ディベート甲子園では労働問題も出てきます

2022年07月31日 | 社労士
夏と言えば甲子園であるが、野球だけではなく、ディベートにも甲子園があります。
全国中学高校ディベート選手権(ディベート甲子園)である。
今年の論題は
中学生が「日本は中学生以下のスマートフォンなどの使用を禁止すべきである。是か非か」
高校生が「日本はすべての石炭火力発電を代替発電に切り替えるべきである。是か非か」
中高生のディベートは大学生や大人に負けないほど面白いですよ。
出場校は開成、灘高、桜陰など、そうそうたる名門校が並んでいます。

数年前に、ある企業の研修で労務講座を担当したとき、中高生のディベート甲子園に触発されて、ディベートを取り入れたのですが、予想をはるかに上回る白熱でした。
休憩時間にベランダにタバコを吸いに行ってなかなか戻ってこなかったり、脚を投げだして斜に構えているような若手社員が思いがけず、論陣を張っていました。
すごくびっくりしました。
お題は、「賞与の一部を仕事の実績に応じて増減すべきである。是か非か」でした。
日本では賞与の額はいまだに固定か出勤実績に応じてというのが多いのです。
思いのほか白熱した議論に意外な思いでした。

ディベート甲子園の過去の論題労働関係関係のものもあります。
第22回高校生の部では、
「日本は企業に対する正社員の解雇規制を緩和すべきである。是か非か」
・ここでいう緩和とは「人員整理の必要性」および「解雇回避努力義務の履行」を 整理解雇の要件から除外することとする。
論題解説

社労士のみなさんなら、どのように相手を論破しますか?

コメント
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