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5種類の新型コロナワクチン

2024-10-01 | 健康
『5種類の新型コロナワクチンのそれぞれの特徴は?」

   忽那賢志感染症専門医 9/28 Yahooニュース
  

1)新型コロナワクチンの定期接種の対象は?

○2024年10月1日からの新型コロナワクチンの定期接種の対象者は、
・65歳以上の方
・60歳〜64歳で心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり身の周りの生活を極度に制限される方
・60歳〜64歳でヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能の障害があり日常生活がほとんど不可能な方

○接種できる期間は、2024年10月1日から2025年3月31日まで

○今回の定期接種では対象者にも自己負担が発生
 定期接種の対象者以外の方も新型コロナワクチン接種は可能ですが、全額自己負担となるため15000〜16000円くらいの費用

2)定期接種として接種できる新型コロナワクチンの種類は?

定期接種として接種できる新型コロナワクチン(忽那先生作成)

○以前から接種可能であったもの
 ・ファイザー、モデルナのmRNAワクチンと武田薬品の組み換えタンパクワクチン、新しい変異株であるJN.1に対応

○今回新たに承認
 ・第一三共のワクチンはスパイク蛋白質の中の特定の領域(RBD: 受容体結合領域)のみを標的としているが、mRNAワクチンと大きな違いはない
 ・Meiji Seikaファルマは、大きな括りとしてはmRNAワクチンに分類、自己増幅型mRNAワクチンと呼ばれる新しい技術を用いたものであり、これまでよりも長期間スパイク蛋白質を産生させることで抗体価が高くなり、より長い期間ワクチンの効果が続くことが期待される

3)JN.1対応ワクチンは今の新型コロナに有効なのか?


今主流である変異株KP.3に近い変異株であるJN.1に対応したワクチンですので、接種することで感染や重症化を防ぐ効果が期待

ただし、オミクロン株が主流になって以降は、ワクチンによって感染を防ぐ効果は当初ほど高くはなく数ヶ月で低下することから、感染を防ぐことは難しくなっている

一方で、重症化を防ぐ効果はオミクロン株が主流になって以降も保たれており、接種後半年程度続くことから、近年は「重症化を防ぐためのワクチン」という位置づけ

4)新型コロナワクチンの副反応は?


副反応としては、接種した部位の腫れ、痛みなどの局所症状と、発熱、だるさ、頭痛などの全身症状

mRNAワクチンでは従来のワクチンと比べてこれらの副反応が多い傾向にあり、
組み換えタンパクワクチンはmRNAワクチンよりも副反応が少ないと報告

5)結局、どのワクチンを、いつ打てばいいのか?

忽那先生の私見

○これまでもmRNAワクチンを接種してこられた方で、副反応についても特に大きな問題のなかった方
  ⇒これまで通りファイザーやモデルナのワクチン

○副反応が心配、あるいはこれまでにmRNAワクチンを打って副反応が強く出たという方
  ⇒組み換えタンパクワクチンを検討。
   ただし、組み換えタンパクワクチンは有効性においてはmRNAワクチンよりも劣る可能性

なるべく早い時期に接種をして備えておくのが良い
定期接種の対象となっている方は、ぜひ接種を検討

と先生は勧めています。


今年の秋も、インフルエンザに続き、新型コロナワクチンの接種をしたいと考えています。