どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

無一物中無尽蔵

2018年04月25日 21時30分04秒 | 読書・歴史
禅の言葉らしい。

無一物中無尽蔵

~むいちぶつちゅうむじんぞう~

何もない中に、すべてがある、無限にある・・・という意味だ。

江宮隆之著:「朝鮮を愛し朝鮮に愛された日本人」
この本では、8人の日本人を紹介している。

曽田嘉伊智(そだかいち)の物語の一節で
この言葉が出てくる。

彼は日本植民地時代の朝鮮で、
私財をなげうち、
多くの孤児の父として生涯を終えた。

おそらく彼の頭の中では、
自分が何人で相手が何人かなど、
考えてはいないだろう。

人はみな、一個の人間なのだ。


生まれてくるときは裸だ。

金も持たないし、地位も見栄もない。

そして、死ぬ時も同じだ。

生きていくうちに、いろんな欲にとらわれるが、
年を重ねてくると・・・

自分のことしか考えない欲の深い人間は、
お金持ちでも地位が高い人でも、
貧しく見えてくる。

無一物中無尽蔵・・・何もない中にすべてがある。

まだ、この境地には到らないが・・・

大切にしたい心の風景だ。


朝鮮を愛し、朝鮮に愛された日本人(祥伝社新書323)
クリエーター情報なし
祥伝社







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