生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

放射能を心から除染する人たち/除染の実態

2014年09月07日 23時26分09秒 | 原発を無くす
2014年9月7日-2
放射能を心から除染する人たち/除染の実態

  「
 県に提出された同協議会〔福島ステークホルダー調整協議会〕の事業申請書を見ると、今年設立されたばかりの田村市に本部を置く任意団体である。製品評価機構理事長の安井至東大名誉教授を代表に、理事にはICRP(国際放射線防護委員会)委員でもある丹羽大貴放射線審議会会長、岡敏弘福井県立大学経済学部教授ら錚々たるメンバーが名を連ね、さらにスタッフとして先の放射線安全フォーラムの多田順一郎氏、そして事務局長に同じくフォーラム会員の半谷輝己氏が就いている。すなわち同じ人物、団体が1つの輪になって活動し、その輪が生協や自治体に広がっているということだ。
同協議会の事業目的は、放射能に対する県民の不安は大きな社会問題であるとして、その原因に「一部学者の根拠のない論説」や「マスコミ等による放射線に対する正しい報道がなされていない」ことを挙げ、「県民の心的不安の解消(心の除染)を目指す」というもの。
」(恩田勝亘 2013/10: 139頁。)


  「本書が明らかにしたように、除染はあまり効果をあげておらず、国際基準で被災者が安心して帰宅できる環境からは程遠い。ところが、県や市町村の首長・役人たちは、チェルノブイリ並みの放射能汚染を直視せず、住民帰宅のお膳立てに懸命である。「原子力帝国」の下部組織に完全に組み込まれた県市町村の首長・役人たちは、住民の健康よりも、既得権の死守の方が大事らしい。
 「原子力帝国」はいつまで続くのか。日本人の大多数が「原発ゼロ」を支持しているのであるから、その民意を実現する政権しか「原子力帝国」に引導を渡せないだろう。すでに長期間にわたる反原発デモ、本書を含めた、「原子力帝国」を告発する書籍やネット活動の粘り強い継続が重要である。」(つくしん坊)
http://www.amazon.co.jp/福島原子力帝国―原子力マフィアは二度嗤う-恩田-勝亘/product-reviews/4822813843/ref=dpx_acr_txt?showViewpoints=1


□ 文献 □
恩田勝亘.2013/10/1.福島原子力帝国 原子力マフィアは二度嗤う.255pp.七つ森書館.


 「原発がどんなものか知ってほしい」の平井憲夫さん 完全版
http://www.youtube.com/watch?v=rvS-xW2SiYw



 田村市。

 【疑念】亡くなった岩路真樹ディレクター、最後の仕事は除染の実態調査! 「私が死んだら殺されたと思ってください」という証言も!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-3736.html

 報道ステーション、岩路真樹ディレクター
 「最後の仕事」、そして、二人の警察幹部の自殺
http://ameblo.jp/64152966/entry-11920660715.html


読書録20140906

2014年09月07日 12時02分20秒 | 原発を無くす
2014年9月7日-1
読書録20140906

1.
自然エネルギー財団(編). 2013/10/4.自然エネルギーQ&A.63pp.岩波書店[岩波ブックレット].[本体500円+税][ざっとRh20140906][ob]

自然エネルギーの定義
  「自然エネルギーとは、 太陽の光や熱、風、水、地熱など、自然の循環から得られるエネルギーのことです。さらに、バイオマスやバイオガス(家畜の糞尿や食品の残りカス、下水汚泥、木質・植物系などの有機性資源、またそれらを発酵させるなどして発生するガス)、 海洋の温度差や塩の満ち干を利用して得られる電力も自然エネルギーです。 石炭、石油、天然ガスの化石燃料や、ウランなどを使う原子力などの枯渇性エネルギーとは異なる、尽きることのないエネルギーです。
 renewable energy を訳した「再生可能エネルギー」も使われますが、厳密にはエネルギーを「再生」しているのではないこと、また、自然エネルギーという言葉は、環境に負荷を与えないエネルギーという意味を込めて環境団体などが意図的に使ってきた経緯があります。
  これらのうち、月・太陽の引力によって起こる潮汐と、地下のマグマによって熱せられ地中に蓄えられた熱水や蒸気を利用する地熱以外は、太陽エネルギーを起源としています。太陽光・太陽熱は地球や降り注ぐ太陽のエネルギーをとらえて利用するもので、太陽の入射エネルギーの一部は、水を蒸発させ雨を降らせる駆動力であり、風や水の源となります。また、植物が光合成によって太陽エネルギーを体内に蓄え、動物がその植物を食することによってエネルギーを体内に蓄えるという連鎖から、バイオマスやバイオガスも太陽エネルギーを起源としています。」
(自然エネルギー財団(編)[大林ミカ(著)] 2013/10: 6-7頁)。

→冷核融合 cold nuclear fusion は、自然エネルギーに入らないのか?
 核分裂型原子力発電所からは、取り出したエネルギーの2/3が温排水がなって出ているが、これは異常気象や気候変化への影響性(の種類と各程度)はどのようなものか?。近年の15年ほど気温上昇しないことの原因は、海水への吸収としているが、今頃になってそのようなことを持ち出すということは、それまでの気候模擬モデルでは予想していなかったのか(パラメータ設定値が間違っていたのか)、そもそも事項として入っていなかったのか?。熱量として表現していなかった?。
 いずれにしろ、運転時は二酸化炭素を出さないとして、ハンセンらがいまだに(核分裂型の)原発を推奨しているのは、核廃棄物問題を無視または過小評価するものである。

→エネルギーの個人単位、一軒単位、数軒から数十軒単位(区域単位)、地域単位、自治体単位、での自給。
 産業用には、モジュールの組み合わせで。



2.
小野善康.2013/1/10.エネルギー転換の経済効果.63pp.岩波書店[岩波ブックレット].[本体500円+税][ざざっとRh20140906][ob]

 56頁の「表6 電源別CO2排出原単位」は、
今村栄一・長野浩司.日本の発電技術のライフサイクルCO2排出量評価──2009年に得られたデータを持ちいた再推計.電力中央研究所報告 2010年7月.
[pdfで96頁。
http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/cgi-bin/report_download.cgi?download_name=Y09027&report_cde=Y09027(受信:2014年9月1日。)]
によっている。

 表6(電源別CO2排出原単位)の行や列の順序を入れ替えると次の通り。

      二酸化炭素排出単位(g-CO2/kWh)     
      直接(発電燃料) 間接(設備・運用) 合計 
小規模水力  0         11        11        
地熱     0         13        13
原子力    0         20        20
風力     0         25        25
太陽光    0         38        38
天然ガス  426        111        537
石油など  695         43        738
石炭    864         79        943

→この推計は、実験的測定データで試験され確証されているか?。
→そもそも、二酸化炭素排出を問題にするのは、原発推進の手口ではないのか?。



3.
田中利幸・カズニック,ピーター.2011/10/7.原発とヒロシマ 「原子力平和利用」の真相.61+3pp.岩波書店[岩波ブックレット].[本体500円+税][ざっとRh20140906][ob]

 原子爆弾または核爆弾の投下は、まったくの無差別殺人である。アメリカ政府は、小規模だが今も世界中で空爆によって、誤爆という名の無差別殺人を行なっている。



4.
市村正也.2012/4/25.太陽電池入門.viii+206pp.オーム社.[本体2,500円(税別)][ざっとRh20140906][ob]

 市村正也氏には、リスク論を批判した下記の論文がある。『太陽電池入門』もまた、明快である。

市村正也.2008/12/25.リスク論批判:なぜリスク論はリスク対策に対し過度に 否定的な結論を導くか Too risky risk analysis.技術倫理研究〔名古屋工業大学〕 5: 15-32.[http://repo.lib.lnitech.lac.ljp/handle/123456789/3681(受信:2014年8月21日)]
[Rh20140826]

 一世帯あたりの消費電力量は、
  1970年 120 kWh/月。
  1995年にかけて2.5倍に増加。
  1995年以降は横ばいで、300 kWh/月。
(市村正也 2012/4/25: 12頁)

 300 kWh/月は、10kWh/日。一日に、1000Wを10時間。

  「日本人一人当たりの生活用水使用量(家庭用と業務用の合計)はおよそ300リットル/日である。」
(市村正也 2012/4/25: 153頁)。

 太陽電池の寿命は約20年以上。

  EPT energy pay-back time (年)=
  製造と設置に要するエネルギー/1年間で発電する発電量。


 太陽電池システムのエネルギーペイバック時間は、
  多結晶シリコン 2.2年
  単結晶シリコン 3.0年
  CIS 1.4年。
(市村正也 2012/4/25: 170頁)。


=== 備忘録

村田武.2013/10/1?.ドイツ農業と「エネルギー転換」─バイオガス発電と家族農業経営.筑波書房[ブックレット─暮らしのなかの食と農].[810円]

ドイツ緑の党/チェルノブイリ事故

2014年09月06日 17時59分00秒 | 原発を無くす
2014年9月6日-2
ドイツ緑の党/チェルノブイリ事故

  「広大な領土を有するソ連は、チェルノブイリ級事故を一〇回許容することができるとしても、国土が小さく人口密度が高い西ドイツでは、一回のチェルノブイリも許すことはできないであろう。西ドイツの原発はソ連のそれと比較にならないほど安全だという電力業界や政府の言明と平行して、ノルトライン・ヴェストファーレン州ハム市郊外にある高温炉が事故を起こし、放射能を一部大気中に放出したことは、住民の懐疑をますます深めることになった。高温炉は原子炉の中で、もっとも安全であると折紙がつけられていた炉である。久しく途絶えていた原発反対デモが、全国規模で再組織された。
チェルノブイリ惨事直後の世論調査では、緑の党への支持率が一躍ー〇%を越えたことが伝えられた。」
(仲井斌 1986/12: 25頁)。


  「〔ヘルベルト・〕グルールはこの著書〔『収奪された地球――われわれの政治における恐怖の総決算』1975年〕の中で、従来の価値観が一八〇度転換されなければならない必要性を訴えているが、彼によると、伝統的な価値観には次のような誤謬が含まれている。すなわち、
   一、世界は無限であるという誤謬。
   二、経済は労働と資本のみから成り立っているという誤謬(環境にまったく考慮が払われなかったという誤謬─筆者注)。
   三、すべての経済を「見えざる手」が司っているという誤謬。
   四、より大きい数と、より多くの量が、より小さい数と、より少ない量に勝っているという誤謬。
   五、物質的裕福が人間を幸せにするという誤謬。
   六、人類は無限の可能性を支配しうるという誤謬。
   七、科学と技術は常に進歩に奉仕するという誤謬。
   八、自由は絶えず拡大されるという誤謬。
   九、食糧生産は恒常的に増大するという誤謬。
 グルールは物質的な進歩に疑問を投げかけ、曰く、
 ──経営者にせよ、コミュニストにせよ、共通して抱いてきた信仰は、「物質的な進歩」であったが、今日ではその基盤はなくなってしまった。人間は自然の法則を直視し、それとの生存の一致点を見出さなければならない。人類は、人類が自ら創り出すことができない生存の前提──すなわち環境、資源など──、次の世代が必要としている生存のための前提条件を破壊するようないかなる「進歩」をも放棄すべきである──。
 〔一九〕七八年版の「序」では、エコノミーとエコロジーの対立がより鮮明に描かれている。グルールは、経済が常に成長していくべきだという思考は、東の世界でも、西の世界でも、全体主義イデオロギーだとすらきめつけている。経済成長主義者は、成長が鈍化すれば失業が生じ、社会政策の実施が困難になり、国の負債は累積し、民主主義制度も形骸化されてしまうという不安の虜になっている。彼らは、科学、技術、新しい原料、エネルギー源が成長を促進し、人類のすべての問題を解決するであろうと考えている。
 それは大いなる幻想だ、とグルールは言う。人類は、もともと限られた資源を急テンポで収奪し、自らの首をしめているのだ。〔略〕すべての政策でエコノミーがエコロジーに優先し、その結果、自然の破壊が進行した。それは長期的には経済基盤を破壊し、大破局がやってくるであろう。

(仲井斌 1986/12: 25頁)。

 
□ 文献 □
仲井斌.1986/12/19.緑の党──その実験と展望.xvi+262+2pp.岩波書店.[定価1800円][B19870112][なかい たけし]

アートマンとは/統御階層

2014年09月06日 12時36分05秒 | 秘教/オカルト科学
2014年9月6日-1
アートマンとは/統御階層

 バラモン教典の『ウパニシャッド』から、下記を引用する。
  
  「万物のなかにあって、万物とは異なるもの、万物はそれを知らず、それの身体が万物であるもの、万物をその内部にあって制御しているもの、それがあなたのアートマン、不死の内制者である。
 これは被造物に関してである。次には個体に関して。(15)
                      
 気息のなかにあって、気息とは異なるもの、気息はそれを知らず、それの身体が気息であるもの、 気息をその内部にあって制御しているもの、それがあなたのアートマン、不死の内制者である。(16)

 それは目に見えない視覚の主体、耳に聞こえない聴覚の主体、思考されない思考の主体、認識されない認識の主体である。それ以外に見る者はない。それ以外に聞く者はない。それ以外に思考する者はない。それ以外に認識する者はない。それがあなたのアートマン、不死の内制者である」〔略〕」(23)
[バラモン教典『ウパニシャッド』(服部正明 訳 1969/5/30: 71-72頁)。]

 身体などを制御する主体は、生理的状態や心理的状態に影響を受けるけれども、たとえば他人から自分の自由意志自体を制御されることはない。
 拷問と薬物と言葉などを使うことによって(「洗脳」)、自分を他人の誰かだと信じ込まされることはある。しかしそれは、意識につながる諸システムが影響を受けた、あるいは支配されたと言えるが、意識そのものが制御されたのではない。
 身体を統御する主体は、身体とは別次元の存在者である(、と仮定しよう)。
 統御または制御関係によって、階層を形成することができる。すなわち、統御階層 governing hierarchy、control hierarchy である。


「統御
 全体をまとめて支配すること。思い通りに扱うこと。

 制御
 1. おさえつけて自分の意のままにすること。 「欲望を-する」
 2. 機械・装置などを目的とする状態に保つために,適当な操作を加えること。「運転機器を-する」 「 -装置」」
(三省堂 大辞林)


□ 文献 □
長尾雅人(責任編集).1969/5/30.バラモン教典 原始仏典[世界の名著 1].566pp.中央公論社.[550円][B19690???]

服部正明(訳).1969/5/30.ウパニシャッド.長尾雅人(責任編集)、『バラモン教典 原始仏典』: 55-151.中央公論社.

これからの社会の設計

2014年09月05日 16時48分56秒 | 原発を無くす
2014年9月5日-4
これからの社会の設計


 現在の政治体制と経済体制では、原子力ムラなどの既得権益者集団が、税金を盗み取りしたり被害賠償金をけちったりして、国民の健康的で文化的な生活からはほど遠い政策を押しつけている。

 支配層たちの意向に沿う(科学者も含む)労働者たちも少なくない。
 たとえば、果たして、放射能を「正しく」怖がることは、できるのだろうか?
 政府は、これまでの公害へと対処と同様、立証責任を被害者に押し付けたり、疫学的または統計的検定では〈影響があるとは言えない〉ことを、〈影響は無い〉と言いくるめている。
 原子力ムラの意向を汲む日本政府は、いくつかの新聞に、IAEA保健部長レティ・キース・チェム氏と、東大附属病院の中川恵一准教授の話のある全面を使った政府広報を(国民の税金で)出した。
 広告とはいえ、まちがった主張を含むものを、各新聞社はそのまま掲載した。
 

 政府は、国民の健康を増進し、文化的生活が送れるような施策を立てて実行しなければならない。
 国民を機会を作って、要求しよう。声を挙げよう。

  「徐々に、巨大な都市はより小さくて、庭や公園を豊かに備えたものに取り替わるだろう。今日の醜いスラム街は刺激と休息のための様々な領域に取って代わるだろう。明らかな違いの一つは、汚染とスモッグの解消である。町や田舎での新鮮な空気はまことに新鮮であろう。交通機関は速くて音がなくなり、長い旅は短縮され、快適になるだろう。疲れは消えるだろう。
もちろん、このすべてを実施するには時間がかかるだろう、しかし、一歩一歩、美への探究がわれわれの存在の基調になるだろう。すべての者によって所有され、分かち合われる無料で無限のエネルギーがこの変容を保証するだろう。かくして、「新しい時代」が布告され、すべての人間に大計画への奉仕に彼らのベストを尽くすことが呼びかけられるだろう。」
(シェア・インターナショナル記事 > 2014年 > 8月号 > 新しい環境
新しい環境
覚者より、ベンジャミン・クレーム筆記 (2014年5月31日))
http://sharejapan.org/sinews/current_issue_index/magazines/k58mg8/umnkzc/1bzw7s


なお、下記も参照されたい。

 シェア・インターナショナル記事 > 2014年 > 8月号 > 世界に向けて語る
 世界に向けて語る
http://sharejapan.org/sinews/magazines/k58mg8/umnkzc/4c7ay8

 
 2014/08/17
 原子力ムラの広報を掲載する朝日新聞の「原発事故前と変わらぬ体質」
http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2014/08/post-25d6.html


高浜原発3号機と4号機の経年数

2014年09月05日 13時06分49秒 | 原発を無くす
2014年9月5日-3
高浜原発3号機と4号機の経年数

  「高浜発電所
〔略〕
番号  原子炉形式     定格電気出力 運転開始日     現況
1号機 加圧水型軽水炉(PWR) 82.6万kW 1974年11月14日 定期点検中
2号機 加圧水型軽水炉(PWR) 82.6万kW 1975年11月14日 定期点検中
3号機 加圧水型軽水炉(PWR) 87.0万kW 1985年1月17日  定期点検中
4号機 加圧水型軽水炉(PWR) 87.0万kW 1985年6月5日   定期点検中

http://ja.wikipedia.org/wiki/高浜発電所
(受信:2014年9月5日。)

 上記から計算すると、

      運転開始から2014年9月までの年月数
高浜3号機 29年8か月
高浜4号機 29年3か月


 朝日新聞2014年9月5日
 美浜原発1、2号機、廃炉検討 関電、年内にも最終判断
  「
関西電力が、運転開始から40年超の美浜原子力発電所(福井県美浜町)1、2号機について、廃炉の検討を始めたことがわかった。年内にも最終判断し、地元の福井県や美浜町とも協議に入る見通しだ。一方、高浜原発(同県高浜町)3、4号機など比較的新しい原発については、安全性が確認されれば再稼働を急ぐ考えだ。
〔略〕
 国は原発について「重要なベースロード電源」として一定規模を維持する方針。古い原発を減らす検討は進めるとしているが、ほかの再稼働や、建て替え、新増設は否定していない。関電もこの方針に沿い、廃炉の検討の一方、比較的新しい原発の再稼働を優先する方向とみられる。

 関電は2010年、美浜1号機について最長50年の運転方針を決め、地元の了承を得ていた。2号機も40年を超えて使う方向で準備していた。

 だが、昨年施行の改正原子炉等規制法で、国は原発の運転期間を「原則40年」に設定。例外として1回だけ、最長20年間、延長できるとした。
〔略〕
廃炉費用は1基あたり平均でも500億円とされ、

3号機では2004年、配管の破裂で蒸気が噴き出し、協力会社の作業員11人が死傷する事故があった。


 中性子線による圧力容器の金属疲労について、過小評価ではないかと思う。
 ベンジャミン クレーム氏は、地球汚染の最悪は放射能汚染であり、原発は現代科学の機器では測定できない放射能(気体よりも精妙なエーテル体水準での放射能)を出しており、また原発が安全なのは目安として20年だと主張している(要引用文献)。


ミステリー サークル(穀物輪 crop circle)

2014年09月05日 11時55分46秒 | 秘教/オカルト科学
2014年9月5日-2
ミステリー サークル(穀物輪 crop circle)

 日本の新聞やテレビは、穀物輪 crop circle についての報道は少ない。数年前だったか、北野武氏が案内役のテレビ番組があったが、イギリス人の2人組が穀物輪を板を使って足で踏みつけて作ったと名乗り出たという紹介のものがあった。
 この方式による出来ばえは、むろん粗雑なものとなる。つまり、倒された植物の茎は折れて曲がる。全体の模様も精緻なものにはならない。そして、面積が大きいほど、数時間とかもっと時間がかかる。
 本物とされる場合の、茎は急激だがなだらかに曲がる。時間も数秒間くらいである。
 穀物輪(クロップ サークル crop circle、あるいはミステリー サークルとも呼ばれる)は、イギリスに多いが、そこだけではない。
 また、2人組の1人がなくなった後も、イギリスでは見事な模様が次々と作られている。
 ベンジャミン クレーム氏は、作ったのはわたしたちの太陽系の惑星に住む人類のうちの火星人や金星人(異惑星人。いわゆる宇宙人)で、コンピュータを使って数秒のうちに作る、と言う(要引用)。


 
(世界発2014)謎の円、いったいドイツが!? 独南部に突然出現
  「 ドイツ南部ミュンヘンから西へ車で約1時間のライスティング村。黄金色の穂が垂れる麦畑の一角に、〔略〕直径約75メートルの巨大な幾何学模様〔略〕。

 発見されたのは7月18日。熱気球で上空を飛んだ人が偶然、見つけた。コンパスで描いたような大型の円の中に、三つの円を重ねた複雑な模様が浮かび上がる。地元の人々の話を総合すると、同17日夕に近くの農家が通りかかった時は「何もなかった」。17日夜から18日未明の間に「出現」したとみられる。
〔略〕
腰の高さほどの穂の茎が地上から数センチで同じ方向に倒されている。
〔略〕
穂が一糸乱れず渦を巻き、編み上げられたようになっている。

(朝日新聞 2014年9月5日 13面)
(朝日新聞デジタル>記事 2014年9月5日05時00分)


→1. 「17日夜から18日未明の間に「出現」したとみられる」
 かつての或るテレビ番組では、きわめて短時間の、数秒くらいにできあがる、という報告があった。
 
 
→2. 「腰の高さほどの穂の茎が地上から数センチで同じ方向に倒されている」
 と述べているが、屈曲部がなだらかに曲がっているか、それとも踏みつけて折れたような状態なのか、植物の茎の屈曲部分の写真と観察文が欲しい。

 『国際月刊誌 シェア・インターナショナル』
http://sharejapan.org/sinews/
という電網処を、「ミステリー サークル」で検索すると、たとえば、

  シェア・インターナショナル記事 > 2010年 > 4月 > UFOと彼らの霊的使命
 UFOと彼らの霊的使命
http://sharejapan.org/sinews/magazines/swl9d8/kxz1kf/me1xzd
が出て来る。

 
 
 ところで、日本政府は、福島第一原発事故をはじめ、反国民的政策を次々と行ない、隠蔽と偽装に力を注いでいる。
 日本国民は、国民への奉仕者であると規定されている政府職員(法治国家体制を転覆させようとするような首相や閣僚を含む)に、意思表明しよう。
 (それぞれの)あらゆる手段と機会に、意見を言おう。
 
 
  「すでに私たちが持っている理想、つまり、分かち合い、同胞愛、正義、平和、自由という理想に従って私たちは生きねばなりません。それらはすべて聖なる理想です。私たちは数千年にわたってそのような理想を抱いていましたが、それを実行することはできませんでした。
今こそ、私たちはそのように行動する必要があります。
〔略〕
私たちは今、アクエリアスの時代にいます。それは、すべてのための分かち合い、正義、自由の時代となるでしょう。しかし、私たちが実行するまで、それは実現しないでしょう」
〔略〕
この緊急の時にあって「最も重要なことは、和合の中で奉仕を続けることです。和合の中で奉仕することは、成功につながります。あなた方が和合しているとき強くなります。(あなた方の間に)塀をつくる時、すべての活動を弱めます。和合を忘れないように。塀ではなく橋を築き、強くなりなさい。和合しなさい」。

(シェア・インターナショナル記事 > 2014年 > 8月号 > 世界に向けて語る)
http://sharejapan.org/sinews/current_issue_index/magazines/k58mg8/umnkzc/4c7ay8(受信:2014年9月5日。)


 UFO──その霊的な使命
http://sharejapan.org/sinews/magazines/swl9d8/ndshrf/p75kwp(受信:2014年9月5日。)


  「〔書籍〕
 光の勢力は集合する─UFOと彼らの霊的使命─

目次
第一部 UFOと彼らの霊的使命
      ・暴露の時(覚者による記事)
      ・UFOと彼らの霊的使命(講話)
      ・光の勢力は集合する(覚者による記事)
      ・地球における宇宙の兄弟たちの仕事
      ・宇宙の兄弟たちとの接触   ほか

第二部 新しい時代における教育
      ・新しい教育(覚者による記事)
      ・家族(覚者による記事)
      ・光の時代(覚者による記事)
      ・教育、教育、教育(講話)
      ・人は自分が誰かを知らない   ほか」
http://www.sjsh.co.jp/Pages/hikarino.html

金融バブル崩壊に備えよう

2014年09月05日 11時54分41秒 | 原発を無くす
2014年9月5日-1
金融バブル崩壊に備えよう


泡沫(バブル bubble)は破裂するしかない

 日経平均を指標として見れば、(とりわけ土地価格と結びついた)日本金融バブルは、ほぼ崩壊したのだが、税金注入でもって危機を(救った、のではなく、)先送りしたわけである。
 安倍政権は、アベノミクスの成功を(粉飾するための指標として)株価を気にしているようである。たとえば日経平均を上げるには、外国勢が売買の割合として大きいから、彼らが買う意欲をあげるために、法人税率を下げるなどの大企業優遇策を(消費税を上げたりして国民生活の犠牲のもとに)すればよい。
 しかし、これは表面的なことである。マネーの動きは、儲かりさえすれば手段を選ばない。国民の福利なぞ、眼中には無い。ギリシャ危機においても、大儲けしたヘッジファンドがいたわけである。

 
  「厚労省所管の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は月内にも運用見直しの新たな方針を示す。
〔略〕
 GPIFは約130兆円の積立金を運用する国内最大の機関投資家だ。今は値動きが少ない国債などを中心に運用しているが、見直し後は、6月末時点で17%ほどの国内株式による運用比率を高めるとみられる。一時的には株式市場が潤い、株価が上がって年金資産も増えるかもしれないが、世界不況などで株価が暴落すれば、年金のお金を一気に失う恐れもある。」
(朝日新聞 2014年9月4日)

 日本初の金融恐慌が現実として起こるだろう。
 起こるものと想定して、それに備えよう。備えあれば、憂い無しである。
 すでに起こったとも言えるのだが、税金注入という人為的手段で、綱渡り的に生きながらえているのである。今の経済機構または経済体制では、(一部の金持ちたちを除いて)日本国民の生活は立ち行かない。
 傷がより深くならないうちに、崩壊したほうがよい。

 
備えあれば、憂い無し

 混乱を少なくするために、地域通貨や物物交換と物労交換のシステムを、各自治体や地域住民で作っていくとよいだろう。
 と同時に、生存のための物、とりわけ水と食物と料理用エネルギー物体を備蓄し、電力会社の給電線から離れて(オフ グリッド)太陽光発電などのエネルギー生成機器を備える。
 やれるところからやっていこう。


□ 文献 □
田中優.2013/9/14.電気は自給があたりまえ オフグリッドで原発のいらない暮らしへ.111pp.[本体1,000円+税][B20140613、1,000円、シチズン][Rh20140818]

 オフ グリッドとは
http://standard-project.net/solar/column_words_offgrid.html(受信:2014年9月5日。)


日本最古の紙幣、山田羽書

2014年09月04日 20時55分34秒 | 政治経済社会学


日本最古の紙幣、山田羽書

 日本最古の紙幣
http://www.77bank.co.jp/museum/okane/0805.htm

 山田羽書(やまだはがき)
http://www.npb.go.jp/ja/museum/tenji/gallery/yamada.html

 藤井典子.2012/2.幕府による山田羽書の製造管理.日本銀行金融研究所/金融研究 2012.2
http://www.imes.boj.or.jp/research/papers/japanese/kk31-2-2.pdf

リスクベネフィット比較、リスク売買、保険、先物、金融工学商品

2014年09月04日 19時33分12秒 | 御用学、御用科学者
2014年9月4日-1
リスクベネフィット比較、リスク売買、保険、先物、金融工学商品



 中西準子流のリスク論は、主に科学的装い(数値偽装)とリスクベネフィット比較の組み合わせであろう。
 批判としては、



「「リスク売買」とは、極言すれば、「確実性」と「不確実性」の交換である。〔略〕
保険契約とは、不慮の事故や疾病によって低い確率ながら多大な損害を被る可能性を回避するために、その平均的な損害額(損害額×生起確率)に幾ばくかのプレミアムを乗せた額で保険商品を保険会社から購入するのである。それによって加入者は出費額の確定を、保険会社金銭的なプレミアムを得る。
また先物取引とは、「未来の取引を現在のうちに契約しておくこと」である。例えば、半年先のコーヒー豆の出来高は現時点では完全には予測できず、従って半年後の価格は不確実なものである。今、ある缶コーヒーの会社が確実な利益を見込んだ生産計画を立てたいとしよう。このとき、先物取引を利用してコーヒー豆の半年先の仕入れ価格を現在時点で確定させるのである。コーヒー豆の先物商品の「買い」ポジションを取る缶コーヒー会社は、予想される半年後の平均価格(価格の期待値)に幾ばくかのプレミアムを乗せて契約し、半年後の仕入れ価格を現在のうちに確定させる。「売り」ポジションを取る投機筋側は、そのプレミアムを受け取ることで、不作による暴騰で大損害を被るかもしれない半年後のリスクを引き受けるのである。
上記のような、プレミアを払って「確実性」を購入する行為を「ヘッジ」という。保険や先物という取引を利用することによって人々は、自分たちの嫌う未来の不確実性やリスクを回避(ヘッジ)することが可能となる。
さて、このような「確実と不確実の交換」を極限まで進化させた形態が、最近何かと話題の「金融派生商品」、いわゆるデリバティブである。」
(小島博之.2000/1: 256-157)。


小島博之.2000/1/1.金融工学とリスク社会.現代思想 28: 156-167.