同窓会にまた行ったでー!

会えてよかった友・友・友、そして恩師。言えて良かったあの時ごめんねのひと言。次も絶対来ようね!

8ヶ月もかかってしまった(バジル)

2007-10-02 23:10:29 | Weblog
 ディスプレイの前や、人の前にいる仕事をはなれ、今の仕事について3年の月日が流れ、やっとこれが仕事なんだなと思えるようになってきました。

 今の仕事に就く前までの仕事の概念と違いすぎて、何をどう考えればいいのか分からず、どうにかこうにか、やっとのことで、自分を組み立て直してきたように思います。

 工場でのラインの仕事は、肉体労働。交代の人が来ないかぎり持ち場を離れることはできません。とにかく驚くことばかりでした。

 「教えてる暇ないねん。勝手に覚えて。」
これが年下の先輩の最初の言葉。

 え?仕事の説明はないの????
「いいから、やって。」
「は?」とこんな会話の繰り返し。
当然、一日で辞める人も多いのです。

 常に響く怒鳴り声、ここは動物園?まるで、動物を調教しているみたいな現場。
 何の説明もなくやらされ、相手の意としない行動をとってしまえば、怒号がなる。
 これが、仕事なのか?浮かぶのは疑問符ばかり。
まるで刑務所に入れられたような気持ちになっていたかな。

 「勝手に覚えて。」と言った先輩から「おはようございます。」という朝の挨拶の返事がもらえるまで、8ヶ月もかかってしまいました。初めて返事があった日は、思わず自分の耳を疑いましたよ。日記に書いておきました。

 今考えてみると、彼女達にしてみれば、一時期に何人も入ってきた、戦力になるかどうかも分からない、私達リストラ組みをどう扱えばいいのかを苦しんだのでしょう。怒鳴っている人間の方がきっと不安だったのです。

 教え方を知らないだけなのだと気づいてからは、相手に教えさせる工夫を重ねました。新入社員には、私達が教えたので、教え方を覚えてくれました。

 少しづつ、自分に心地のよい環境をつくり、動物園から人間社会へと変化させつつというところです。

 昭和40年代にタイムスリップしたような会社で、ここしか知らない人達の考え方を現代に近づけるのは、至難の業でしたが、かなり変わってくれたと思っています。これからも、頑張るぞー。