☆日本再生ブログ~Byのんpapa

政治・経済・社会を少々保守的視点からの思想やメディアが伝えぬ内容、更に交通関係の趣味も入るという何とも謎なブログです

被災者支援は「無料」ばかりではない

2016-05-06 17:00:00 | 社会・政治
熊本地震の際にイオン熊本店がおにぎり10円、弁当100円、パン30円と破格で販売され、また通常は整然と並べるはずの売り場には、飲料水やカップ麺などを所狭しとばかりに並べられた。

日持ちのしないおにぎり・弁当・パンについては、近隣店の被災による閉鎖と配達遅延により、短時間で纏めて捌かなくてはならない状況となり、また広域で食料が不足する中で廃棄を出す訳にはいかなかった事が理由である。
また水やカップ麺などは、日本航空の協力を仰ぎ空輸により急ぎ運んだという。

今回は地震による直接の被害を受けていなくても、ライフライン停止により多くが通常の食事ができない事態となっていた。
そこで遠慮なしに売買できる形で格安とする事で、お金で買える人まで配っている食料に群がる事を防ぐ事ができる。

また水やカップ麺などをたくさん売り場に置く事で、早く買わなければなくなるという混乱を防ぐ事ができる。


なお物流については東日本大震災の際も、被災地域で多くの店舗が品薄となっていたが、北海道が主な拠点のセイコーマートは、平時から関東と北海道の海上輸送により物品を運んでいたため、茨城県の店舗では比較的潤沢に商品が入り重宝していたという事もあった。


被災者支援は必ずしも「タダで配る」のではなく、格安販売をしたり、物流を早期に確保していく事も重要だという事が再認識されたのではないだろうか。