☆日本再生ブログ~Byのんpapa

政治・経済・社会を少々保守的視点からの思想やメディアが伝えぬ内容、更に交通関係の趣味も入るという何とも謎なブログです

貨物新幹線が実現の方向へ

2016-01-03 11:29:21 | 社会・政治
今回は鉄道ながら政治・社会のカテゴリーの話題と提言。

以前から青函だけの積み替えに拘らず、線路容量に余裕のある仙台以北で貨物新幹線の導入を提言してきたところだが、主にJR北海道が研究してきたTOT(トレイン・オン・トレイン)では自ずと限界がある事から、青函区間で貨物新幹線の導入が国・JR北海道・JR貨物の共同で具体化される事となった。

3月26日開業の北海道新幹線は新在共用区間を140km/hまで減速する事で貨物対策を行うが、これでは新幹線としてのダイヤが確保できず、あまり時短にならないというのが開業時点からの課題である。

視点を変えて貨物の運行が新幹線の速度で行えるようになると物流大革命となり、巨額投資に叶う経済的波及が期待できる。

東海道新幹線や東北新幹線の東京~大宮といった超過密区間は厳しいが、これ以外の区間で貨物輸送を可能にする方向であれば、北陸新幹線の関西側の接続により北海道から九州まで貨物新幹線で繋がる事となる。

北海道の札幌から九州の鹿児島まで北陸回りでも半日で輸送できるようになるため、経済効果は計り知れないほどあるという訳だ。

物流業の要であるトラックについては長距離輸送を減らしてしまうが、新幹線は飽くまで拠点間なのでフィーダー輸送は必要である。
またその大型車のドライバー減少が著しい事もあるため、少子高齢化にともなう労働人口減を考えても、より効率的な物流体系がゆくゆく必要不可欠になるだろう。

貨物新幹線はいよいよ本当に必要になってくるのではないだろうか。