い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

その七十五

2020-12-29 | オキテ
横切る太陽の光が曇り空を白くする
期限切れの焦りを浮かべて帯の中を漂う
今度こそは
来年こそは
重なる決意が少し沈む

念入りに掃除をして
花の似合う場所を作り
くもりのないガラスを透かす

笑ってもいいのです
諦めの悪い大人でも無邪気が覗く大人でも
昨日と変わらぬ未熟をほめて

今日と変わらぬ明日だとしても

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