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温暖化が植物にも悪影響?!

2023-08-26 | 植物etcアルバム
このままでは暑すぎて植物が光合成できなくなり世界の熱帯雨林が消滅する

気候変動により植物の葉が光合成できないほど熱くなり、最終的に世界の熱帯林が崩壊する危険性があるとの論文が、科学誌・Natureに掲載に掲載されました。

◎アメリカ・チャップマン大学の環境科学者であるジョシュア・フィッシャー氏らの研究グループ

・熱帯林の樹冠のピーク温度は平均して34度で、一部は40度に達していることが確認
・さらに、高い位置にある葉の約0.01%は、光合成機構の機能不全が始まる温度の推定値である約46.7度を上回っている
・この数値は、非線形に跳ね上がり、今後急速に上昇する危険性

・高温の影響をシミュレーションでは、葉の周囲の温度が現状から3.9度上昇すると、水を蒸散させる働きがある葉の気孔が閉じられてしまい、葉が枯れてしまうという結果
・葉の枯死により、冷却能力が落ちたり光合成ができなくなったりすると、残りの葉や枝、そして樹木全体が枯れてしまう連鎖反応が発生し、その影響はやがて熱帯林全体の減少へと発展

◎論文の筆頭著者であるノーザン・アリゾナ大学のクリストファー・ダウティ氏は、

・「葉の10%が枯れると、枝を冷やすことができなくなって枝全体が熱くなります。これによって木が枯れれば、森林全体で同じことが起きると予想できます」

・今回の発見にもかかわらず、科学者たちは希望を捨てておらず、人類が炭素の排出を抑制し、熱帯林の大量死を回避するまでにはまだ時間が残されている

・「私たちが示した熱帯林の消滅モデルは逃れられない運命ではありません。むしろ、基本的な気候緩和策でこの問題に対処できることを示唆しており、さらなる研究を要する重要な分野の特定に役立つものです。また、炭素の高排出や森林伐採を回避することで、炭素や水資源、生物多様性などの重要な領域の未来を守ることができることも示しています」

とコメントしています。

先日、挿し芽挿し木の実習を受けましたが、その話の中で、
今年の発根状況はよくない。
挿し芽挿し木の作業時期を6月と7月で分けて考えると7月に行ったものは、気温が35度Cを上回っていて、発根の成績が悪いとのこと。



温暖化が、身近なところから広く地球規模での問題にまで繋がっています。