2010年5月21日-4
ニッチや環境の存在論やメレオロジー〔部分論〕
「科学は、諸プロセスを理解するためのアプローチであり、したがって科学の言語の多くはプロセス用語〔術語〕として類別され得る。」とPennington (2006)は述べ、下記はその接近段階を箇条書きにしたものである(原著を改変した)。
1. 人は、時間と空間(時間のカテゴリーと空間のカテゴリー)における存在者(存在者カテゴリー)を観測する。
2. 人は、存在者を統御する関連プロセスについて理論的推測をする(理論カテゴリー)。
3. 変化が観測できるのは、機会に恵まれたoppotunisticときかもしれないし、あるいは実験的操作によって制御されるときかもしれない。
4. これらのカテゴリーは、一つのカテゴリーを他のカテゴリーの文脈へと位置づける観測(観測カテゴリー)中に、組み合わせられる。
図2に、ニッチ理論の例がある。
プロセス 観測
非生物的相互作用 ニッチ理論 生態系
生物的相互作用 /|\ 生物地理学
/ | \ 進化生態学
/ | \
種 空間 - -| - - 時間 スケーリング
生起〔出現〕 \ 存在者と諸性質 / 分類学
\ | /
\ | / 野外研究
生起を予測 実験作業 モデル構築
分析を変更 シミュレーション
おそらく、Smith & Varzi (1999)の"The Niche"というオントロジーを適用したという論文以来、ontologyが生態学や環境関連で出てくるようになったようだ。環境存在論の本(河野哲也ほか )がある。
◇ 文献 ◇
Bennett, B. 2010. Foundations for an ontology of environment and habitat.
河野哲也・染谷昌義・齋藤暢人・三嶋博之・溝口理一郎・関博紀・倉田剛・加地大介・柏端達也.2008.6.環境のオントロジー.304pp.春秋社.
Pennington, D. 2006. Representing the dimensions of an ecological niche. 10pp.
Smith, B. & Varzi, A.C. 1999. The niche. Nous, 33: 198?222.
ニッチや環境の存在論やメレオロジー〔部分論〕
「科学は、諸プロセスを理解するためのアプローチであり、したがって科学の言語の多くはプロセス用語〔術語〕として類別され得る。」とPennington (2006)は述べ、下記はその接近段階を箇条書きにしたものである(原著を改変した)。
1. 人は、時間と空間(時間のカテゴリーと空間のカテゴリー)における存在者(存在者カテゴリー)を観測する。
2. 人は、存在者を統御する関連プロセスについて理論的推測をする(理論カテゴリー)。
3. 変化が観測できるのは、機会に恵まれたoppotunisticときかもしれないし、あるいは実験的操作によって制御されるときかもしれない。
4. これらのカテゴリーは、一つのカテゴリーを他のカテゴリーの文脈へと位置づける観測(観測カテゴリー)中に、組み合わせられる。
図2に、ニッチ理論の例がある。
プロセス 観測
非生物的相互作用 ニッチ理論 生態系
生物的相互作用 /|\ 生物地理学
/ | \ 進化生態学
/ | \
種 空間 - -| - - 時間 スケーリング
生起〔出現〕 \ 存在者と諸性質 / 分類学
\ | /
\ | / 野外研究
生起を予測 実験作業 モデル構築
分析を変更 シミュレーション
おそらく、Smith & Varzi (1999)の"The Niche"というオントロジーを適用したという論文以来、ontologyが生態学や環境関連で出てくるようになったようだ。環境存在論の本(河野哲也ほか )がある。
◇ 文献 ◇
Bennett, B. 2010. Foundations for an ontology of environment and habitat.
河野哲也・染谷昌義・齋藤暢人・三嶋博之・溝口理一郎・関博紀・倉田剛・加地大介・柏端達也.2008.6.環境のオントロジー.304pp.春秋社.
Pennington, D. 2006. Representing the dimensions of an ecological niche. 10pp.
Smith, B. & Varzi, A.C. 1999. The niche. Nous, 33: 198?222.