☆日本再生ブログ~Byのんpapa

政治・経済・社会を少々保守的視点からの思想やメディアが伝えぬ内容、更に交通関係の趣味も入るという何とも謎なブログです

10月30日(火)のつぶやき

2018-10-31 05:20:09 | Twitterのまとめ投稿

北本連系増強でブラックアウトは防げる

2018-10-31 05:00:00 | 社会・政治
胆振東部地震発生によってブラックアウトが発生した北海道電力は、この冬は石狩湾新港LNG発電所の本格運転前倒しにより問題なく供給できる見通しとなった。

京極発電所を必ず1機稼働可能な体制を徹底すれば、仮に全系統崩壊を起こしても9月の時よりは再開が早くなる事は確実であるものの、ブラックアウトそのものは悪条件が重なれば再び起きないとは言い切れない状況下にある。

ただ電源開発が所有する海底ケーブルの北本連系線(北本直流幹線・他励式・30万kw×2系統)に加え、青函トンネルの斜坑部分に通す第2北本連系(北斗今別直流幹線・自励式・30万kw×1系統)が2019年3月に運用開始となる。

自励式は直流と交流の変換をその電力で行う事ができる国内初のもので、仮に北海道内全ての発電所が過励磁によるドミノ倒しで全てダウンしても、この第2北本連系線により北本連系の交直変換電力を保つ事ができるため、発電所がなくても最大90万kwが維持できる。

30万kw程度の増設で何になるのかという意見も頂戴した事があるのだが、設備が貧弱な状況下に於いてリスクが格段に減るという意味では非常に有用な設備なのは間違いない。

ただ第2北本連系線と変換所の点検やトラブルで停止せざるを得ない事もあるため、先程の繰り返しとなるが揚水式水力の京極発電所を常時1機稼働させられる体制を整えておく事とすれば、仮に悪条件が重なってブラックアウトが再び起きてもすぐに種の電力が確保でき北本連系を動かせるので回復は間違いなく早くなる。


なお石狩湾新港LNG発電所新設には多分に触れても第2北本連系線には過小評価若しくは全く触れない傾向があり、石狩湾新港LNG発電所については過励磁が発生すれば停止するのに対し、第2北本連系線はブラックアウトの根本を改善する。

発電所が全てダウンしてもこの第2北本連系線により北本連系を動かせば、泊原発が運転中に緊急停止しても外部電源が安定的に確保され冷温停止が可能となる事から、原発再稼働反対派(メディア等)にとっては非常に都合が悪い内容であるため出したがらない方向に繋がっている。

メディアは不安を煽っているが、確実にブラックアウトを防ぐ方向に向かっている。