンナさんの手術は、2012年1月18日に行われました。

次回は、【手術編】をお伝えしたいと思います。
長い拙い文章を読んでいただき、ありがとうございました。

 

不測。

2012-01-16 14:19:41 | ●通院記録(C/SO)●
今日は、年表(★2)についてお話したいと思います。

カンナさんは、2011年10月22日に『CT検査』を受けました。
当初、初診で小雪さんが痛みの原因を見つけるために
『CT検査』を受けるかもしれないということでしたが、
『巨大食道症』を抱える小雪さんは、全身麻酔が必要な『CT検査』は
命の危険があるため中止となりました。
その分の予算が浮いたので、カンナさんの右後ろ足のナックリングを
診ていただこうということになり、『CT検査』をお願いすることになりました。

この日の病院(セカンドオピニオン)は、急患で緊急手術のため
カンナさんの『CT検査』の結果は精査をして後日ということになり
病院をあとにしました。
しかし、帰りの高速道路の道中に、病院からの電話がありました。
『今回のCTで大変気になるものが見つかりました。
次回の診察日まで時間を置きたくはありませんので、
数日中に来院できますでしょうか?』
というものでした…。

翌々日の10月24日の病院の休憩時間に、カンナさんのCTの結果を
お聞きすることになりました。
カンナさんのCT画像を見ながら、お話をお聞きしました。
『カンナちゃんの右肺中葉部分に約3.8cm大の腫瘍が見つかりました。
けっこう大きなもので、中葉の根元部分に腫瘍ができていて
心臓にも非常に近く、癒着している可能性もあります。
カンナちゃんに咳や息切れなどの症状は全く見られないのですが、
あと一ヶ月経過していたら、もう症状は出ていると思います。』




今回たまたまカンナさんのCTを撮っていただこうと思ったことが、
こんな結果になるなんて考えてもいませんでした…。
たまたま撮っていただいたからこそ、見つかった肺の腫瘍。
CTを撮ってくださった獣医さんが腰の部分を撮る前に
胴体全体を撮ってくださったときに見つけてくれた肺の腫瘍。
我が家の小雪さんを見てくださっている院長先生は腫瘍を勉強されている偶然。
いろんな偶然が重なって見つかってくれた肺の腫瘍。
頭ではわかっているんです。見つかったからこそ繋がるカンナさんの命。
でも、心がついていけない…。
なんでカンナさんが…。なんでうちの子が…。
小雪さんにばかり気が向いてしまっていたからじゃないか…。
カンナさんのことが疎かになっていたからじゃないか…。
情けなくて、申し訳なくて、カンナさんを失ってしまう不安、怖さ、
カンナさんが元気になった今でも忘れません。

手術をすることを前提に、肺の腫瘍のこと、手術のこと、術後の入院についてなどの
お話をお聞きしました。

●カンナさんの肺の腫瘍は、開けてみないとどのような位置で大きさで
 癒着の度合いなどわからないということ。
●切除できないと判断した場合は、そのまま閉じることになること。
●腫瘍は根元にあるので、マージンが十分に取れない可能性があること。
●他の肺、リンパに転移している可能性もあること。
●腫瘍を切除できた場合、その腫瘍と腫瘍の周囲の細胞、リンパの細胞を採取し
 病理組織検査に出すこと。
●転移が見られた場合、化学療法(抗がん剤など)の治療も考えなければならないこと。
●術後3日間は酸素室での入院になること。
●入院は10日間前後になること。

カンナさんの手術に執刀してくださるのは院長先生です。
カンナさんの『右肺中葉切除手術』2011年11月4日 午後2時に決定しました。

手術が決定した日から手術当日までは10日間。
まったく先の見えない現実…。
だけど腫瘍の状態は開けてみなければ何もわからない、何も始まらない。
毎日毎日、怖くて泣いてばかりいました。
でも、今まで当たり前にできたこと、やってきたことをちゃんとやろう。
飼い主父の入院でできなかった、カンナさんの10才のお誕生日をお祝いしよう。
大好きなケーキも食べてもらおう。





カンナさんが大好きな車にもたくさん乗ろう。
カンナさんに笑顔でたくさん話をしよう。
カンナさんがしたいこと、してほしいことは、できる限り叶えよう。
主人は本厄だから、ちゃんと厄払いにも行っておこう。
そのときには4コギさんの写真を身につけて行こう。
カンナさんが入院中に寂しくないように4コギさんの写真を持たせよう。
カンナさんが入院するゲージに4コギさんの写真とお守りを貼ってもらおう。

この10日間、カンナさんとの時間を大事に大事に一緒に過ごしました。
後悔しないことなんてきっとないですけど、カンナさんにとって
幸せな時間であること、穏やかに家族揃って過ごすことが大事なんだと。
カンナさんがどんな状況になろうとも、決して目を反らさず、逃げず、
最期のそのときまで共に生きていこう。
苦しいのはカンナさん、痛いのも、怖いのもカンナさん…。
小さなその体で、生きるために、家族みんなで過ごすために病と闘うカンナさん。
どうか、どうか、カンナさんの腫瘍が取れるものでありますように…。


2011年11月4日(金)天気は晴れ。
手術は午後2時半からですが、血液検査24項目、血液検査31項目、血液凝固検査、
血液型検査のため、午前9時半にカンナさんを預けました。

午後2時半。
麻酔前検査はCT撮影のときに済ませてあり、これと合わせて血液検査にも
問題は見られなかったので、予定通り手術開始です。
カンナさんの手術中は、私たち家族は別室の窓越しに様子を見ることができるので
手術が終わるまで見守ることにしました。

カンナさんは吸引麻酔で眠り、右肺部分の毛を刈られ、手術台に横たわっていました。
執刀してくださっている院長先生の手が止まってしまうんじゃないか…
腫瘍は取れる状態のものではなく、すぐに閉じてしまうんじゃないか…
そんな不安と闘いながら、カンナさんを見守ります。
院長先生の手がずっと動き続けていることに、第一段階の肺の腫瘍の切除を
クリアできていることに希望を繋げました。

約2時間ほど経過した頃でしょうか。
院長先生の手が縫合に入り、まもなくして手術は終了しました。
カンナさんは麻酔が覚める前に、酸素室へと入りました。
肺の一部を切除したため、肺の機能が低下してしまうので酸素室には3日間入ります。
そして、院長先生が手術の説明、その後の入院生活、今後の治療のことについて
お話をしてくださいました。
カンナさんの肺にできた腫瘍はゴルフボールほどの大きなものでした。



↑写真をクリックすると実際の写真が見れますが、とてもお見苦しいものですので
 苦手な方はスルーなさってくださいね。

『カンナちゃんの腫瘍は、すぐ後に心臓があり、大きさもあり、且つ根元にあったため
十分なマージンは取りきれていない可能性があります。
やはり癒着している部分がありましたので、その部分を切って縫合してあります。
他の肺に腫瘍は見られませんでした。
この腫瘍が【肺腺癌】だったら、突発的にできてしまったものと考えられるので
転移や化学療法での治療は考えにくいですが、他の癌だった場合には
リンパへの転移も考えていかなければなりません。
まずは、切除した腫瘍を病理組織検査へ出します。その結果が出てから
今後の治療方針などを決めていきましょう。』
というお話でした。

カンナさんが入院しているセカンドオピニオンは、我が家からは
100kmほど離れた所にあるため毎日の面会が無理な状況でした。
でも、主人の仕事の休みのときには毎回、
小雪さん&ひなたさん&珊瑚さんを連れて面会に通いました。
術後3日目に面会に行ったときには、酸素室で背を向けて寝ていたため
窓越しに見るだけの面会となりましたが、カンナさんの姿を見ただけで
手術の大変さ、体への負担の大きさが十分すぎるほど伝わってきました。
カンナさんの状態は安定していて、翌日には酸素室から出られるとのことでした。

次回の面会まで日にちが空いてしまうので、毎日病院へとお電話させていただき
入院担当の獣医さんがカンナさんの様子などをお話ししてくださいました。
そして、術後8日目にしてようやく、カンナさんとの再会が叶いました。



↑カンナさん、飼い主~ズ+小雪さんに会えたことで興奮してしまい
普通ならまだ吠えられる状態ではないとのことでしたが、もう吠えまくりで
院長先生も『病院ではとっても大人しくていい子にしてるんですが、
やっぱりご家族の方が見えられると興奮しやすいんですね。
でもこれだけ吠えられれば、退院も近いですよ。』とおっしゃってくださって
ここで少しだけホッとできた瞬間でした。
カンナさんが興奮してしまうので、短い面会となりました。

カンナさんの右前足のすぐ後ろ部分には、痛々しい手術の跡がありました。



術後10日目に退院できる状態でしたが、主人の仕事の都合がつかず
術後11日目の2011年11月16日に無事退院となりました。
しかし、カンナさんの退院の日を迎えるまでに、
実家の愛犬メイ(M.ダックス/17才/♀)がお空へと旅立ってしまいました…。
本当に本当に可愛い子で、私の人生の半分を共に生きた子だったので
自分の体の半分がなくなってしまった喪失感でいっぱいになりました。

カンナさんの退院から12日後、再診と抜糸、病理組織検査の結果がでました。
結果は【組織球性肉腫】というものでした。
肉腫=癌=悪性ということになりますが、今回の病理組織検査は
確定的な診断をするために『免疫染色』を実施し、それでも原因がわからず
原因追及のため『特殊染色』も実施しました。

【組織球性肉腫】というのは、血液中に肉腫の原因となる物質が含まれているので
血液があるところすべてに肉腫ができてしまう可能性があるということです。
ただこれからまたできてしまう可能性もありますし、このままできない可能性もあるため
1~2ヶ月に一度のCT撮影を実施していくことになりました。
院長先生のお話では、悪性の強い肉腫ならすぐに結果が出ますが
今回のようなケースはとても珍しいことで、悪性の肉腫には分類されますが
良性と悪性の中間より少し悪性寄りになるということでした。
幸いカンナさんの肺には腫瘍の取り残しなどはなく、リンパへの転移もなし
という結果をいただくくことができました。

ホームドクターの担当の先生は、カンナさんの大きな手術~入院、
メイちゃんの逝去のことなど、飼い主の置かれている苦しい状況を
お話ししましたが、相変わらず頑な態度の硬化は変わりませんでした…。
今回、カンナさんの肺に見つかった腫瘍は、レントゲンでも十分に確認できるほどの
大きさのものでした。以前にホームドクターでの右後ろ足のナックリングの診察で
レントゲンを撮ってくれていたら、もう少し早い段階で発見できたのではないかと
今でも思うことはありますが、きっとホームドクターでは手術経験のない部位、
難しい腫瘍の位置などが考えられ、大学病院を紹介という形になったでしょう。
大学病院ではなく、検査~発見~手術とセカンドオピニオンで一貫してできたことも
本当にいい結果だったと思っています。



↑写真右から…小雪さん、カンナさん。


手術から二ヶ月弱後の2011年12月26日に、術後の肺の状態と
ナックリングの経過推移を診ていただくために、CT撮影、CT脊椎造影を実施しました。
まだその詳細は後日改めてアップしたいと思います。

長い長い拙い文章を読んでいただき、ありがとうございました。