い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

十三通

2021-05-19 | 便り
近付いたり離れたり
蝶番の角度が見え隠れ

お互いの間にあるものを
改めて考える忙しさが
毎日を繋いでいたはずなのに

身に付いた挨拶の言葉が
意味を持たない綴りになって
リピートの機能を失い始めた

同じ温度同じ高さで再生された
当てはめられただけの文字の並びが
虚しく流れて迷子になった

コメントを投稿