旧パソコン(1)(2008年7月9日)
指折り数えると、今回故障したパソコンは五代目である。今まで使用していたパソコンは丁度今から5年前の退職時に購入したものである。なけなしの退職金も有ったので、当時としてはそれなりの性能であった。
既に当時「パソコンは安い機種で、2年ほどで買い替える方が良い」と言われていた。しかし昔人間の私には、長く使いたい気持ちの方が先だった。
基本ソフトはXPのプロフェッショナル版。CPUも一つ前の世代であるが、当時としてはIntelでは一番速いものであった。今は流行らないが、現役時代によくデータの持ち歩きのために利用したMO。メモリーは当時としては十分の2ギガ。HDは2台で”RAID 0”を構成。サウンドは5.1チャンネル。アナログテレビ視聴可能。これらが大雑把な仕様である。
故障するまでは”Google Earth”なんかは少し重たい感じもしたが、同時に幾つもソフトを立ち上げて作業することもないので、起動以外は時に遅いとか重たいとかと感じ苛立つことはなかった。
旧パソコン(2)(2008年7月10日)
旧パソコンは購入して困ったことがあった。最初気が付かなかったのであるが、暫く使用していると、ソフトが異常になった。信じられないことであったが、その原因はウイルス対策ソフトであった。よくそのソフトの説明書を読むと、「2CPUには非対応」と本当に小さい文字で書かれていた。まあ、当時としては、最新の、形だけとは言え、曲がりなりにも「2CPU」であることは間違いない。一応会社にクレームらしきことは言ったが、当然当方の手落ちなので、言うだけに終わり、早速違う会社の対策ソフトに入れ替えた。
他にもシステムに関係するソフト例えば、Windowsに付属している以外の方式のデフラグ等であるが、速くて便利であったが、結構不具合が発生した。その原因は、2CPUかRAID0のどちらかであろうと思った。それらの作業はWindowsでも出来る。
素人があまり急いで新ものに飛びつくのは良くないとその時の教訓がある。
旧パソコン(3)(2008年7月12日)
パソコン本体の中を開けたのは一回しかない。Motherboardの基本的な設定を保持するために電力供給する電池が切れた時、その交換をしたときだけである。開けてみて、中が相当汚れているのに驚いて、電池はともかく、慌ててエアーダスターを買いに行った。
しかし、1年ほど前にあるソフトのソインストールに失敗してから、他の更新ソフトも更新できないことがしばしば続いた。OSの具合がもう一つであった。それでも、その頃になると、新しいソフトを入れることもなかったので、ごくごく普通に使用していた。しかし、ボチボチと基本ソフトのクリーンソインストールをしなければならない時期に来ていた。それで1月頃にUSBのHDを購入した。時々バックアップを取ることにした。
リタイヤーの身ではバックアップを取っておかなければならない大事な文書等はないのであるが、デジカメやCDのリッピングなどのデータはそれなりに多い。特にデジカメデータは再現不可能である。データだけは何とか保全しなければならないと思った。
そのパソコンが故障した。その兆候は五月初旬頃であった。
故障(1):モニター画面
四月に入って、モニター画面がどうもおかしいことに気づいた。時々画面に縦横の縞模様が出てくる。最初は必ずしも何時もと言う訳ではなかった。そのような症状が出ても、パソコンを再起動すると治まった。そうしなくても少々見難いのを我慢しながら使っていると、いつの間にかその縞模様も消えていた。素人は怖いもので、電源のプラグとか気温とかが関係しているのではないかと思い、弄っていた。
しかし、その内にそれでもその縞模様は消えることがなくなってきた。これはヤバイことになった。購入した会社のWEBで、診断を試みた。便利になったものである。
診断マニュアルを進めると、バイオスの画面でもその縞模様が入っているのが分かった。となると、その原因は、ソフト的なものでなくてモニターかパソコン本体のハード的故障であることがわかった。診断マニュアルでは、それぞれを入れ替えて、パソコン本体かモニターかどちらが故障なのか確定するように指示が出る。残念ながら小生宅にはパソコン本体とモニターの予備はない。どちらか分からない。
感じとしてはパソコン本体の故障のように思える。多分Vラムか、ビデオカードの故障と言うか、破損のように思える。
バックアップ(2008年7月22日)
いよいよ、バックアップを本格的にしなければならない。システムは別にしてデータだけは何とか保全したい。予備HD購入時に付属していたバックアップツールで
システムのC、データのDドライブのバックアップをまず行う。それから、データ部分のDドライブは、バックアップツールを使用しないで、そのままコピーも併せて取った。変にバックアップツールを使用するよりもコピーであれば、可視であり、バックアップツールを使用しないでも復元が手動で出来る分、安心である。
問題は、システムドライブに入っているメール関係であった。メールソフトはfreeソフトを使用していた。最初からこれもDドライブに設定しておけばよかったのであるが、お任せソインストールであった。そのデータコピーに必要なFolderの在り処を探すのにいささか苦労した。さらに念のために、常用のアドレスは印刷した。
アドレスさえあればなんとかなるとの考えである。それと、アクセスするときに必要とされるWEBのID等はUSBメモリーに記録した。WEBのお気に入りは何とかなるだろうと思い、重要なところだけ、たとえば「R」のアドレスのみバックアップした。「R」は再インストールは簡単であるが、従来の環境に戻すのは結構面倒である。この部分は後ほどどこかで触れることもあろう。
タイミングが良いというのか、そのバックアップが終わった翌日に、モニター画面は全くおかしくなり、モニター画面の読み取りやハードコピーも出来なくなった。
診断依頼(2008年7月25日)
街の小さなパソコン修理等の店にしようかどうか迷ったが、確実なところで、購入した会社に修理を依頼することにした。その会社の修理部門に電話する。保証期間はすでに昔に切れていたが、担当者は丁寧に応対してくれる。製品番号を伝えると、購入時のデータがすぐに出て来るようである。その管理だけでも大変だと思ってしまう。
現状を話すと、WEBでした診断と同じ答えが返ってくる。「モニターかパソコン本体の故障です。」「どちらか分かりません。」「異なるモニターかパソコンでやって見ればどちらか分かります。」残念ながら予備のモニターとパソコンはない。
それで、どちらも送付するのは面倒なので、パソコン本体を送付することにした。
本体の故障でなければ、モニターは買い替えるつもりである。
そして、オペレータは念を入れるように当然「保証期間が過ぎているので、部品費用等は支払う必要がある。」旨説明する。そして、事務的に支払い方法を尋ねて来る。
それで直ちに修理しないで「診断結果と見積もりをまず送付して貰う」ことにした。担当者も当然と言う様に了解してくれる。これはきっと「高もん」につきそうだ。輸送途中で不具合が出るといけないので、配送店から通い箱付きで取りに来てもらうことにした。約1週間後にその診断結果が送付されてきた。診断にそんなに時間が掛かる訳ではない。自宅にはファックスもないし、当然パソコンがないので、WEBで知ることも出来ない。それに、市内と言っても自宅は辺鄙なところなので、通常郵便配達は一日確実に遅れる。
予想通り、ビデオカードの破損が原因であった。実は故障と言いたいところであるが、新品と交換になるので、敢えて、「破損」というのである。その修理費用は約9万円とある。しばし、思案。ビデオカードを入れ替えてもその後何年もつのか?
そろそろほかの部品、特にHDは遅かれ早かれ寿命を迎えるであろう。あと少し出せば、パソコンも買えるのではないかと思う。
年金生活者に取っては突然の出費で辛いことであるが、パソコン抜きでは未だ暫くの間は時間の潰しようがない。と言うことで、修理は断り、そのまま返送してもらうことにして、パソコンは新しく購入することにした。
この診断費用は意外と安くてパソコン送料往復込みで約6千円。
会社選択
ネットが全く使用できないので、雑誌を見て電話でカタログを依頼する。パソコンが使えないと言うことはこういうところで全く不便である。数社に希望する大まかなスペックを説明してカタログ送付を依頼した。さらに、電話に出た営業担当者に事情を話して、「急いでいる」ことを告げた。
その説明が効いたのか、その会社の営業流儀か分からないが、某社は速達でカタログを送付して来た。「カタログは無料で送付します。」と恩着せがましく言った他の会社はカタログ到着に約1週間掛った。カタログ送付は会社によって随分と対応が異なることを改めて知った。余りカタログ到着に時間が掛かるのは、後々のメインテナンスの対応にも時間が掛かる恐れがあると思ってしまった。商売はカタログ配布からスタートする筈だ。
某社のカタログは十分に安かった。安いだけでなく、カタログ送付は早かったことも某社にした理由になった。外国の会社であることは少し気になったが、2台目のパソコンがその会社であったので気になっただけだ。わざわざ速達で送付までは期待しないが、カタログ送付に何故、他の会社は1週間も掛かるのか?よく分かりません。WEB時代に個人客にはカタログ送付は面倒なのでしょうか?
購入(2):電話オペレータ
カタログ請求の時に、概ね私の希望等を言っていたので、かなり詳細な見積りと既に顧客番号と担当者名が記載されていた。見積もりには、Intelとか、Windowsのロゴラベルまで記されているのには驚いた。セット価格としてはまあまあであった。
話には聞いていたが、その会社の個人顧客の電話オペレータは中国人だった。多分電話も中国へ繋いでいるのだと思う。中国語特有の訛りは少し有るが、日本語は達者で、十分電話で用が足ります。そのオペレータは結局のところ、カタログ送付から納品まで担当します。営業的に考えると、そのオペレータは歩合制なのか?気になります。生産も中国か他の外国の様です。配達日の連絡があったときに、「国際なんとかなので、日がずれることがあります」なんてコメントが有りました。実際1日遅れました。しかしこれはどうも国内配達で辺鄙な処にある私の自宅までに
半日余計掛った様ですが…。
購入(3):BTO等(1)(2007年7月31日)
今回は金もないし、難しいこともしないので、一番安そうな某社のワンランク下の機種にしました。当然ノート型も選択の対象になりますが、今回もデスクトップです。何と言っても性能比から見て、デスクトップの方が安いのが、最大の理由です。使い古して、町のパソコンショップでも簡単に修理が出来ます。ワンランク上の機種も検討したのですが、財布との相談で、残念ながら、この機種に決めました。
HDはそれぞれの容量を少なくして2台にしました。この機種では4台備えることは出来ません。速度を考えるとRAID0を入れるのですが、旧パソコンがそうで、一つのHDが壊れるとすべてのデータが飛んでしまうことと、再インストールが無知な私には困難なために、今回は単純に2台です。昔流に、一つはシステム用に、
一つはデータ用に使い分ける心算でした。実はここに大きな誤算の一つがありました。
基本ソフトはXPも可能でしたがvista home premiumにした。基本ソフトは枯れた方が良いというのが私の基本的なスタンスでしたが、vistaは発売から既に1年ほど経っており、もう安定期に入りつつあると考えたのです。実はここでも誤算がありました。xpとvistaにはファイル管理がどうも大きく異なるようです。
購入(4):BTO等(2)
安いだけあって、キーボード・マウス・スピーカはUSB経由になる。これにプリンタと予備のHDやUSBメモリを入れると空きUSB端子は少なくなるが、まだ少し余裕はある。改めて、USBの発展に驚く。
メモリーは4ギガですが、vistaでは全て使うことが出来ない。詳しくは聞いていませんが、3ギガ搭載はそのモデルの仕様上出来ないとの印象であった。何とかこの利用できない余剰メモリーを仮HD代わりとかに利用できないか?検討しなければならない。
地デジ用の機器は部屋にテレビのアンテナ線がないので、削除した。実はこのテレビについては苦い経験があります。旧パソコンにも当時としては最新仕様のアナログですが、そのボードを付けました。購入してから、配線するときにパソコンを置く部屋にテレビアンテナの端子がないことに気付きました。宝の持ち腐れです。
知人のオプション保証期間中のモニター無料交換のメールを読んで、70歳になる5年くらいはパソコンに大きな出費はしたくないとの考えもあって、サービス期間と言うこともあり、オプション保証期間を5年延長した。しかし、これは微妙な話です。多分、そのメーカーの今までの実績から見て、大きな故障が発生するのは5年以降が多いことがオプション保証期間だと思います。
それと、ウイルス対策ソフトを3年間更新にしました。
BTO等(3)(2008年8月6日)
最近のノート型パソコンの仕様を見ていると、フロッピードライブがないのが主流です。実際、旧パソコンでフロッピーを使用したのは、セットアップ後直ちにバックアップ用の情報を記録するだけでした。実際のデータの保存などには、全く使用していません。今回もその時に必要かどうかオペレータに尋ねると、そのためだけだと必要とはならないとのことでした。
マウスとかのドライバーでは、今もフロッピーで配布されるのもありますが、それはWEBで何とかなるだろうと思いました。それで、少しでも節約のために、フロッピードライブは抜きにしました。フロッピードライブがないパソコンを使うのは初めてです。パソコン黎明期に最初に事務所で使用していたのは8インチとかで、それが今の形式になりました。印象深いのはWindows3.1の時のパソコンには
CDドライブはなくて、20数枚ほどのフロッピーを使ってインストールしたものです。結局のところ再ソインストールは諦めて、もっぱらMSDS5.1を使っていました。時代の流れを感じます。
ソフトは一応パワーポイント付きのofficeにしました。今さらパワーポイントでもないのですが、見栄と言えば見栄です。office購入は今使用しているものを使えないかどうか考えないこともなかったのですが…。その内に旧パソコンも何らかの形で使う心算ですので著作権などの関係もあります。いずれにしても、今回は価格一点張りで安いパソコンは拡張性に欠けるのですが、この際やむをえません。
ウイルスソフト対策系のソフトは私にとっては鬼門みたいなところがある。過去記事ですが興味ある方は是非とも。*インターネットセキュリティソフト(1)~(5)全体再掲*
指折り数えると、今回故障したパソコンは五代目である。今まで使用していたパソコンは丁度今から5年前の退職時に購入したものである。なけなしの退職金も有ったので、当時としてはそれなりの性能であった。
既に当時「パソコンは安い機種で、2年ほどで買い替える方が良い」と言われていた。しかし昔人間の私には、長く使いたい気持ちの方が先だった。
基本ソフトはXPのプロフェッショナル版。CPUも一つ前の世代であるが、当時としてはIntelでは一番速いものであった。今は流行らないが、現役時代によくデータの持ち歩きのために利用したMO。メモリーは当時としては十分の2ギガ。HDは2台で”RAID 0”を構成。サウンドは5.1チャンネル。アナログテレビ視聴可能。これらが大雑把な仕様である。
故障するまでは”Google Earth”なんかは少し重たい感じもしたが、同時に幾つもソフトを立ち上げて作業することもないので、起動以外は時に遅いとか重たいとかと感じ苛立つことはなかった。
旧パソコン(2)(2008年7月10日)
旧パソコンは購入して困ったことがあった。最初気が付かなかったのであるが、暫く使用していると、ソフトが異常になった。信じられないことであったが、その原因はウイルス対策ソフトであった。よくそのソフトの説明書を読むと、「2CPUには非対応」と本当に小さい文字で書かれていた。まあ、当時としては、最新の、形だけとは言え、曲がりなりにも「2CPU」であることは間違いない。一応会社にクレームらしきことは言ったが、当然当方の手落ちなので、言うだけに終わり、早速違う会社の対策ソフトに入れ替えた。
他にもシステムに関係するソフト例えば、Windowsに付属している以外の方式のデフラグ等であるが、速くて便利であったが、結構不具合が発生した。その原因は、2CPUかRAID0のどちらかであろうと思った。それらの作業はWindowsでも出来る。
素人があまり急いで新ものに飛びつくのは良くないとその時の教訓がある。
旧パソコン(3)(2008年7月12日)
パソコン本体の中を開けたのは一回しかない。Motherboardの基本的な設定を保持するために電力供給する電池が切れた時、その交換をしたときだけである。開けてみて、中が相当汚れているのに驚いて、電池はともかく、慌ててエアーダスターを買いに行った。
しかし、1年ほど前にあるソフトのソインストールに失敗してから、他の更新ソフトも更新できないことがしばしば続いた。OSの具合がもう一つであった。それでも、その頃になると、新しいソフトを入れることもなかったので、ごくごく普通に使用していた。しかし、ボチボチと基本ソフトのクリーンソインストールをしなければならない時期に来ていた。それで1月頃にUSBのHDを購入した。時々バックアップを取ることにした。
リタイヤーの身ではバックアップを取っておかなければならない大事な文書等はないのであるが、デジカメやCDのリッピングなどのデータはそれなりに多い。特にデジカメデータは再現不可能である。データだけは何とか保全しなければならないと思った。
そのパソコンが故障した。その兆候は五月初旬頃であった。
故障(1):モニター画面
四月に入って、モニター画面がどうもおかしいことに気づいた。時々画面に縦横の縞模様が出てくる。最初は必ずしも何時もと言う訳ではなかった。そのような症状が出ても、パソコンを再起動すると治まった。そうしなくても少々見難いのを我慢しながら使っていると、いつの間にかその縞模様も消えていた。素人は怖いもので、電源のプラグとか気温とかが関係しているのではないかと思い、弄っていた。
しかし、その内にそれでもその縞模様は消えることがなくなってきた。これはヤバイことになった。購入した会社のWEBで、診断を試みた。便利になったものである。
診断マニュアルを進めると、バイオスの画面でもその縞模様が入っているのが分かった。となると、その原因は、ソフト的なものでなくてモニターかパソコン本体のハード的故障であることがわかった。診断マニュアルでは、それぞれを入れ替えて、パソコン本体かモニターかどちらが故障なのか確定するように指示が出る。残念ながら小生宅にはパソコン本体とモニターの予備はない。どちらか分からない。
感じとしてはパソコン本体の故障のように思える。多分Vラムか、ビデオカードの故障と言うか、破損のように思える。
バックアップ(2008年7月22日)
いよいよ、バックアップを本格的にしなければならない。システムは別にしてデータだけは何とか保全したい。予備HD購入時に付属していたバックアップツールで
システムのC、データのDドライブのバックアップをまず行う。それから、データ部分のDドライブは、バックアップツールを使用しないで、そのままコピーも併せて取った。変にバックアップツールを使用するよりもコピーであれば、可視であり、バックアップツールを使用しないでも復元が手動で出来る分、安心である。
問題は、システムドライブに入っているメール関係であった。メールソフトはfreeソフトを使用していた。最初からこれもDドライブに設定しておけばよかったのであるが、お任せソインストールであった。そのデータコピーに必要なFolderの在り処を探すのにいささか苦労した。さらに念のために、常用のアドレスは印刷した。
アドレスさえあればなんとかなるとの考えである。それと、アクセスするときに必要とされるWEBのID等はUSBメモリーに記録した。WEBのお気に入りは何とかなるだろうと思い、重要なところだけ、たとえば「R」のアドレスのみバックアップした。「R」は再インストールは簡単であるが、従来の環境に戻すのは結構面倒である。この部分は後ほどどこかで触れることもあろう。
タイミングが良いというのか、そのバックアップが終わった翌日に、モニター画面は全くおかしくなり、モニター画面の読み取りやハードコピーも出来なくなった。
診断依頼(2008年7月25日)
街の小さなパソコン修理等の店にしようかどうか迷ったが、確実なところで、購入した会社に修理を依頼することにした。その会社の修理部門に電話する。保証期間はすでに昔に切れていたが、担当者は丁寧に応対してくれる。製品番号を伝えると、購入時のデータがすぐに出て来るようである。その管理だけでも大変だと思ってしまう。
現状を話すと、WEBでした診断と同じ答えが返ってくる。「モニターかパソコン本体の故障です。」「どちらか分かりません。」「異なるモニターかパソコンでやって見ればどちらか分かります。」残念ながら予備のモニターとパソコンはない。
それで、どちらも送付するのは面倒なので、パソコン本体を送付することにした。
本体の故障でなければ、モニターは買い替えるつもりである。
そして、オペレータは念を入れるように当然「保証期間が過ぎているので、部品費用等は支払う必要がある。」旨説明する。そして、事務的に支払い方法を尋ねて来る。
それで直ちに修理しないで「診断結果と見積もりをまず送付して貰う」ことにした。担当者も当然と言う様に了解してくれる。これはきっと「高もん」につきそうだ。輸送途中で不具合が出るといけないので、配送店から通い箱付きで取りに来てもらうことにした。約1週間後にその診断結果が送付されてきた。診断にそんなに時間が掛かる訳ではない。自宅にはファックスもないし、当然パソコンがないので、WEBで知ることも出来ない。それに、市内と言っても自宅は辺鄙なところなので、通常郵便配達は一日確実に遅れる。
予想通り、ビデオカードの破損が原因であった。実は故障と言いたいところであるが、新品と交換になるので、敢えて、「破損」というのである。その修理費用は約9万円とある。しばし、思案。ビデオカードを入れ替えてもその後何年もつのか?
そろそろほかの部品、特にHDは遅かれ早かれ寿命を迎えるであろう。あと少し出せば、パソコンも買えるのではないかと思う。
年金生活者に取っては突然の出費で辛いことであるが、パソコン抜きでは未だ暫くの間は時間の潰しようがない。と言うことで、修理は断り、そのまま返送してもらうことにして、パソコンは新しく購入することにした。
この診断費用は意外と安くてパソコン送料往復込みで約6千円。
会社選択
ネットが全く使用できないので、雑誌を見て電話でカタログを依頼する。パソコンが使えないと言うことはこういうところで全く不便である。数社に希望する大まかなスペックを説明してカタログ送付を依頼した。さらに、電話に出た営業担当者に事情を話して、「急いでいる」ことを告げた。
その説明が効いたのか、その会社の営業流儀か分からないが、某社は速達でカタログを送付して来た。「カタログは無料で送付します。」と恩着せがましく言った他の会社はカタログ到着に約1週間掛った。カタログ送付は会社によって随分と対応が異なることを改めて知った。余りカタログ到着に時間が掛かるのは、後々のメインテナンスの対応にも時間が掛かる恐れがあると思ってしまった。商売はカタログ配布からスタートする筈だ。
某社のカタログは十分に安かった。安いだけでなく、カタログ送付は早かったことも某社にした理由になった。外国の会社であることは少し気になったが、2台目のパソコンがその会社であったので気になっただけだ。わざわざ速達で送付までは期待しないが、カタログ送付に何故、他の会社は1週間も掛かるのか?よく分かりません。WEB時代に個人客にはカタログ送付は面倒なのでしょうか?
購入(2):電話オペレータ
カタログ請求の時に、概ね私の希望等を言っていたので、かなり詳細な見積りと既に顧客番号と担当者名が記載されていた。見積もりには、Intelとか、Windowsのロゴラベルまで記されているのには驚いた。セット価格としてはまあまあであった。
話には聞いていたが、その会社の個人顧客の電話オペレータは中国人だった。多分電話も中国へ繋いでいるのだと思う。中国語特有の訛りは少し有るが、日本語は達者で、十分電話で用が足ります。そのオペレータは結局のところ、カタログ送付から納品まで担当します。営業的に考えると、そのオペレータは歩合制なのか?気になります。生産も中国か他の外国の様です。配達日の連絡があったときに、「国際なんとかなので、日がずれることがあります」なんてコメントが有りました。実際1日遅れました。しかしこれはどうも国内配達で辺鄙な処にある私の自宅までに
半日余計掛った様ですが…。
購入(3):BTO等(1)(2007年7月31日)
今回は金もないし、難しいこともしないので、一番安そうな某社のワンランク下の機種にしました。当然ノート型も選択の対象になりますが、今回もデスクトップです。何と言っても性能比から見て、デスクトップの方が安いのが、最大の理由です。使い古して、町のパソコンショップでも簡単に修理が出来ます。ワンランク上の機種も検討したのですが、財布との相談で、残念ながら、この機種に決めました。
HDはそれぞれの容量を少なくして2台にしました。この機種では4台備えることは出来ません。速度を考えるとRAID0を入れるのですが、旧パソコンがそうで、一つのHDが壊れるとすべてのデータが飛んでしまうことと、再インストールが無知な私には困難なために、今回は単純に2台です。昔流に、一つはシステム用に、
一つはデータ用に使い分ける心算でした。実はここに大きな誤算の一つがありました。
基本ソフトはXPも可能でしたがvista home premiumにした。基本ソフトは枯れた方が良いというのが私の基本的なスタンスでしたが、vistaは発売から既に1年ほど経っており、もう安定期に入りつつあると考えたのです。実はここでも誤算がありました。xpとvistaにはファイル管理がどうも大きく異なるようです。
購入(4):BTO等(2)
安いだけあって、キーボード・マウス・スピーカはUSB経由になる。これにプリンタと予備のHDやUSBメモリを入れると空きUSB端子は少なくなるが、まだ少し余裕はある。改めて、USBの発展に驚く。
メモリーは4ギガですが、vistaでは全て使うことが出来ない。詳しくは聞いていませんが、3ギガ搭載はそのモデルの仕様上出来ないとの印象であった。何とかこの利用できない余剰メモリーを仮HD代わりとかに利用できないか?検討しなければならない。
地デジ用の機器は部屋にテレビのアンテナ線がないので、削除した。実はこのテレビについては苦い経験があります。旧パソコンにも当時としては最新仕様のアナログですが、そのボードを付けました。購入してから、配線するときにパソコンを置く部屋にテレビアンテナの端子がないことに気付きました。宝の持ち腐れです。
知人のオプション保証期間中のモニター無料交換のメールを読んで、70歳になる5年くらいはパソコンに大きな出費はしたくないとの考えもあって、サービス期間と言うこともあり、オプション保証期間を5年延長した。しかし、これは微妙な話です。多分、そのメーカーの今までの実績から見て、大きな故障が発生するのは5年以降が多いことがオプション保証期間だと思います。
それと、ウイルス対策ソフトを3年間更新にしました。
BTO等(3)(2008年8月6日)
最近のノート型パソコンの仕様を見ていると、フロッピードライブがないのが主流です。実際、旧パソコンでフロッピーを使用したのは、セットアップ後直ちにバックアップ用の情報を記録するだけでした。実際のデータの保存などには、全く使用していません。今回もその時に必要かどうかオペレータに尋ねると、そのためだけだと必要とはならないとのことでした。
マウスとかのドライバーでは、今もフロッピーで配布されるのもありますが、それはWEBで何とかなるだろうと思いました。それで、少しでも節約のために、フロッピードライブは抜きにしました。フロッピードライブがないパソコンを使うのは初めてです。パソコン黎明期に最初に事務所で使用していたのは8インチとかで、それが今の形式になりました。印象深いのはWindows3.1の時のパソコンには
CDドライブはなくて、20数枚ほどのフロッピーを使ってインストールしたものです。結局のところ再ソインストールは諦めて、もっぱらMSDS5.1を使っていました。時代の流れを感じます。
ソフトは一応パワーポイント付きのofficeにしました。今さらパワーポイントでもないのですが、見栄と言えば見栄です。office購入は今使用しているものを使えないかどうか考えないこともなかったのですが…。その内に旧パソコンも何らかの形で使う心算ですので著作権などの関係もあります。いずれにしても、今回は価格一点張りで安いパソコンは拡張性に欠けるのですが、この際やむをえません。
ウイルスソフト対策系のソフトは私にとっては鬼門みたいなところがある。過去記事ですが興味ある方は是非とも。*インターネットセキュリティソフト(1)~(5)全体再掲*