どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

新富座こども歌舞伎

2019年11月04日 00時15分26秒 | 読書・歴史
文化の日、銀座の泰明小学校にて『新富座こども歌舞伎』の公演があった。
泰明小学校は銀座のど真ん中にある小学校で、
アルマーニの制服を採用したことで話題にもなった。
卒業生には、島崎藤村や北村透谷など多くの著名人がいる。

江戸時代、銀座周辺にはたくさんの芝居小屋があり、
芝居は庶民の暮らしに身近な文化として愛されてきた。
その歌舞伎をこどもたちに体験してもらおうと
町内会や小学校の協力を得て『新富座こども歌舞伎』は発足した。

泰明小学校での公演は8回目となる。

客席250は満席で立ち見も多数いた。

演じるのはこども達だが、
笛や太鼓、三味線や唄、さらには舞台裏方など、
盛り上げるのは父兄や卒業生、町内会の面々だ。

こども歌舞伎というけれど、
大人もこどもも地域一体となった本格的なものだった。

これは相当な練習と準備をしなければ実現できるものではない。

会の代表が挨拶でいっていたが、まさにワンチームだった。

歌舞伎座や新橋演舞場がある銀座では、
今も庶民に歌舞伎が根付いている。

会場には外国人も多数来場していた。

中央区長が、来年はオリンピックで、より多くの外国人が訪れる。
銀座から歌舞伎など日本の文化を発信し続けたい!
と、力強く言っていた。

文化の日、日本文化の奥深さを実感した。


まずは「口上」・・かなり長文だったが、
メリハリのきいた見事な口上だった。


三人吉三巴白浪 大川端庚申塚の場


白浪五人男 稲瀬川勢揃の場


特別ゲストは歌舞伎俳優の中村莟玉(かんぎょく)氏
今夜も歌舞伎座で出演するという大変忙しい中、駆けつけていただいた。
こども歌舞伎をずっと見守り、
(たまたま私は彼の後ろの席で見ていたので様子が目に入ったが、
 実に楽しそうに、また頼もしそうに舞台を見ていた)
終了後は一人一人にとても丁寧にインタビュー形式で声をかけた。

現役の人気歌舞伎俳優と身近に交流があるとはすばらしいことだ。

この地域で歌舞伎をやりたい!
というこどもが多いのもうなずける。




















コメント
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