今、映画のことを書くなら「鬼滅の刃」なんでしょうが、ここはあえて「ハリー・ポッター」のことを。
先日、テレビで最初の作品「賢者の石」を放映してて、思わず見入ってしまったのであった。
ハリーと出会ったのは2000年の夏。
36歳で心筋梗塞をぶちかまし、雄々しく入院していたアタシ。
そこにダチのネエヤンが「賢者の石」の単行本を差し入れてくれたのだ。
内心、「けっ、子どもの本かよ」と手に取った私だが、すぐに魔法の世界に引き込まれた。
しばらくして退院し、休職期間を終えて東京に転勤した際、新しい環境に慣れないチビに読み聞かせをした。
身勝手極まりないワーカホリックだった私が、初めて親のようなことをした。
名前を言ってはいけないあの人、そうヴォルデモート卿の言葉を恐ろし気な声色で読むと、ぎゅっと身を縮こませるチビ。
その体温を感じながら、家庭が一番大切であるという当たり前のことに気付いた覚えがある。
4歳だったチビは額に、ハリーと同じ稲妻のマークを書き、幼稚園に通園。
もともと活字中毒者の気配があった彼はほどなく一人でポッターシリーズを読み始め、あっという間に重度なファンシャーになったわけだ。
そんなことを書いたのがこれだ。
今回、あらためて「賢者の石」を観た。
わが家の幸福な時代を象徴する映画でもある。
ハリーも、
ロンも、
ハーマイオニーも、
ちっちゃく、可愛らしく、何より勇気の持ち主だ。
もちろんネビル・ロングボトムもそう。
名シーンになると、ダンブルドアのセリフなどがそらで言えちゃうのが、我ながらおかしかったなあ。
この秋、ハリーシリーズが続いて放送されるみたいだ。
さまざまに思いを巡らせながら鑑賞すると致しましょう。
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