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高齢者になっても、ヒマ・ひま・暇やはり暇

高齢者「さいら」ブログ。リタイヤーから、晴れて高齢者の仲間入り。店名をマイナーチェンジ。内容は以前と同様雑他。

「全国一斉休漁日」

2008年07月15日 | 外なる話題
「全国一斉休漁日」(2008年7月15日)
今日は全漁連主催の「全国一斉休漁日」である。
勿論その理由は
「燃料油高騰による漁業経営維持不可能に対する
国民の理解と国の施策を求める」ためである。

漁業者は出漁する日を自分で選択出来ない。
天候が悪いときは止むを得ず、休漁せざるを得ない。

いくら天候が良くても、
消費地の市場が休みのときはその前日か当日は出漁しない。
漁師も公休日となる。

その結果、驚くほど出漁日数は少なくなる。

「沖へ行ってナンボの世界」にも拘らずである。


大漁が数日続くと、
産地の処理能力を超える。その結果、
魚価が下がり、赤字になることもある。

そんな時には漁師は「自主休漁」することもある。

これは今回の一斉休漁と同じく漁業者の意思である。

「沖へ行ってナンボの世界」であるから、
自らの首を括ることになるので辛いことである。

農産物や畜産物では、このような時には、
「廃棄処分」がニューズになる。

その点、いくら漁業者が休漁しても、
ものを粗末にすることはない。

休漁は資源全体にとっては良い方向へ動く。
その点救われる。


ところで、昔、今もそうではあるが、
漁業は「蛋白質を供給する産業」と言われる。
確かにそうであるが、
それは漁業の一面を捕えているに過ぎない。

今は、漁業は
石油資源を用いて、水圏の蛋白質を陸圏へ移転する産業」であると
言う方が正しい。

燃料だけではない。
漁船・漁網綱も元を正せばそうである。

その内に、「木船」で
「手漕ぎ」・「風ウタセ・潮ウタセ」で、
「棉麻」の漁網綱の時代にに戻るのであろうか?

それともこの世から漁業はなくなるのであろうか?


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