自分を失い、自己嫌悪に陥った時にはファンタジーをどうぞ。

2020年05月30日 | 社労士
勉強に行き詰ると家族や友人、職場の人たちなど、周りにいる親しい人に対して八つ当たりのような態度をとってしまうことがある。親しさゆえの遠慮のなさであるのだが、後でひどく後悔する。
人間に疲れた時は動物や植物が心を癒してくれる。
自分自身に嫌気がさしたときは、ファンタジーなどの児童文学が新たな気付きをくれる。
絵本でもよいし、小学校低が宇年向けの物語でもいいし、ヤングアダルト分野でもいいし、古典的な外国文学でもいい。
子どもが主人公の物語には、真の自分を受け入れる勇気と、自分を支えてくれる人たちの大切さが描かれている。助けてばかりの人も、助けられてばかりの人もいない。どんなに小さな存在であっても、誰かに勇気を与えている。
本って、しゃべらないのに語り掛けてくる。
自分自身も他の人間にもどう向き合っていいかわからないときには、ぜひ児童文学を!
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試験勉強に行き詰まって疲れている人は、その分野の発展経緯などに触れてみては?

2020年05月30日 | 社労士
社労士試験の勉強は今が正念場でしょうか。
なのに、やる気が起きない…なんてことはありがち。
だって、5月病の時期だし、なんといっても今年はコロナ感染の影響が大きい。
いちばんやらなきゃいけないときなのに、やる気がでないとか、やってるのに結果が出ないってのはつらい。すごく焦る。
もっともっとがんばればいいのか、息抜きをしたらいいのか…
迷うところですが、おすすめは「別の視点、角度からその分野を眺めてみること」です。

行き詰まったときの息抜きは実は楽しめず、本当の息抜きにはなりにくいもの。
今立ち向かっている、まさにその分野の「へー、なるほど」「そーだったのか!」を見ると新たな興味がわいてくることがあります。
たとえば、年次有給休暇は義務化されたけど、昔昔、労基法ができた当初は通達で、事業主が取得するよう促さなきゃいけないとなっていたとか、同一労働同一賃金はその昔、国も経営側もやる気まんまんだったけど、労働者がしぶってて、いつの間にやら流れたとか。
こういったことが、独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILP)から『日本の労働法政策』に出ています。著者はJILP所長の濱口桂一郎さんです。4000円以上する分厚い本ですが、買って積んどいてパラ読みして…とか、毎日10分間だけ読むとかでも面白いです。難しい内容でありながら濱口さんの皮肉な書きっぷり、斜め具合がなかなかユニークなのです。
値段で引くという人は、新書の『働く女子の運命』がおすすめです。800円ほどですし、試験の後に効きます。内容は難しいながらもくだけていて、やはり皮肉がきいています。

つらいときは、あと5分。
もうダメと思ったあとに、もう5分。

ビーブレイブ!

hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)




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「プライド」と「こだわり」

2020年05月28日 | 社労士
プライドと聞くと、プライドばかりが高くて実力はないとか、プライドが邪魔をするとか、プライドを捨てるとか、悪いイメージを思い浮かべる。自尊心、誇りといったよい意味はあまりイメージできない。
一方、こだわりという言葉はよい意味で使うことが多い。
こだわりの一品とか、こだわり抜いたアイデアとか。

ある高校生が、山月記の読書感想文で次のように書いていた。

自分が得意としているものや、これを外すと自分という個性が保てなくなってしまう、と「こだわり」を持っているものが、プライドや意地になっていく。

当時最難関とされていた科挙をいとも容易くクリアした秀才の李徴は、さまざまな才能にあふれていた。自分は詩の才能のある人間だ、と過信するのと裏腹に、もしかしたら自分はたいした人物ではないのでは?と揺れていたからこそ、自分を守ろうとするあまり、外界へ間違った行動をとり続けてしまい、自らを苦しめ、やがて虎へと変身してしまった。

強すぎるプライドは、自らを苦しめ、心の奥底に潜む何かを具現化させる。

秀才だけが陥るものではない。

障害者は無駄であると言って、何十人も殺傷した男も同じではなかったのか。


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いやなお客様は自分が呼び寄せている

2020年05月27日 | 社労士
質(たち)の悪いお客様に当たって、「ついてないな~」などと思うことがなかっただろうか。
私はそんなことばかりだった。
同僚や上司、部下に恵まれてないなぁ、自分では選べないからなぁなどと思っていた。いっぱしの不満を並べていた。
採用支援などと言っても、自分事ではないのでどこか上ずべりだった。
よいお客様はどうしたら自分のサービスを使ってくれるのか、よいスタッフはどうしたら来てくれるのか、教えてくれたのは経営者の方である。
どっちが社労士だかわからない。
今は手続代行の時代じゃない、第3号業務だ!と言ったところで、独占業務ではない。
社労士以外にここを得意とする人はごまんといる。
自分はこういう人間です、わが社はこういう会社ですってPRをきちんとしていれば変なお客様も変なスタッフも来ないと教えてくれたのは経営者の方。
知らなかったわ…ほんと、マジで。
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働き方改革の功労賞は新型コロナウィルスが受賞するかもしれない

2020年05月26日 | 社労士
コロナ騒動はようやく少しばかり終息が見えてきた。
3密を避けろとやかましく言われてきたが、この3密、国によってその中身は異なるようだ。
医療崩壊を起こしたイタリアは広い場所でも密接して口角泡を飛ばして議論したり、恋人同士がアモーレアモーレとくっついてるのに加えて、マスクは怪しい人間、病人のレッテルが貼られている。
アメリカも同じようなものではないか。
日本はどうか。
狭い国土の狭い空間に好き同士でもないのにくっつきあって仕事して、やれセクハラだ、パワハラだ、やれモラハラだとやっている。会議と称して、これまた狭い空間で換気もせずに、いつまでも堂々巡りをしている。幸い、マスクは年がら年中していたところで、変り者扱いはされても怪しい人間とは思われないし、批判もない。
コロナが終わったからって原状回復の必要はない。
あれほどカネをかけて働き方改革をこねくりまわしていたのに、コロナがいっぺんに改革を成し遂げた。
他者を媒介としなければどーにもこうにも動けない生物もどきのウイルスが人間を凌駕して働き方改革をやってのけたとは。
これまでウイルスは戦争を終わらせるという功績も残している。
コロナよ、お前は働き方改革の功労賞を狙っているな。


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