い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

七十九通

2021-07-24 | 便り
待つ時間は余計なことを考える
落ち着かないままにそわそわを楽しむ

未知との遭遇を何度体験してもまぼろしになる
目に焼き付けようと心に刻もうと努力はしたが

何度会えば何年たてば
現実の姿が見えるのだろう

すれ違う街角で
会釈する距離感で
目に留まるものが違うように

目も眩む陽射しより明るく
月光が見せる夜空の星よりも近く
目を開ければ消え去る夢よりも儚く

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