☆日本再生ブログ~Byのんpapa

政治・経済・社会を少々保守的視点からの思想やメディアが伝えぬ内容、更に交通関係の趣味も入るという何とも謎なブログです

北方領土と竹島は違う領土問題だ

2015-03-02 20:10:25 | 社会・政治
よく北方領土と竹島は我が国固有の領土でありながら他国に実効支配されていると一括りにされる傾向がある。

北方領土は日ソ不可侵条約があった中でソ連が破ったという卑怯な中身ではあるが戦時中の事であるのに対し、竹島は混乱が残る中ではあるが戦後のどさくさで漁民44人を殺害し占領したものである。
戦時中とは何があってもおかしくない事ではあるのだが、戦後というか戦争をしていない時期に領土を強奪するという行為はとんでもない事である。

まず北方領土については日ソ不可侵条約を破られた側とすれば引っ掛かるものは当然あるのだが、戦後70年も経ってそれだけ長きに渡る住民ありの実効支配が続けば、世界的にも訴えかけるのが厳しくなる上、解決に前向きなプーチン氏が大統領在任中に現実的な解決方法に転換していかないと、領土が全く還って来ない可能性すらあると言わざるを得ないからだ。
ロシアは択捉島の返還には相当難色を示しているが、択捉島の元島民に関するビザなし渡航を容認してもらう条件で、プーチンが暗に示した国後島・色丹島・歯舞群島の返還で日露平和条約を締結して日露関係を良くしていくというのが妥当な道筋であろう。

一方竹島については戦後のどさくさによる強奪であるため、こちらは韓国が強硬な姿勢を示してもハーグの国際司法裁判所に訴え出て司法の判断を仰ぐというやり方が良い。
ここで近年慰安婦問題を世界に訴えている韓国について、戦時中でもないのに大量虐殺をし島を占領したという下劣さを世界に示す良い機会でもあろう。
実は竹島についてハーグに出されたくないという最大の理由が、慰安婦問題までひっくり返されたらたまったもんじゃないというものである。

一見すると二枚舌外交のようだが、それぞれの事情に応じた解決方法があるのではないだろうか。