同窓会にまた行ったでー!

会えてよかった友・友・友、そして恩師。言えて良かったあの時ごめんねのひと言。次も絶対来ようね!

火災報知器の保守点検(バジル)

2007-10-14 05:16:09 | Weblog
このお客様は、排水管の清掃員さんとは、かなり違います。

なんせ全ての部屋にお入りになるわけで、ごまかしがきかないのです。

どこかの部屋を犠牲にして、片付かない物達を積み上げておくわけにいかないので、

全ての部屋をやり繰りして、なんとか、半ば無理矢理、収納するのです。

一仕事すんで、小腹が空いても、点検が済むまでキッチンは使わせてもらえません。

仕方なく、熱湯をかけてスープ春雨でも頂きますか。

しかし、無理矢理でもすっきりした部屋は、気持ちがいいものですね。

ありがたい。ありがたい。

私の中の父の地位(バジル)

2007-10-13 12:17:43 | Weblog
私は子供の頃から、父の勤めている会社に行くのは好でした。
働く父の姿を見るのも好きだったように思います。

大きなコンピューターのドラムがゆっくりと回る景色が、
テレビのヒーロー番組の中の地球防衛軍の基地に似ていたからなのでしょう。

あのころの出力は紙のカードでした。それに小さな穴をあけてデーター表示していました。
だから、読み取るにも読み取り機にかけていたようです。

打ち出されてゴミ箱に入るカードの丸い粒を集めて、
貼り絵をして夏休みの宿題を作ったこともありました。
スーラの点描画を再現したものです。

そのころの父は私の中で絶対で、正しかっのです。
怒っていたとしても、それが正しかった。

高校の時にも、何度か父のいる会社に足を運びました。
その時、得意先の営業マンに対して、電話で怒っていたのです。

父が何時にこちらに到着するのかを聞いたのに対し、相手は
「昼から一番でお伺いいたします。」
と答えたらしいのです。
たちまち相手は無礼者となり、到着時刻を聞いてやって、
それに合わせて段取りを進めているのに、曖昧な返事をしたと憤慨していました。
「君はこちらに、君の会社からこちらまでの距離と交通事情を把握して、
どのくらいで到着できるかを考えさせるのか」
と怒鳴っていたのでした。
それを聞いているたあの頃の私は、まだ父は正しくて、
相手の営業マンのほうが、無礼者だと感じていたに違いないと思います。

しかし、今の私はどうだろう考えてみました。
父と同じ立場で、同じ質問をして、相手が同じような答えかたをしたなら、
どう答えるのでしょうか?父と同じように憤慨する可能性はあるのでしょうか?

まず、憤慨はしないでしょう。
「昼から一番」という言い方をする人はそれがその人にとっての「ふつう」だからでしょう。
特別にこちらを軽視したわけではなかったはすです。
私ならたぶん、こんな話をするだと思います。
「今ここに、急ぎの仕事が到着しているものがあるんだけど、私としてはお宅のほうを先に取り掛かりたいの。
もし、あなたが13時30分までに到着できるのなら、あなたのほうから取り掛かれるのだけど、
何時ごろ着きそうかしら?」
と言い、仕上がりが遅くてもよければ、後回しにしたい旨を伝えると思います。

相手の可能性を聞きつつ、こちらの都合も話して、
折り合いのつく場所はどこにあるかを探ることでしょう。

そんな私から見た父はどう映っているのでしょう。
父は昔のままで、すぐに無礼者を作りたがるのは変わっていません。

無礼者を作ったところで、自分自身も怒っているので能率は下がるし、
相手のテンションも下げてしまうだけなのになあと思うのですが。

こうして、何も変わっていない父の地位は私の中勝手に下落し、
コミュニケーション能力の低い人になってしまいました。







ホゼとニベアの物語 その3

2007-10-13 00:20:48 | Weblog
ニベアは、濃く甘いコーヒーを抱え、私の前にペタンと座った。
話す決心をしたのか、意気込んだ表情だ。

まず、ダダオに「※※※※※※※※※※※※」?
するとタダオが「名前」と答える。
ニベアは「私名前アルベルシーナ」とそこまで言うと
タダオは「私の名前は、」と言い直す。
あらためてニベアが、「私の名前は、アルベルシーナ ノナットウ アイコウ」
あれ?名前はニベアじゃないの?と思った。

アルベルシーナお母さんつけたね。ノナットウお母さん名前
※※※※※※※※※ロンゲ?
「長い」
アルベルシーナ長いね。私嫌い。おかあさん、綺麗名前言うね。
私嫌い。みんなニベア言うね。

あ、※※※※※※※※※は、単語を聞いているんだ。
よし、今度は聞き取るぞ。
きた。※※※※※※※※※

聞こえた。
コメケ ファーラ ~~~
これは使えるかも?とお思い私はタダオに向かって

コメケ ファーラ 「わかりました。」?
と聞いてみる。
タダオは答えてくれた。

エンテンジー

コメケ ファーラ 「わかりましたか?」?

エンテンデウ?

エンテンジー
あーわかりましたね。

大収穫だ。

この日二人から聞き出せたのは、
ニベア達もホゼも同じ豆腐会社で働いているということ。
そして、ここが、寮だということくらいだった。

いつでも遊びに来てもいいというので、その日は帰ることにした。
つづく。

復活してくれ(バジル)

2007-10-12 10:06:24 | Weblog
お気に入りのシャンプーが店から姿を消してしまいました。少し前から見えなくなっていたのですが、リニューアル前触れかなと思っていました。ところが、いつまで待っても見えないまま。
聞いてみると、すでに製造中止になっていたのです。リニューアルの前触れではなく新製品の前触れでした。
浮気をすることもなく、長く愛用していた物に消えられると、失恋したような気分なのよね。

五本指の靴下(バジル)

2007-10-11 05:11:22 | Weblog
今日の靴下は、爪の場所に猫の目の刺繍が並んでいます。
立ちっばなしの仕事には、五本指の靴下は欠かせない物なのです。
なんといっても疲れ方違いますね。
一本一本の指に力が入るからか、体は楽なのです。
黒地に黄色の刺繍なので闇の中に光る猫の目のイメージ。
人に見せるチャンスは僅かにロッカールーム。足を差し出し指を動かして見せればみんな笑いだします。
緊張したムードをほぐすアイテムとして使っているのです。

ホゼとニベアの物語 その2

2007-10-10 21:29:09 | Weblog
彼女達について歩き、案内されたのは、簡素なつくりの集合住宅。
二階建てで6戸あるようだ。
階段を登ってすぐの場所がニベアの部屋。そのとなりがホゼの部屋らしい。
ホゼはアテアマニャンと言って手を振り、自分の部屋に向かった。

ニベアは、私を戸の前に待たせ、ドアを開け、中に向かって何やら話しかけている。
誰かいるようだ。
出てきたのは男。
いらっしゃい。どうぞ。
と流暢な日本語が聞こえてきた。
え?と思いつつ中に入る。
入ると、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、と圧力鍋の振り子が回る音が聞こえてくる。
夕食の準備をしているのだ。

ふとんのないこたつが置かれている。それに向かって座ると、男が話し始める。
僕はタダオ。これはニベア僕の奥さんね。
僕は日系3世よ。だから少し日本語分かるね。

ニベアが私に躊躇した態度を取らなかった理由が分かった。
夫に通訳をさせたかったのだ。

タダオが言う。
ちょうど良かったね。この人、僕といるのに、日本語使わないね。
友達いたら、覚える思うよ。

タダオが話している間にニベアは、コーヒーの準備をしていた。
ここで、私は文化の違いというか、味覚の違いを痛感させられる事になるのだ。
日本製のインスタントコーヒー、ネスカフェでコーヒーを作ろうとしているのだが、
カップに入れる粉の量と砂糖の量が、日本人ではありえない量を入れている。
出されたコーヒーは濃過ぎるし、甘すぎる。
ニベアが牛乳を出してくれたので、それを入れてかろうじて飲めるようにはなったが、
あの濃く甘いものを、美味しそうに飲んでいる姿に驚いてしまう。
つづく。

ナイスショットよりナイスリカバリー!かな?うん、それがいい!?(一周年になりました)

2007-10-09 21:31:36 | Weblog
つまらないつぶやき⑲

やっと少しだけ秋らしくなった。それでも体育の日は県下ほぼ全域で真夏日。稲刈りもボチボチ始まったところ。今年は台風による被害は県南部を除いては少なかったので近年ではまあまあの収穫になりそう・・・だが、肝心の価格が下がりぎみで農家のみなさんも諸手をあげて喜べそうにない・・。

このブログも遂に記念すべき一周年を迎えた。手探りで始めたブログ、自他共に太鼓判を押されるアナログ人間の私にとっては全くの快挙といえる。これも同窓の方々の30年越しの友情・支え・盛り上げのお陰様である。

疾風怒涛??この表現はまずかった、救世主(うん、これならいい)の如く登場していただいたバジルさんの声援に負うところが大きい。投稿数も140コマに及び3日に1度の頻度で画面が進んだことになる。検索してみると閲覧してくれる方も増加の一途を辿っている。ひょっとして読者は同期同窓の域をこえているのだろうか?いずれにしても有難きかな。あれもこれもバジルさん効果といえる。

やっと本題(いつものパターンですが・・)最近になって思うこと。人生道半ばを迎え、気付くと日常を通して脇役を演じることが多くなったきがする。『ここは私が何とかしなければ、ここは私の出番か、まず自分からやってみないと・・・』さすがにジコチューの私もこんな場面が段々減ってきた気がする。職場で、趣味の世界(稽古会など)で最近特にそう感じている。ただし、家庭生活ではとうの昔にその座を明渡している?脇役に徹しているが・・・。

ゴルフのお話。最近めっきり機会が少ない。お世話になった先輩の送別コンペ。その前のプレーもそんな感じだから、年に一~二度程度。若い頃は飛ばしてナンボ!ドラコンは全て掻っ攫うぞ!と意気込んだものだ。コースマネジメントもホールを問わず全てバーディかパー狙い。結果は伴わないものの限りなく可能性に挑戦したものだ。

しかしである、このお盆に久々にコースに出た。ティーグランドに立ってもマネジメントすべき構想が脳裏に再現されない。えーい!カキーン!迷いに迷って放ったボールはどこへやら?ミドルホールが一転、超ロングホールに変わってしまった。いかん、いかん、冷静に、冷静に。以前だったら少々なラフでも木の4番を手にしたもの。うまくいけば失地回復するがチョロもあり。

しかし、今は迷わずアイアンそれも7番で確実に!自然そうなっている自分に変化を感じる。スパッ!距離は出ないが真っ直ぐ前に飛んだ!同伴競技者より『ナイスリカバリー』とマナーにそった社交辞令の声もあがる。

若い頃社内コンペでいかにも高そうなカーボンシャフトを手に持つ幹部を見ながら、自分はスチールしかも強度はSシャフトでビュンビュン振り回していた時分が懐かしい。アイアンもプロモデルが流行りショットするたびに削り取ったターフ(芝生)を自慢し合った時期が懐かしい。

確実に先輩方の後を歩んでいる。後戻りはできない。ナイスショットはもう期待してはならない。期待すべきは『ナイス・リカバリー』なのである。たとえ社交辞令の声がなくとも自分で自分に言い聞かせること。それでいい。それがいい。

野球でいえば決して投手ではない。では捕手か?でもない。野手か?でもない。ダイヤモンドの外にいる『ランナーズコーチ』、ここが自分の居場所なのだ。そんな感じ。

決してイジケテいるわけではない。ナイスなリカバリーこそ重要な私の役目なのだ。


このブログ遂に一年続いた。五年後の大同窓会までを想像するとめまいがするが、それまでに第二、第三のバジルさんがきっと現れてくれるだろう。同窓のナイスリカバリーに感謝する。

ホゼとニベアの物語 その1

2007-10-09 07:12:43 | Weblog
彼女達に初めて会った日は、夕焼け空が綺麗だった。
近所のスーパーで買い物をすませ、荷物を抱え信号が青になるのを待っていた時だった。
左側から聞こえてくる話し声。日本語ではない。

耳をダンボにして聞き取ろうとする。こりゃスペイン語やなと思った。勇気をだして、いちかばちか、話しかけてみる。
ドンデスタ ウステ?
※※ブラジル※※※
※※※※※※※※※※※※?
ソー ポキン

ようするに、聞き取れたのはブラジルだけ。
ソー ポキンと応えたのは、話せるのかと聞かれたような気がしたから、
ほんの少して言っただけのこと。

ブラジルかー。スペイン語じゃないやん。ポルトガル語やんかどうしょう?
しかたないか。あとは顔芸とボディーランゲージ。

こちらが、聞き取れないことが分かると、彼女達も一生懸命知っている日本語を駆使してくる。

私に興味を持ち、積極的にアプローチしてきたのは、ニベアのほうだ。
ホゼは用心深く、私から少し距離をおいて眺めているのに対して、
ニベアは私の腕をすでにつかんでいた。

 ミ カーザ 来る?
 シー

その場で彼女の家に行くことになったのだ。
さて、この続きはいかに。