日本人女性は大和なでしこなのか?

2015年01月10日 | 日記

22歳の日本人女性がインドで、監禁・集団レイプされるという事件が新年早々に起きました。物騒な話で、被害者も家族もお気の毒に思います。外国旅行は国内とは全く別次元のリスクがあり、特に若い女性などは、日本を基準とした行動では命を守り切れないと思います。悪いのはレイプヤローに違いありませんが、付け入る隙を与えないように、被害に遭わないように十分気を付けないといけませんよ。

それはさておき。

週刊新潮の見出しが秀逸?でした。

22歳「大和なでしこ」を1か月間監禁暴行した「インド人」の無法地帯。

大和なでしこって、なんだったっけ?サッカーの女子チームだったっけ?いや、待てよ。控えめな日本女性のことじゃなかったっけ?被害者は今どき珍しい男性の後を半歩も一歩も下がって歩く女性だったのか?新潮は被害女性のそんなことまですでに知っているのか?と訝しく思い記事を読んでみたが、特にお茶やお花を習っているだの、日本舞踊が趣味だのは書いてなかったです。容姿についても特に可憐であるとか、清楚な雰囲気とかの記述はないのです。

はては、意味間違えてたか?と思い、調べてみたらやはりそんなような意味でした。

日本人女性の清楚な美しさをナデシコの花に見立てて言う美称とある。

新潮は日本人女性の代名詞として大和なでしこを使用したのか?ぷってかんじだが、その対照に「インド人」「無法地帯」があるので笑えない。大和なでしこに乱暴をはたらく野獣どもといったところか。日本通のインド人が「日本人は生まれつき単純で愛に飢えている」「だから騙しやすい」と言っていることに対し疑問を差し挟んでいるが、新潮はこのへんてこりんなインド人のことをどうこう言えるか?

「大和なでしこ」がこの日本のどこにいるのか?という疑問は置いとくとしても、新潮のこのセンス・感性どうにかならないものか。

事実がどうあれ、日本人女性がこのように思われていること自体が問題であるとしているのはいいが、かつてなら日本人女性に非難が向けられていたはずだが、新潮はあくまでも日本人女性は大和なでしこであり、インドヤローがゲスであるというスタンスだ。

このようなレイプ事件の背景として、日本人女性の間違ったうわさが伝わっていることも大きいらしい。

ネットなどで、日本人は素人女性が援交したり、AV女優のバイトで過激なプレーをしていることを知っており、日本の女性は簡単にヤラせてくれると勝手に思い込み、狙いを定めてくる…そうです。

慰安婦よりこっちのほうを騒がないといけないんじゃないですか。

日本女性が外国人男性からこのように認識されていることは大きな問題ですし、そのことを認識したうえでなおのこと防御を強めないとダメじゃないですか。

なにが大和なでしこだ。新潮文庫まで読みたくなくなってきた。

 

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