所用のため次回の更新は12月30日以降になりますので宜しく
甲州丸:干し柿作り(2007年12月25日)
コメントを頂くsakakuraさんから、
干し柿作りのために11月に「甲州丸」を送って頂いた。
早速干し柿作りを体験した。
日を追ってその「干し柿化」を見てみよう。
初めての「干し柿作り」のささやかな観察である。

皮を剥いて、間もない時である。11月22日である。

もうボツボツと渋も抜けてきた頃かなと思う12月4日である。

ほぼ完成したかなあと思う12月19日である。
試食してみると実においしい。
干し柿ならではのコクのある味がする。
一番驚いたのは、その姿が小さくなることである。
勿論、干すことによって水分が抜けていくためであるが、
これほど小さくなるには幾つかの理由がありそうだ。
例えば、魚の丸干しの場合確かに小さくはなるが、
干し柿程小さくはならない。
それは魚には「脊髄」が一本通っていて、
更に身体を支える諸々の骨格が有る。
そして、骨は他の組織に比較して、
余り縮まないためである。
実際、背骨とかを抜いて作る「かつを節」は
非常に良く縮んでしまう。
もう一つ、それは、
「皮を剥いて」干すことである。
果肉のみになった柿は自由に縮むことが出来る。
そこが、シワシワになる「干しぶどう」と
大きく異なるところであろう。
何て考えて、人のお肌の加齢と一脈有るのではないかと
一人納得している。
今回初めての干し柿作りであったが、
一つだけ気になることがある。
それは、段々と黒ずんでくることである。
売っているものを見ると、全体的に水分が抜けた分、
柿色は濃くはなるが、写真のように
黒くはなっていないように思う。
見場が大切な女優さんと同様に、
多分商品としての「干し柿」作りには
何処かにノウハウがあるのだろう。
過去記事で
柿の話題
それも含めて「さいら」ブログ内の検索で、他に
柿で検索結果などの過去記事がある。宜しく
それから、甲州丸は干すと必ず黒くなります。甲州丸以外のオレンジ色になる干し柿は私好きではありませんで、ひたすら黒ずんだ甲州丸を愛好しています。ちょっと固くなったくらいが良いですね。(失礼しました)
BGM良いですね。同世代でしょうか?