生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

結合ないし繋がりの分類へ

2010年05月09日 08時15分32秒 | 生命生物生活哲学
2010年5月9日-3
結合ないし繋がりの分類へ

 結合ないし繋がりを分類するときの、方法と方法論を考える、といった根本的なところを考えてみる。
 すると、すでに思考の世界において、言葉によって、大規模にいわば汚染されている。では反省的な意識、あるいは言葉にわれわれが与えた機能を越えて、なにかを分類することはできるのか。
 たとえば、未知の物体を分類するとしよう。このとき、すでに、「未知の」
という同定をしたこと自体が、分類のためにカテゴリー(範疇)を設けていていたということである。

物質的と信号的
 物質的と非物質的という軸を立ててみる。
  物体的ー信号的(言語的ー観念的ー思考物質的)ー、……この系列は変?。

   信号とは、われわれが作ったもの(構築体)であるが、この世界に実在するのは、たとえばなんらかの種サクタンに属する生物体と他の生物体の間に伝達される(むろん物質が伝えられるということはない。移動があるのみ。エネルギー状態の変異また変化はあるとしても、それが伝えられるということはない。「伝達」は、人の想像である。うーむ、時間は実在しないが、われわれの思考世界では存在する、という変換関係を解く鍵はあるのか。心筋細胞は拍動する。世界は(比喩的に言って)呼吸しているのかもしれない。しかし、どうしてわれわれは、時間が存在するように錯覚するのか? なんらかの変異が(時間的)変化と捉えられるとすれば、たとえば自分という意識の同一性と、その同一性にもかかわらず、外界または内的世界も変化すると感じるメカニズム、そしてそのようなシステムは、どのような線図diagramで表現できるのか)

   渡辺慧は、<もの>と<こと>について、どう捉えていたのか。
 自由度を定義せよ。自由度にフラクタル次元は設定できるか。根本的には、フラクタル次元を設定しないのが、得策か。

隠蔽「体質」の健在

2010年05月09日 04時44分45秒 | 生命生物生活哲学
2010年5月9日-2
隠蔽「体質」の健在

 朝日新聞2010年5月8日の35面。「もんじゅをめぐる不祥事やトラブル」
という表に、1995年12月に、「ナトリウム漏れで火災事故発生。その後、撮影ビデオの改ざん〔竄〕、虚偽報告など事故隠し発覚」とある。
 日本原子力研究開発機構は、原子炉内の放射性物質漏れの検出器の警報が鳴ったことの公表を遅らせた。監督する経済産業省原子力安全・保安院の現場にいた人の「速やかに公表した方がいい」という「伝え」(なんじゃこれ?)にもかかわらず、とある。
 原子力資料情報室の共同代表は、「再三批判を浴びた教訓がまったく生かされていない」と批判した、とある。

 危険度からみた、適正規模論。いや、規模の問題ではないか。
 アメリカだったかの研究者によって、原発のリスク評価が始められたと聞いた。

心理学文献

2010年05月09日 04時27分11秒 | 生命生物生活哲学
2010年5月9日-1
心理学文献

 自己意識は肉体を、少なくとも部分的に、制御しているように思える(と仮定しよう)。
 心が物質であり、かつ、その(心的)物質が肉体を構成する物質とは異なる場合にのみ(心的物質が肉体的物質と相互作用しないと)、心理学は自律的科学である。とすれば、そのように仮定するほかはない。
 あるいは、上方的接近として、心は肉体の機能である、と「定義」するか、あるいは仮説とする。この場合は、脳(というシステム)は肉体的物質の機能である、という仮定があるのか。しかし、或るシステムをシステムとして統合している『力』または力の制御システムが存在すると仮定すると、(思考が無限後退、または錯乱)。
 どうやって、levelを定義するか。液体は固体の上位にある物質状態か?

 (ISBN数値をバーコードで読み取り、あるいは入力すれば、下記のような体裁に出力するシステムはないかなぁ。)


[K]
*コスリン,S.M.・ガニス,G.・トンプソン,W.L. (武田克彦監訳 2009.12)心的イメージとは何か.245pp.北大路書房.[ISBN 9784762826993 / 3,360円(税込)].〔Stephen M. Kosslyn, Giorgio Ganis William L. Thompson.;「心的処理過程を明らかにする際の重要テーマに数えられる心的イメージ(mental imagery)」、「「イメージ論争」の争点を丹念に振り返りつつ、神経画像研究に基づく最新の知見と理論を駆使して、心的イメージの特性に迫る」とある.PET、fMRI.〕

[S]
*坂井 克之.2009.10.脳科学の真実--脳研究者は何を考えているか.214pp.河出書房新社.[ISBN 9784309624051 / 1,260円(税込)].

*信原幸弘・エクスナレッジ(編).2010.1.脳科学は何を変えるか??まだ見ぬ未来像の全貌.384pp.エクスナレッジ.[ISBN 9784767809298 / 2,520円(税込)].