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高齢者になっても、ヒマ・ひま・暇やはり暇

高齢者「さいら」ブログ。リタイヤーから、晴れて高齢者の仲間入り。店名をマイナーチェンジ。内容は以前と同様雑他。

米国一人旅(2):飛行機(1):航空会社

2006年04月12日 | 外国旅行:三題
 初めての一人旅と言うこともあってか、肝心の観光よりも飛行機や入出国の方が印象に残っています。と言うことで、まずは飛行機の話から始めます。

米国一人旅(4):飛行機(1):航空会社(1)
格安切符
 関空~シカゴ~ボストン、ボストン~サンフランシスコ、サンフランシスコ~関空。合計の航空賃が約8万円と言う格安の切符でした。航空券には幾つも種類があることを初めて知りました。格安航空券はインターネットで購入するのが一番安いのですが、ホテル等の予約もあり、更に、色々と一人旅の助言を受ける必要もあったので、旅行会社で購入します。日本の航空会社の運賃も最近は随分と安くなったと言われています。 日本から第三国を経由しないで直接米国へ飛ぶ時には(ネットでの本当に安い切符には、一端第3国へ出て、米国に入国しなければならないことも有ったりしま。)、何と言っても安いのは今でも米国の航空会社です。 と言う訳で、今回利用した航空会社は米国のユーナイテッド・エアライン(ua)です。

 格安切符の特徴は、先ず、往復(全旅程)を同一の航空会社にすることが必要です。
更に、その旅程・日程が変更できない場合が一番安いことになります。又、同じ都市への単純な往復ですと更に安くなります。早く買うほど安く買うことが出来るのが一般的ですが、直前の方が安いこともあります。大量のキャンセルが直前に出たときなどです。関空~ボストンの単なる往復ですと少しシーズンはずれのこの時期では大体6万円以下から有ります。
 恥ずかしい話ですが、最初ネットで見た価格の安さから、その価格は「片道の価格」と考えていました。そして一端切符を購入すると日程・便を変更できないことになります。勿論、航空会社を変更することも出来ません。そこが正規の切符と大きく違う所です。この辺りは実に真面目に調べたのです。考えるところ、格安切符は航空券を購入するのではなくて、航空会社のそれぞれの便の座席を購入する仕組みのようです。

 更に当然ですが、搭乗順序は最後になります。最初は何のことか分からなかったのですが、搭乗券には「seats4(3)」と大きく書かれています。その番号の若い順番で搭乗するのです。この4とか3は乗る飛行機の大きさで違い、その飛行機の最も大きい番号ですから、当然何時も最後に搭乗と言うことになります。搭乗案内のアナウンスをよく聞いていると、確かにその様に言っているようです。パックツアーで添乗員さんが「さあ、皆さん乗りましょう。」の声掛けで、ゾロゾロと乗るのと大違いです。搭乗するのにも「判断」が必要です。慌てて、その順番が未だ来ていないのに乗ろうとすると、制止されます。恥ずかしかったです。 
 この延長線上にあることですが、座席の選択範囲が殆どなくて自由にならないと言うこともあります。旅行会社の話によると、最近はその座席ブロックによって、価格が非常に細かく設定されているそうです。ここにもコンピュータ管理の発達がうかがえます。実際に長時間乗ってみると、その様なきめ細かい価格設定は十二分過ぎるほど理解せざるを得ません。

 格安の場合は本当の切符(航空券)は発行されません。(これは格安だからと言うことでは無さそうでした。)お客様に渡されるのは全旅程の日にち・便名・名前などが記載された一枚の控えだけです。これをE-チケットと言うのだそうです。この[E]は、「エコノミー」ではなくて、「エレクトリック」の意味で、「電子切符」です。切符そのものは航空会社のコンピュータの中にだけ有ります。その代わりに、パスポートさえあって、本人であることを確認できれば、紛失しても何時でも再発行が可能であるという利点があります。と言っても、勿論紛失しない様に大切に保管します。米国で「再発行」なんて<私にとってはとんでも無い話ですから。
 この控えは入国審査の時に帰りの航空券の提示が必要ですので使います。他にトラブルが発生したときとか、搭乗チェックインする時に「チラリ」と見せることもあります。航空券としては使うことはなく、自分の行程を自分が確認するためにだけ有る正に「控え」です。

この格安切符(正確にはその控えですが)・「バウチ」・「旅行保険証書」とかは
当日、関空でないとお客の手元に届きません。購入したその時点では旅行会社の領収書と確認書があるだけです。転売防止の意味が有るのかもしれません。一応事前に航空会社に電話で予約確認をしましたが、確かに運賃や旅費は支払ったのに、本当に旅行出来るのかどうかはかなり不安です。関空へ勇んで行ったのに、「切符はありません。」では洒落にもならないと不安が先立ちます。
 偶さかにダブルブッキングは有っても、その様な間違いは当然全くないと言うことです。ところが、最近新聞の報道では小さな旅行会社で実際に切符がないという事態が発生したようです。(2006年4月17日追記)

米国一人旅(5)飛行機(2):航空会社(2)
イージー チェックイン
 話は少し飛びますが、旅行会社の説明のとおり、ボストン~サンフランシスコの国内便チェックインは自動化されています。「イージー チェックイン」と言うそうです。ずらりとATM機の様な機械が並んでいます。「ああ、これだな。」。暫しの間、端で他人が操作するのを観察です。「余り近くで」と言う訳に行きません。遠目で見ていると欧米人の様な人が、途中で分からなくなったのかどうか知ることは出来ませんが、カウンターの方へ並び直している人も有って、難しそうに見えます。
 実際にやってみると簡単で言葉を話せない自分にとってはカウンターでするよりも楽でした。パネルに指でタッチします。すると画面が変わって、画面に表示される言語を選択します。
 最初の画面は「英語」と「スペイン語」次ページがあるかと思い画面を確かめますが、ありません。言語の選択と言っても単に英語かスペイン語を選択するという単純なものです。残念ながら、「日本語」の画面はありません。やむを得ず、本当に「やむを得ず」です。「英語」を選択します。その後、クレジットカードを機械に挿入すると、自動的に氏名が読み込まれて、氏名、搭乗便が記載された画面に変わります。
氏名、便名の確認の要求があり、間違いがなければ搭乗券が出てきます。カードを抜き取る様に指示が出て来るのが早いので、少し面食らいます。これは、例のJCBのマニュアルに、「カード情報を読み取ると、直ぐに抜き取り指示がある時がある。」と有り、米国では一般的な方法かも知れません。
 同じ姓名の方が偶々いると、乗る便が幾つか出て来て、自分の乗る便を選択するそうですが、日本人の場合、米国の国内線では、その恐れは殆どなさそうです。座席が未定の場合はその空いている座席を選択できるような画面も出てきそうです。それでチェックイン終了です。丁度日本でクレジットカードで航空券を購入した時のチケットレスチェックインの場合と全く同じ要領です。その場合は代金の決済の確認も伴いますので、全く抵抗はないのですが、カードからその人の名前を読み取ることは「大丈夫かな?他のデータも読み込まれているのでは?」と疑ってしまいます。
 勿論カウンターでもチェックインは可能ですが、数が少なく、イージーチェックインを知らない人も多いのでしょう、カウンターは長蛇の列で何時順番が回ってくるか分かりません。
 旅行会社の人にその操作手順を事前に教えて貰ったのですが、「英語は読めるでしょう?やれば分かります。」全ての説明はしにくそうです。「説明するには単純すぎます。」全くその通りです。(このイージーチェックインは日本でも最近普及しつつあります。)

荷物のカウンター
 その後、機内預け荷物のカウンターへ行きます。機内預け荷物のない普通の旅行者は勿論行く必要がありません。チェックインと荷物を預けることが別になっているように思います。直接セキュリティです。そこにこの合理化のメリットがあります。しかし、私は機内預け荷物です。こういう場合差ほどのメリットはありません。一応出て来た搭乗券とIDの提示を求められます。普通外国人はパスポートですが、私は、国際運転免許証を提示します。「パスポートを」と言われない限り、単に「IDを」と言われた時はこの国際免許証で通しました。それを見て、カウンター係は、「変わった物を出す」という感じで、微笑みます。
 荷物の計量です。カウンター係は「荷物はずっと番をしていましたか?誰か見知らぬ人に品物を運ぶ様に言われましたか?」と係の義務として確認をします。この辺りは事前の旅行会社の教えとシミュレーションのお陰で答えに迷うことはありません。
最初の問には「イエス」次の問には「ノー」です。聞く所に依ると聞く順番は違わないそうです。荷物にタグを付けて、搭乗券の封筒に(幾ら格安と言っても、搭乗券を入れる封筒はくれます。)タグの控えを貼ってくれて、終了です。
 しかる後、搭乗券に記載している搭乗ゲート、搭乗開始時刻・出発時刻を確認のために説明してくれます。私は、念のためにその搭乗口のセキュリティチェックのゲートの場所を尋ねます。右と左を間違えると広い空港では大変です。サンフランシスコでは、更に丁寧に、少し遠くにいる日本語が堪能な、多分日本人のカウンター係を呼んできて、その人が日本語で再度説明してくれます。サンフランシスコの国際線では日本人旅行者の利用が多いのでしょう。日本語が通じる場面は多々あります。日本が近くなった感じがします。ここでは多分丁寧ではなくて、理解したかどうかよく分からなかったので、敢えて呼んできたようですが。

米国一人旅(6)飛行機(3):航空会社(3)
ターミナル
 シカゴに着いて、話に聞いていたのですが、空港が非常に広いことに驚きます。時間があったので、まずは空港の見学です。ターミナルという独立した建物が幾つも点在しています。その各ターミナルに搭乗口が20~50ほどあります。JRの東京駅、新大阪駅、等大きな駅が滑走路を取り巻いて存在する様な感じです。このような広い空港でも滑走路は精々5~6本です。滑走路は分単位で利用されているのに、鉄道の駅の様に、一つのホームを次から次へ10分間隔で利用することが出来ない(単にしないだけかも知れません。)飛行機という大袈裟な乗り物の宿命です。
 ターミナル間を移動するのはシャトルバス等です。勿論無料です。その反面、大きな荷物を運ぶのに利用する手押し車は、シカゴでは無料でしたが、サンフランシスコ、ボストンでは、3$要ります。3$入れないとロックが外れません。戻すと1$バックされますが、戻す人は居ないので、戻すことを仕事にして居る人がいるようです。「シャトルバスの無料と手押し車の有料」、その敷居が何処にあるのかと思案してしまいます。
 通常は会社によって使用するターミナルが決まっています。大きな荷物を持って、シャトルバスが幾ら無料とは言え、ターミナル間を移動するのは大変です。

無料電話サービス
 格安切符でも、uaには(多分他の米国の会社でも)無料電話でしかも日本語で色々と教えてくれるサービスがあります。この無料電話は出発の時にも利用しましたが、日本での電話には余り「有り難み」を感じませんでした。ボストン、サンフランシスコから飛行機に乗る日の前日には、その無料電話に携帯から掛けて、明日の便が「今のところ予定通りかどうか?」「どのターミナルへ行けばよいか?」を尋ねることにしました。この時は本当に有り難みを感じました。日にち、便名、氏名を告げると、「予約が確実に取れていること。」「ターミナルC(国際ターミナル)」「搭乗ゲートは未定です。」とか、その他搭乗に対する注意事項などを親切に教えてくれます。さらに「もし変更になれば、連絡しますので、電話番号を」と言います。
電話がないことを祈りながら、就寝します。

搭乗ゲート
 この搭乗ゲートは頻繁に変わります。乗り継ぎのシカゴでのことです。幾ら待っていても搭乗口の電光掲示板に乗る便名が出てこないのです。乗客も来ません。おかしいと思って、念のためにと言うよりは、慌てふためいて、再度全体の搭乗ゲート情報を出している電子パネル画面を見に行くと、最初の掲示と違っているのです。搭乗ゲートが変わっていました。焦りました。変更アナウンスがあったのかもしれませんが、私に限って言えば、それは分かることはあり得ません。結局ターミナルの端から端まで大あわてで移動です。余りにも早く着きすぎた弊害がここにあります。

荷物制限重量
 無料電話は出発前にも利用しました。荷物の重量制限が32キロです。しかしこれは国際線の話です。国内線では20キロとあります。念のために重量を量ると30キロ近くあります。えらいことです。そうすると、国内線のシカゴ~ボストン、ボストン~サンフランシスコの間は超過料金を支払わなければならないことになります。しかも、10$や20$の額ではありません。しかしこれはおかしい話です。電話で聞くと、航空券(私の場合はその控えですが、)が「同じ会社で、出発から帰国まで通し」であれば国内線でも国際線扱いの重量制限になるとのことです。「お名前などを伺って良いですか?」「はい」で氏名、最初に乗る便名、日にち、関空などを伝えると、多分担当者のパソコンでは「正規」の全ての航空券を画面で見ることが出来るのでしょう。「確かに予約を賜って御座います。国際線の重量制限でずっと行けます。」格安切符の「航空会社1社」のメリットが有ります。或る意味では当然のことですが、そして自慢するのではないのですが、この重量制限の仕組みは旅行会社の方も詳しくはご存じないようでした。


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