先だって男の孫っ子からもらった似顔絵プレゼントの下に
リモートで参加したフランス在住の女の孫っ子のプレゼント
およそ3週間後の今日 現物が国際郵便で届けられた
画像で見た時よりずっと上手に仕上がっていた
添えられた言葉のちょっと文字足らずな所がむしろ愛らしい
「じちゃん おたんじょび おめでと」と書いてある
以前も述べたがフランスの学校教育の初歩はフランス語だ
フランス語を徹底して学習させる まさに「教育」そのもの
移民政策は即ちフランス同化政策即ち語学教育なのだと思う
彼女はフランス生まれのフランス人だが同時に日本人でもある
私としては彼女には母親のルーツ日本語も身に付けてほしい
だからほぼ毎日のテレビ電話にも長時間付き合っているのだ
まだ言葉を覚えたての頃は日本語の方が上手だった
というか実際の日常は知らないからだが……
ひらがなやカタカナの読み書きも少しずつ身につけた
一昨年の夏休みに訪日した際には体験入学していた
日本人の友だちもできたし日本語も一気に上達した
ところが帰国するとフランス語の学習が一気にレベルアップ
日本語を学ぶ機会がめっぽう少なくなってしまった
特に漢字は習得が難しく読むことさえ容易ではない
その結果このようなお手紙文になってしまう
いつか再び日本語に関心を持って自ら学ぶことを期待する
それでも会話は不自由なくむしろ日本人よりも正確な部分もある
フランス語を翻訳したような日本語で表現するからだと思う
こんな彼女から届けられた誕生日祝いの手紙は私にとって「宝物」
この絵を見ると私もまだまだいける感じがする
元気で歳を重ねて彼女の日本留学を夢見るジジバカである
-S.S-
