goo blog サービス終了のお知らせ 

高齢者になっても、ヒマ・ひま・暇やはり暇

高齢者「さいら」ブログ。リタイヤーから、晴れて高齢者の仲間入り。店名をマイナーチェンジ。内容は以前と同様雑他。

米国一人旅(3):飛行機(2):機内事情

2006年05月01日 | 外国旅行:三題
*米国一人旅(7)飛行機(4):機内事情(1)
座席
 旅行会社のアドバイスでは、「窓からの景色は昼でも海と雲だけですから、見ることはなくて、少しでも身体の身動きが取れる通路側でないと、(田中さんの年齢を考えると、)身動きが取れず、エコノミークラス症候群の恐れとトイレの心配があります。」とのこと(括弧書きは私の注釈です。)。実際、窓の外を見ることはありません。離陸直後に、「省エネのために窓を閉める様協力要請」のアナウンスがあります。帰って、新潟の地震(地震発生そのものは、滞在中に知りました。)報道の中で、車の中で寝泊まりをしていた人がエコノミークラス症候群で亡くなったことを知りました。実際、座席の状況はその通りで、軽自動車よりも狭い感じがします。
 しかし以降の飛行機は航空会社が既に席を取っていて、選択の余地は有りません。それは確かに搭乗できると言う点では安心ですが、「窓側か、通路側か」が気になります。帰りは残念ながら窓側でした。しかし、搭乗してみると非常に幸いなことに2席で、他の席はほぼ満席でしたが、しかも通路側は空席でした。ついていたと思います。自分の座席がどこにあるかは、一人旅では大変なことです。
 帰りの飛行機は、中央の座席は6人掛け。最近はパックツアーでもオプションでビズネスクラスを選択できる様で、その事情はよく分かります。座席は狭く、リクライニングもほんの気持ち程度しか倒すことができません。爆睡することは無理と分かりますが、トイレの時は本当に大変です。窓側とか中央の席にいると皆さんに席を立って貰わないと通路に出ることは出来ません。その並びが同じグループなら兎も角、言葉が通じない外国人であればと思うと小心者の私は悩んでしまいます。

客室乗務員
 最も関心がある客室乗務員。キャビンアテンダーとも言うらしい。「さいら」の言葉で言うと、「スッチャーデス」もう少し上品・復古調で言うと「スチュワーデス」少し略して、憧れの念を含めて言うと「スッチー」。何のことはないその実態は求人広告の「フロアー スタッフ」。今回の飛行機で客室乗務員も私のイメージが違いました。旅行会社の言う通り、uaはアメリカの会社ですから、行きのアナウンスは英語ばかりです。申し訳程度に、日本語のぎこちない単語が、丁度私の英語の様に有るだけです。最初から諦めていますので、どうでも良かったのですが、機内預けのバッグが出て来るターンテーブルの番号だけは気に掛かります。
 しかし、帰りはサンフランシスコ発と言うことでパーサーが日本人。この「パーサー」なる言葉も昔の外国航路の「パーサー」のイメージが有って気になるのであるが、自ら「パーサー」と名乗られると「そう言う言葉」かと納得せざるを得ない。必ず英語のアナウンスの後か前に日本語のアナウンスがあります。日本人が米社でも活躍していることに日本の客室乗務員の質の高さから納得はしますが、実は帰りはどうでも良いのです。行きに本当にこのような状態で乗りたかったと思います。
 格安切符と言うことで、私どものブロック担当の客室乗務員は行きも帰りも男性です。シェアー運行しているANAではそうでないと思います。折角の客室乗務員の観察も興味半減です。男性客室乗務員は若いのから中年まで、愛想の良い人から無愛想な人まで、それぞれです。私の年齢では「国際線のスチュワーデス」と言うと女性の、或る意味では誇り高い職場のイメージがありましたが、これはもろくも崩れ去りました。列車でよく見る車内販売員のイメージで完全な接客業です。勿論サービスは充分してくれます。機内持ち込みの少々重たい荷物は如何にも力の有りそうな背の高い客室乗務員が当然の様に収納庫に入れてくれます。飲み物サービスの時にも、言葉が分からないと思うと一つずつ、取り出して飲み物を見せてくれます。国際線では客室乗務員は勤務時間も長く、体力勝負の所がありますので、男性の職場であっても何等おかしくはないと納得します。
 滞在中に思ったのですが、「受付とかの窓口業務は女性の仕事」と言う私の古いイメージが間違っている様です。男性が美術館などのチケット販売の窓口等の仕事をやっています。逆の場合も多いのでしょう。勿論客室乗務員の彼らは日本語を全くと言って良いほど話せません。日本語が世界の中心語であれば、客室乗務員も英語を話す必要もなく、日本の様な特別な職業と言うことでなく、ごく普通の職業分野でしょう。

米国一人旅(8)飛行機(5):機内事情(2)
機内食
 ある人が言うには「機内食は楽しみですよ。」「日本酒はエコノミーではありませんが、ビール・ワインは飲み放題です。」その機内食ですが、これはエコノミーと言うことで座席の条件と共に格差は大きいと思います。とても楽しんで食する類の物ではありません。控えの航空券には行きは「ディナー」、帰りは「ランチ」と記されていますが、取り立ててランチとディナーの差が有るわけではありません。要は、そのサービスの時に、太陽が出ているか、星が出ているかの差だけです。
 米国滞在中にメキシカン料理以外は美味しく食べることが出来たのは、偏にこの機内食に依る所が大きいです。一応、「ビーフの何とかですか?チキンの何とかですか?」飲み物は「ビールですか?コーヒーですか?等々」と希望は聞いてくれますが。あの狭さでは楽しめませんし、美味しいという代物では全くありません。聞く所によると、と言うことは真偽のほどは不明ですが、機内食は経費削減のために、日本で積み込むのではなくて、米国から持参して来るとか。ご飯も一食出てきましたが、蓋がきちんとしてなかったためか、一部パリパリのご飯です。ビール等アルコールも勿論有りますが、米国入国という大きな問題がありますので、緊張してそれはお預けです。専ら私は「ビーフ プリーズ」「ウオーター、プリーズ」か「ジャパニーズ・ティー、プリーズ」。
 しかし考えると、2泊で4食、しかも飲み物とおやつ付き。さらにそのサービスと長距離の移動つきで、8万円では<贅沢はいえません。真に安いと言わざるを得ません。

おやつ
 その中で特筆すべき「おやつ」が出てきました。それはカップヌードルで「ua特性?」の「キツネラーメン」です。中を見ると、確かに麺はラーメン風です。具は揚げが数切れ入っています。単純明快で、なかなかのネーミングです。味はまあまあです。何しろ機内食を「お箸」で食べることが出来たのはこの時だけですから。
 あれやこれやで、次の長距離の飛行機は絶対に「ビズネスクラス」とマジで考えます。が、未だ実現していません。(2007年11月現在未だ実現していません。)

同乗のパクツアー客
 実はこの格安切符はパックツアーでも普通に使われているようです。行きの私の席の周辺は同じ旅行会社のパックツアーの旅行者です。皆さん和やかで「ルンルン気分」です。席が余りにも近いので同じパックツアーの一員と間違われます。私と違って小金持ちの「老ご夫婦のお客さん達」です。「カナダの紅葉を」との話です。
 添乗員がこまめに世話を焼いています。時差の修正の仕方を一人ずつに教え、出入国カードと税関申告書も「綺麗なワープロ打ち」をそれぞれに配っています。後は各自サインのみです。私は?と言うと、客室乗務員から用紙を貰って、揺れる、狭い、狭い席で、ボールペンで下手な字で一生懸命書きます。「これじゃあ、審査官の印象は悪いなあ。」と思いながら。これだけでも大きなプレッシャーです。「間違えたかな?無謀だったかな?」とますます不安が募ります。
 更に「私は一人旅です。」とパックツアーの通路を挟んだ隣の人に話すと「ああ、英語が御出来になるんですね?」といとも簡単に一番嫌なことを聞いてくれます。一応堂々と「いえ、全く出来ません。専ら手振り・身振りです。」と正直に話すと、「あら、それは大変ですね。」と念を押されます。「大変は分かっています。覚悟の上です。」とは言いませんでしたが、更にプレッシャーと不安感が先立ちます。その内、狭い席では有りますが、その隣の人はグッスリと就寝しています。私はそれどころではありません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。