い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

五十七番

2021-10-10 | 順番
雨の日の太陽

キレイな振りして見守っていた
誤魔化しの化粧が雨に濡れても
素顔の涙が見えない様に

暗闇を突き抜けてぼやけた光が輪になる
休むことなく旅を続けすべての星を探す
逃げ惑うモノたちに微笑みを届けるために

足を止めて振り向いておそるおそる顔を上げる
降り注ぐ光の粒が七色の明日を連れてきた
見えなくても会えなくても雨の向こうに

太陽は輝く 輝き続ける 輝いている