生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

幸せそれとも不幸せ?な新世界

2022年01月27日 18時10分40秒 | 読書録
5G電波の危険性
・電波そのものによる悪影響
・幸せ?な監視社会を実装する

世界経済フォーラム、ダボス会議、支配者、金銭支配、貨幣社会、
モノのインターネットIoT、そして人のインターネットIoH、つまり人監視の世界ネッワーク へ

#見えない監視社会、#支配、#特許、
#ハリウッド映画、
監視社会、映画『ガタカ』、映画『ターミネーター』、
光と闇の戦い、映画『スターウォーズ』、
大舞台で詐欺、未定脚本『ダボス会議と不自由な新世界』、映画『スティング』、
安く買って大儲け、倒産させて買い漁る、
通貨危機、
韓国映画『国家が破産する日』、
邦画『パンケーキを毒味する』

[ふ]
船瀬 俊介.2020/0725.コロナと5G——世界を壊す新型ウイルスと次世代通信.269pp.共栄書房.[定価(本体1500円+税)] [B2021726、x0.95hj]
 [帯
・コロナの正体は、人類を攻撃する生物兵器だ。
   ・5Gの体は、人類を攻撃する電磁兵器だ。]
 
[お]
岡嶋 裕史.2020/0720.5G 大容量・低遅延・多接続のしくみ.234pp.講談社[ブルーバックスB2144][定価:本体1000円(税別)] [B2021/1229、0.95hj]


 「GAFAの支配は既定の事実へ」(209頁)。

 「世界中にセンサーを設置して、地球全体を感覚器官のようにすることは、企業という人体が、世界を覆い尽くすことを意味します。……消費者のことを、自分の体内と同じように知ることができます。
 ……実際にそういう社会が到来することはほぼ既定の事実だと考えておいたほうが良いです。
 古い話ですが、Amazonの予期的配送特許はこれを端的に示す例です。〔略〕
 ……Facebookの感情操作に関する実験を思い出す必要があるでしょう。〔略〕
 その後の様子を観察すると、ポジティブな情報に接しているグループは、自らの投稿もポジティブになります。反対にネガティブな投稿に接しているグループは、その日1日を沈鬱に過ごし、自分の投稿もポジティブになります。
 そんなことは経験的に知っていると思われるかもしれませんが、この実験を世界規模で行〔な〕い、その後どうなったかを個々人の水準で、かつリアルタイムで把握して分析できるところがすごいのです。〔略〕……もっと精緻化すれば特定の商品に興味を持たせたり、特定の異性を好きにさせたりすることができるようになねかもしれません。

 すばらしき監視社会へ

 この状況は多くの人が予想していました。〔略〕
 ジョージ・オーウェルの『1984』も、リドリー・スコットの『ブレードランナー』も、ジェームズ・キャメロンの『ターミネーター』も、こうした世界観を描いています。
 でも、予想と少し違っていたのは、利用者の態度でした。
 『1984』でも、『ターミネーター』でも、人は張り巡らせた監視網を牢獄のように感じ、嫌がり、その軛から逃れようと積極的に戦っています。〔略〕
 個人情報が流出したら困りますか? と問われれば、ほとんどの人が困ると答えるでしょうし、監視カメラで行動を見張られたら嫌ですか? と問われても同じでしょう。
 でも、無料で高品質なサービスを受けるために、私たちは自ら競って情報を差しだし、心情を投稿し、写真を掲載し、位置情報を伝えます。そうでないと、みんなが使っている便利なサービスを自分だけ使えなくなってしまいますし、得もできないかもしれません。〔略〕
 ……実際、監視網と握手すれば、安い価格で物が買え、自分だけに用意されたサービスに接し、友だちとつながることができます。危険な現象や人を発見して、告発したり回避したりすることも可能です。〔告発されるのが、あなただったりしてネ〕
 監視は私たちの生活を快適で安全にするものだったのです。〔略〕」(岡嶋裕史2020/0720、210-214頁)。

 ベンサムの夢

 ……ベンサムと言えば「最大多数の最大幸福」ですが、これを具体化するためのしくみがパノプティコン(全展望監視システム)です。
 ベンサムは、大多数の最大幸福を実現するためには、貧困層や犯罪者を幸福にすることが重要だと考えました。ず手に幸せな人をより幸せにしても、幸せの上乗せ度合いはちょびっとですが、不幸(貧困と犯罪の渦中にいる人が不幸かどうかは意見が分かれると思いますが、ベンサムはそう考えました)な人を幸せにすレバ、幸せの嵩上げはすごいことになります。〔略〕
 ……彼は、犯罪者に労働や生産などの良い習慣をつけさせようとしました。そこから彼がひねり出したのは、「犯罪者を徹底的かつ恒常的に監視すること」です。……そこで法哲学者だったにもかかわらず、刑務所(というか更生施設)の建設に心血を注いだのです。」(岡嶋裕史2020/0720、215-216頁)。