生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

メレオロジー/部分学と全体学

2010年05月22日 15時57分05秒 | 生命生物生活哲学
2010年5月22日-1
メレオロジー/部分学と全体学

  「は部分である is-a-part-of」、「重複する overlaps」、「外部にある is-outside」などの述語の代わりに、メレオロジーは、用語を形成する関手functorである、「の部分 part-of」、「の重複者 overlapper-of」、「の外部者 outside-of」を持つ。」(Simons 1987: 23)。

 Simons (1987)の第9章は、統合的全体 Integral Wholesと題されている。翻訳書は出ないかなぁ。
 「部分・全体関係が、四次元対象の把握にも、時間的対象の把握にも基礎となっている」(中山康雄 2003)での部分全体関係とは、何なのか。


中山康雄.科学技術論と四次元メレオロジー.pdf.
中山康雄.2003.四次元メレオロジーと存在論.pdf.
*中山康雄.2007.言葉と心:全体論からの挑戦.勁草書房.

[S]
Sider, T. 2001. Four Dimensionalism: An Ontology of Persistence and Time. Oxford University Press.[サイダー,T. (中山康雄(監訳)/小山・齋藤・鈴木訳 2007.10)四次元主義の哲学:持続と時間の存在論.462pp.春秋社.]

Simons, P. 1987 (paper 2000). Parts: A Study in Ontology. xiii+390pp. Clarendon Press. [B20030716, y3778*1.05]

註:
 In category theory〔圏論〕, a branch of mathematics, a functor is a special type of mapping between categories (Wikipedia).
 関手は「圏の圏」における射と考えることもできる(ウキィペディア)。