生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

クソ仕事は、人の精神衛生または心の健康に有害であり、人の生活環境である地球にも有害である。

2020年10月15日 11時06分43秒 | 生命生物生活哲学
学問修行2020年9月25日(金曜)-1
クソ仕事は、人の精神衛生または心の健康に有害であり、人の生活環境である地球にも有害である。


 「
■「ブルシット・ジョブ」とは?
◇ブルシット・ジョブの最終的な実用的定義
ブルシット・ジョブとは、被雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態である。とはいえ、その雇用条件の一環として、本人は、そうではないと取り繕わなければならないように感じている。

◇ブルシット・ジョブの主要5類型
1. 取り巻き(flunkies):だれかを偉そうにみせたり、偉そうな気分を味わわせたりするためだけに存在している仕事
2. 脅し屋(goons):雇用主のために他人を脅したり欺いたりする要素をもち、そのことに意味が感じられない仕事
3. 尻ぬぐい(duct tapers):組織のなかの存在してはならない欠陥を取り繕うためだけに存在している仕事
4. 書類穴埋め人(box tickers):組織が実際にはやっていないことを、やっていると主張するために存在している仕事
5. タスクマスター(taskmasters):他人に仕事を割り当てるためだけに存在し、ブルシット・ジョブをつくりだす仕事



ブルシットジョブ:現代の封建主義が生み出す無意味な労働
Takushi Yoshida
 「
伝統的な日本企業でも同じような人間模様が引き起こされています。ブルシットジョブと経営封建主義は密結合しており、それらに寄生している人にとっては、心地が良い。しかし、もし現存する仕事の大半を機械が置き換えることができ、人間を配置する必要のない状況なら、もはやブルシットジョブに拘る必要はないのではないかもしれない。しかし、人々は自分がしていることについて、そこまで明確な洞察を持ってはいないものです。

〔【解決策はベーシックインカム?】〕

可能性のある解決策として、グレーバーは「ユニバーサルベーシックインカム」、つまり資格なしにすべての人に支払われる現金給付を提案します。農民、漁師、戦士、小説家は、生産性の必要性に基づいて仕事の厳格さが異なり、標準の労働時間ではないため、仕事をする最も生産的な方法として、著者は詰め込みとたるみの自然な人間の作業サイクルを挙げています。グレーバーは、無意味な仕事の遂行に費やされなかった時間は、代わりに創造的活動の遂行に費やされる可能性があると主張している。

〔略〕

グレイバーは、ウォール街占拠運動で「私たちは99パーセントです」というスローガンを生み出したことで知られています。

2011年当時、The Gardianに寄稿し、ウォール街が形成する秩序への怒りを顕にしています。「私たちは、アメリカ人の新しい世代の反抗的な自己主張の始まりを見ている、仕事もなく、将来もないのに、莫大で許せない借金を抱えたまま、教育を終えることを楽しみにしている世代です。勉強して、大学に入り、今ではそのために罰せられるだけでなく、屈辱を受けています」。

「過去10年間、私たちが言われてきたことはすべて嘘であることが判明しました。市場は自走しない、金融商品の創造者は無謬の天才ではない、借金は本当に返済する必要がない、というのが実際のところです。エコノミスト誌でさえ、『資本主義は良い考えだったのか?』という見出しをとっています」。

https://www.axion.zone/bullshit-job/[受信:2020年10月15日(木曜)。]