生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

正しい法による統治と生活保障

2018年12月11日 06時45分11秒 | モリカケ問題
学問修行2018年12月11日(火)-1
正しい法による統治と生活保障


正しい法による統治と貧しい者への生活保障

 「「転輪王経」が理想的為政者の条件として挙げているのは、すぐれた教養がある者からの助言にもとづき正しい法による統治を行〔な〕うこと、貧しい者の生活保障をすることである。為政者が貧しい者の生活保障をしなければ、社会は乱れるのである。」
(馬場紀寿 20180821『初期仏教 ブッダの思想をたどる』、135頁)。


商人階級の台頭

 「ところが紀元前一世紀になると、「ヒッパロスの風」とよばれた季節風の発見により、インド西岸部とローマを結ぶ海上交易が隆盛した。そして、象牙、香料、宝石などの貴重品を求めるローマ帝国との交易によって莫大な富を得た商人階級の台頭を背景として、仏教の出家教団は変容していった。」
(同、47-48頁)。


◻︎ 文献 ◻︎
馬場紀寿.20180821.初期仏教 ブッダの思想をたどる.xi+1+221+13頁頁.岩波書店[岩波新書(新赤版)1735].[本体840円+税]


安倍自民党政権のつぎはぎ無理細工

2018年12月09日 12時48分19秒 | 政治経済社会学
学問修行2018年12月9日(日)-1:
安倍自民党政権のつぎはぎ無理細工


 朝日新聞の社説が言うように、
  安倍政権は、
   地方税制の抜本改革は行なわない方針である。

 この抜本改革を行なわずに、建築での建増しのように、
  矛盾する政策でも、次々と法律を増やして
   【つぎはぎ細工】で対応していくことは、
    安倍自民党政権に特徴的である。

 安倍政権のこの建増し政策については、二宮厚美(20171120)が指摘している。
 つまりところ安倍政権は、福祉政策と経済政策の評価からは、近々終わると判定される。

 建増し並存というやり方は、今日の全国民の[お金持ちたちを除いた]大多数にとっては解決策とはならない。

 そもそも経済政策として内部矛盾しており、それゆえ破綻せざるをえない、アベノミクスなるものの失敗は明らかである。
 今後は、残念ながら、経済バブルの破裂が、大多数の国民にとって、かなり厄災となりかねない。

 国民は、食糧備蓄しよう。

 ☆☆☆ 文献 ☆☆☆☆
二宮厚美.20171120.終活期の安倍政権——ポスト・アベ政治へのプレリュード[前奏曲].396頁.新日本出版社.[本体2300円(税別)][大中図312.1]

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  「(社説)地方税制 抜本改革が置き去りだ
2018年12月9日05時00分

 地方税収の都市と地方の格差をどう調整するのか。問題の本質に向き合い、地方税制を抜本改革する意思は、安倍政権にはないのだろう。

 企業が都道府県に納める法人事業税はいま、その一部を国税に振り替えて地方に配分している。消費税を含む税制の抜本改革までの間、暫定的に税収の格差を是正する目的で、2008年度から始まった異例の措置だ。消費税率が10%に上がる来年10月に廃止の予定だったが、政府は19年度の税制改正で抜本改革をしないまま、このしくみを続ける。」(朝日新聞、2018年12月9日(日)朝刊)。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13804782.html
[受信:2018年12月9日(日)。]