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高齢者になっても、ヒマ・ひま・暇やはり暇

高齢者「さいら」ブログ。リタイヤーから、晴れて高齢者の仲間入り。店名をマイナーチェンジ。内容は以前と同様雑他。

紀伊風土記の丘

2006年08月31日 | 今日の話題
紀伊風土記の丘(2006年8月31日)
 和歌山市に県教育委員会の施設で「紀伊風土記の丘」がある。県の施設としては珍しく、バスの終点でもある。そこの学芸員さんのブログに最近時々お邪魔している。和歌山県内だけでなく全国の話題やご専門のブログである。時々難しいと思うこともあるが興味有る内容が多々あるブログである。ぽんこり・ミュージアムそのブログに触発されて、孫と妻と一緒に本当に久し振りに行った。
 駐車場から思ったよりも歩く。何処が入り口というか、入場券を購入するところか分からない。よく見ると、「資料館」と「紀伊風土記の丘」とは別になっていて、「紀伊風土記の丘」そのものは入場料が要らない。「どうぞご自由に」と言う訳だ。「資料館」のみ入場料が必要である。何故そうなっているのか良く分からない。実に下らないことが気になる。無料であるのは有り難いし、文句を言う筋合いではないことは重々分かっているが、どうも腑に落ちない。維持費が掛からないという訳でもないだろう。展示に手抜きして居るとも思えない。余りにも広い敷地にフェンスを張る予算がなかったのか、境界が明白でなかったので、やむを得ず無料にしたのかと穿った思いも出て来る。何れにしても、それじゃあ一層のこと「資料館」も無料にすれば?との要望が無い訳ではない。
 と言う訳で、資料館には入らなかったが、実は、「丘」そのものにも見るべきものというか、興味有るものが沢山ある。昔の「民家」とその家具などの「民具」、実際に殆ど見ることがない古墳の中等々。妻曰く「もう少し近ければ、毎日の散歩にに良いのでは?」と単純に「無料」であることを知って言う。確かに同年配の方々が散歩がてらに歩いている駆け足の人もいる。犬の散歩をしている方々も見受ける。どうも貧乏県としては異質な県の施設のように思ってしまう。

紀伊風土記の丘:古い民家(2006年9月3日)
 孫はその民家を見て、何でも知っている「さいら」に自分の知識の限りの質問。「厠は何処?」「井戸は何処?」「これは何?」「それは脱穀機」等々。感心なことに興味津々。
 水道の栓がある。「これも昔の??」とそうではないのが分かっていて、面白半分に聞いてくる。わらぶき屋根を見て、「雨の時はどうするの?」「雨が降っても漏らないんだよ」「どうして?」その説明は実は難しい。水滴はわらに当たって、直ぐに下のわらへ落ちるのではない。それなら直ぐに雨漏りする。水滴はわらを伝って少し流れる。そして、その下のわらへ落ちる。その下のわらでも同じ様に伝って少し流れる。その内に、雨漏りしないで、軒下へ出ていく。雨漏りするかしないかは、その時の雨の強さ、藁葺きの厚さ・藁の密度と傾斜の函数で近似されると言うような話を昔何処かで読んだことがある。
 「ここに建っていたの?」「違うよ。持って来たんだよ。」「重たいし、大きいなあ?」「一端バラバラにして、ここでもう一度建てるんだ」孫はもう一つ理解できない様子。確かにそうしても大変であることには変わりない。触って動かしたそうな機器は殆ど「触ってはダメ」の表示。孫はそれが残念そう。触れる展示品、資料館にはあるかも知れないが、これも大切だと思う。井戸の釣瓶を見て、「何故二つ有るの?」返事をしないと、暫し考えたようで「その方が水を汲むのが早い」とのこと。理解した模様。記念写真も。殆どに孫が入っているので、ブログでは、孫が入っていないものを紹介がてらに少々。
 下津の網元の旧家。解説によると出入り口が非常に多くあるのが特徴とか。

 海南黒江の旧家。商売の家。大きな倉が印象的。奈良市の商家の旧家の造りに矢張りよく似ている。
 台所の水瓶。水道のない頃はこうして水を蓄えていた。

紀伊風土記の丘:まが玉(勾玉)造り(2006年9月4日)
 その民家の展示に置いてあるパンフレットの中にその民家の説明書の他に「紀伊風土記の丘」の販売品目録があった。孫はそれを見て早速一枚頂き。そろそろ魂胆が見えてきた。そのパンフレットの順番は「値段の順番?」「そうでもないなあ?」と買って貰うものの品定め。書籍以外に「まが玉造りキット」があった。実験考古学の一環か?途中から、頻りに「まが玉」の話が出て来る。彼なりの作戦か?で、早速それを購入。この「まが玉造り」は結構人気がありそう。ブログでも見た。勾玉アクセサリー作り。
 係の人は心配しながら、懇切丁寧に加工方法を教えてくれる。「今日は無いですが、まが玉造り教室も開いています。」「粉が一杯出るので新聞紙を下にして。」「荒削りはこの茶色のサンドペーパーで。」「仕上げはこの黒いサンドペーパーで水の中で。」「ここのところはペーパーを鉛筆に巻いて削ると綺麗に削れる。」「最後は、新聞紙で磨く」「丸く仕上げるところがコツ」「思ったよりも時間が掛かります。」そして最後に「もし分からなかったら、ここへ電話で聞いて下さい。」と教えてくれる。金300円也にしては至れり尽くせりではある。
 余りに暑いので、帰り道の喫茶店にて、「かき氷」を所望。孫は「まが玉造りキット」と「宇治金時」で今日は満足・満足。妻も安上がりで大・大満足。帰りの車の中で説明書を読んでいた孫は「落としたらあかんね。この石落としたら割れるんやて」と言いながら、妻の鞄の中に大切そうに入れる。
 帰ってから、妻は、「今日のこと日記に書いてよ。」と言うが、それは上の空。説明を受けたように、早速新聞紙を広げて、「まが玉作成」に取りかかる。その内、友達というか自分の部下のように思われている妻も何時もの様に孫のペースで少々お手伝いと監督。いつもの風景。
 削り初めて間もないのに、手は写真のように削り粉で真っ白。未だ荒削りの序の口で、作業は続いた。今日の作業は「荒削り」にて終了。もう少し丸みが必要かと思うが、まあ余りシビアーな感想は横に置いておく。完成品は多分お見せできる様な代物にはならない。努力は認めてやろう。

 月が変わって、一日の登校日には早速、自由研究の一つとして「まが玉」と一緒に学校へ。珍しかったのか同級生も大いに興味を示したと得意げな報告も。そして、ちゃっかりと先生にそれも提出。「紀伊風土記の丘」の話か「孫」の話か良く分からなくなったが、ひとまずこれにて終わり。

山の暮らしとなりわい(2007年2月11日)
 「ほんこり・ミュージアム」さんのブログ「ほんこり・ミュージアム」は「和歌山県紀伊風土記の丘」の学芸員さんのブログです。色んな民具・玩具等々分野も和歌山県だけでなく、興味有る話題のブログです。そのブログに「山の暮らしとなりわい」の案内があった。ヒマしているので見に行ってきた。山の暮らしに関する民具の展示である。
 「民具」の展示はその収集から始まり、展示も大変であろうと思う。展示するには図体が大きいものがあり、触れば壊れそうな古いものもある。和歌山は「きのくに」と言われる様にその殆どが山である。その昔の生活も少し興味があった。
 今回の展示方法は「道順」が特に示されていない展示方法で、自由に気に入る所から「どうぞ」と言うわけだ。少し戸惑うが、如何せん、会場が相当狭い。こればかりはどうしようもない。印象に残った点を少し。
 解説書にもあるが、山村の生活というか、なりわいは本当に多岐にわたっていること、豊かであることに驚いた。そう言う意味で確かに山村のイメージを修正する必要があると思った。紙漉の道具などが展示されていた。テレビなどで見るのと違って、展示されていた道具は一枚の紙を漉く大きさが小さい。半紙一枚ほどの大きさだった。てっきり、大きく紙を漉いて、後で切断するものとばかり思っていた。その方が効率的だと思っていた。どちらが標準的なのか興味が湧いてきた。小さいと言うと、「すし桶」も思ったよりも小さかった。山村の家族は所帯が小さいのか、家庭には幾つものすし桶があるのかこれも気になった。その寿司であるが、確か「ビロウ」の葉で包むと説明されていて、そのビロウの写真もあった。柿の葉ずしは当然柿の葉であり、他に沿海で「さいら」が知っているのは「アセ」で包む。京都のサバ鮨は竹の皮で包む。ビロウの葉で包んだ寿司はどんな香りがするのであろうか?これも興味が湧いてきた。一度食べたくなった。台所の展示では、塩、醤油、酒、梅干し等の瀬戸物の入れ物が展示されていた。「砂糖」の入れ物が展示されていないのが、不思議であった。砂糖は昔、通常使う調味料ではなかったのか?甘みはどうしていたのだろうか?それならいつ頃から使い始めたのだろうか?それとも偶々で、観覧者の無い物ねだりなんだろうか?と気になった。
 一番気になったのは、林業の大きな産業と思っていた「炭焼き」に関する展示が全くなかったことである。これはこの地方で「炭焼き」がなかったのか?、展示するには大きすぎたのか?、それとも、最もありそうであるが、炭焼きはそこに定住している人達がしたのでないために、民家には道具類が無いのか?。これも「紀州備長炭」の伝統的技術を持つ和歌山県民としては、興味がある。
 と言う訳で、色々と考えながら、疑問に想いながら、半日を楽しく過ごした。


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