郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

教師志望の大学生が減った理由についてに一考察

2024年07月01日 | 日記
最近、私が感じていることです。
大学生の人たちの教師志望が減っていることについてです。


私自身の見方の一つとして
「子ども(児童生徒)を叱ってはいけない。教え諭す。」
ということがある気がしてならなきがしてならないのです。


世の中、意識が高い人もいれば、そうでない人もいます。
でも、意識の高い人が、低い人に合わせていくうちに、
自身の意識も下がっていったというケースがままあると思います。


いろいろなことが起きる世の中において、自身を高めて、同時に律することが、
子どものうちからできる人って、本当にごく少数だと思います。

そういう意識の高い人の意識を保つため、また、意識の低い人の意識を高めて「違った風景」を見せてあげようと、
「厳しい大人」…、
たとえば「教師」がいたわけです。


「厳しい大人」…、はっきりいって格好悪いです。
でも、「それをしてはいけない」、「それをしなければいけない。」(本当はもっときつい言い方で。)
親から言われるのでさえ嫌なのに、ましてや他人に言われるなんてもっての他。

でも、そういう大人が損得勘定抜きで、人の意識を高めた側面があるのも事実だと思います。

世の中は、ほぼほぼそういう「見てくれ」だけで、「厳しい大人」を排除してきました。


そうなると、当然「見てくれの悪い教師」なんか、たくさん排除してしまい、
残った多くの教師は「『ほとんど、または全く何も言わない優しさ』という武器を使う大人」でしかないと思うのです。

それを見たら、多くの大学生にとって「非人間的な職業」としてしか見られなくなったのが、今の「教師」だと思います。


かくいう私も「『ほとんど、または全く何も言わない優しさ』という武器を使う大人」でしかないのかなと思うときもあります。


「教え諭す」…。
悪くないけど、そこまで世の中が「成熟」しているのか、「大人」を見ていると大いに疑問です。




-K.O-

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