☆日本再生ブログ~Byのんpapa

政治・経済・社会を少々保守的視点からの思想やメディアが伝えぬ内容、更に交通関係の趣味も入るという何とも謎なブログです

北方領土問題は解決に向かう?

2016-05-16 17:00:00 | 社会・政治
日露のトップによる交渉が進みそうだ。

安倍首相は強い影響力を持つプーチン大統領在任中に、プーチンも日本には珍しいタイプのリーダーである安倍首相在任中に日露問題を解決したいという意思である事は間違いない。

領土問題と一言で言われるが、戦後のどさくさで韓国にぶん取られた竹島については日本が主張し続け、場合によってはハーグで争う事も必要であるが北方領土は事情が違う。

日ソ不可侵条約を一方的に破り、日本劣勢が明らかであった戦争末期に参戦し領土を奪った行為は断じて許せない上、現在のロシアが信用できないと言われる不信感に繋がっているのは事実だ。

ただ戦争中に領土を得て70年超の実行支配をしてきた経緯を考慮すると、日本がハーグで争っても全く勝ち目がないのも事実であり、これはロシアが4島返還に応じる必要なしとして強気に出る根拠でもある。

ただ1956年に日ソ共同宣言で歯舞群島と色丹島については返還の用意があるとしており、ここを軸に日本側としては「返還」、ロシアとしては「経済協力」という名目で2島返還にこぎつけるのではないかと見られる。

ロシアとしては国後島と択捉島は軍事的に重要なので絶対に手放したくないため、4島返還と吠え続けても進展する事は絶対にない。
2島で合意して平和条約締結と経済協力をしていくほうが有利なのは間違いない。
日本としても北洋漁業から締め出されてしまった漁業に於いて、水域が多少ながら広がるため漁業にとっては願ってもないチャンスなのである。

表向きは4島返還でも2島返還という進展は良い流れをもたらす。

安倍首相はこうした点を踏まえた交渉をするのではないだろうか。