社労士だって民事信託、一人でやるだけが独学じゃない。

2023年01月26日 | 社労士
今月の成年後見連絡協議会は、「成年後見と民事信託」についてでした。
商工会の研修講師のときに自分なりに勉強はしたのだが、弁護士の方のお話を聞いた後では、ちょっとひんやりしました。やっぱり、わかってなかったわ…

講師の伊庭弁護士のお話は大変おもしろかったです。ついていけない部分もあったけれども、聞いて本当によかった。独学をモットーとする自分であるが、一人でやる「だけ」が独学ではない。
わかる人の話をちゃんと聞かないと独学は破綻する。

社労士にとって、信託というのは、知ってる人は知ってるのだろうが、仕事としては無縁のものなので、概念自体がわかりづらい。

伊庭先生によれば、十字軍のときに、領地を放置していかねばならない兵士が友人に領地、妻子のことを頼んだのがはじまりだとか。古い…

成年後見人として関連するのは民事信託である。よく聞く言葉であるが、また、背景に成年後見への不満があることは察せられたが、明確に言われると、やはり痛い。

今回の勉強会は併用する場合の注意点が主であった。

成年後見か民事信託かではなく、どちらも使うという観点である。

成年後見人が専門職だと支払いが大きく、家族でも家裁の監督下にあってあまりに窮屈だというが、家族信託はよからぬたくらみで広まっているのが現状であるらしい。

私は介護関係の仕事で家族を見てきた経験上、成年後見がだめだからといって、民事信託(家族信託のこと)ならオッケーってのはあまりにあぶなげではないかと思っていたが、いったん広まったものは元には戻せない。

伊庭弁護士は力説・強説していた。

民事信託は推定相続人のためにあるのではない!!

そうはいうても、そういう使われ方をされているのが現状。

これをひっくり返すために成年後見を申し立てる人もあるとか…そういう人ばかりか…

自分だったらどうする?

120歳まで生きるつもりだし、あと15年ぐらいしたら、娘を後見人にしてー、委託もしてー、カネもないのにー

練習練習
コメント
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