郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

極私的「学校論」

2020年05月20日 | 日記

実は、今日思ったのですが

 

いわゆる、学校(義務教育)を「国民生活認定試験」(仮称)の場所にするというのは、いかがかと

(やりようによっては、これも国家権力に利用されかねないのですが。)

 

つまり、「あなたは、もう学校に来なくても、十分にこの国で生活していくなかでの学力は身につけました。大丈夫ですよ。」というようなものです。

 

聞けば、外国籍の方が帰化申請が、行われる場合、申請者が受けるようなテストに受かれば、「この国で暮らしていくことができますよ。」というものを、今の学校(義務教育)で行うようにすればよいというのはいかがでしょう。

 

もちろん、問題は山積みです。

 

でも、学校制度(学制、義務教育)のそもそもの目的は「識字率を高める。学びたくても学部機会が与えられない子を0にする」という主旨から始まったはずです。

 

だとしたら、その原点に戻り、そうするべきかと

 

もう一度言います。問題は山積みです。

例えば、試験に受かり、その後の「高等教育」「専門教育」を受けようという人の受け皿は?(例えば「飛び級」など) 

試験に受からず「学校に通い続ける子の人権は?」

「特別支援教育学校、学級在籍の児童、生徒の人権は?」

「家庭などの問題で、学校に通うことができない子どもの支援は?」

等々。

 

しかし、今回のような感染症禍が次に起こったときに、何も変わっていなかったら、また同じように「休校」にして。  

 

そんなことの繰り返しにならないかと

 

「今回のような感染症禍はもう起きないだろう。だから、今回の休校措置は一過性のもの。」

と思われているとしたら、それこそ、子ども達未来を背負っていくべき、次の世代に対して「失礼」「無責任」ではないでしょうか?

 

-K.O-


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鎌倉百景―1 | トップ | 鎌倉百景ー2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事