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20200408 start!

ソーシャルディスタンスを縮めるよう、交流の場をスタートしました。

平均寿命が男女とも2年連続で縮まる

2023-08-01 | 健康
7月28日に厚労省から二つの統計結果が公表されました。

1)人口動態統計速報(令和5年5月分)

ほぼ、今年の5月は、前年並みの水準ということですが、コロナの影響がまだ表れていないと考えられる2020年と比較してみると増えていることがわかります。
                            2023年/2022年

                            2022年/2021年

                            2021年/2020年



2)令和4年簡易生命表

・男の平均寿命(0歳の平均余命のこと。以下同じ)は 81.05年、
女の平均寿命は87.09年となり
前年と比較して男は 0.42年、女は0.49 年下回っている。

・主な年齢の平均余命をみると、男女とも全年齢で前年を下回っている。(表1、表2)




・平均寿命の前年との差を死因別に分解すると、
男は悪性新生物<腫瘍>などの死亡率の変化が平均寿命を延ばす方向に働いているが、
男女とも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、心疾患(高血圧性を除く。以下同じ)、老衰などの死亡率の変化が平均寿命を縮める方向に働いている(図1)。

図1 平均寿命の前年との差に対する死因別寄与年数(令和4年)




参考資料3-2 特定死因を除去した場合の平均余命の延びの推移


この点について、中澤教授は以下のようにコメントしています。

ゼロ歳損失余命は去年でも男性0.24年/女性0.20年と、悪性新生物の男性3.19年/女性2.74年、心疾患の男性1.41年/女性1.19年、脳血管疾患の男性0.66年/女性0.58年、自殺の男性0.60年/女性0.34年に比べるとかなり小さい。
とはいえ、これはまだ去年のさまざまな対策をしていた時点での話なので、ほとんどすべての対策をやめてしまった(略)今年5月以降にどうなるかは注意しておくべきだろう。

必要な対策は、きっちり国民に求めるという姿勢が大事ですね。
対策が後追いにならないよう国の対応が必要です。