羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダーゴースト 1

2016-02-01 19:40:29 | 日記
「アイツも本気になったか」眼魔界の城でアデルはパーカーを着た者から報告を受け、軍服を着たアランは城の外で険しい表情を見せていた。「風ってこんなに気持ちいいのね」人間の世界で運河沿いの傍にマコトといたカノンは笑顔で言った。眼魂の時は何も感じなかったという。「カノン、俺は、ケジメを着けようと思う」「まさか」カノンは何か察したようだった。
「連中は生きてはいないんです」寺でタケル達が眼魔の『不死性』について話し合う中で御成は断言した。「非科学的!」自分が解き明かすと反発するアカリ。「アイツは命に価値は無い、って言ってた」ジャベルの発言を取り上げるタケル。取り敢えず眼魔界にいたマコトに聞いてみようということになった。早速マコトに会いに寺を出ようとすると山門の辺りでカノンを連れたマコトと出会した。「二人だけで話がある」仏花を持ったマコトは会うなり言った。
「ケジメを着けたら、俺もタケルと同じように龍さんの意思を継いで戦うつもりです」龍の墓に花を供え、手を合わせて伝えるマコト。「眼魔の世界に戻る」立ち上がってタケルに宣言するマコト。「眼魔の世界へ?!」驚くタケル。「龍よ、お前の気持ちは繋がっているぞ」地下研究室でモノリスに呟く仙人。傍に涌いてきたユルセンが戻るつもりのマコトを「向こうは地獄じゃん?」と軽く心配すると「なるへそ」微妙な反応をする仙人。一方、人間の世界に眼魔ゲートを開き、緑の新たな仮面ライダーが多数の眼魔眼魂を送り込んでいた。
タケルは自分も眼魔界に同行を申し出たが、マコトはカノンのことを頼み断っていた。「眼魔の世界ってなんなの?」問うタケル。マコトは答えようとしたが「タケル殿ぉ~っ!」御成が騒々しく墓に現れた。事件だという。件の眼魔眼魂達が姿も消さずウロついている動画を弟子達が見付けていた。タケル達は御成の弟子達にカノンを任せ、
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仮面ライダーゴースト 2

2016-02-01 19:40:19 | 日記
現場に急行した。
現地では多数の眼魔コマンドが徘徊していた。タケルとマコトがそれぞれゴーストとネクロムに変身し対応するが数が多い。やや手こずっていると上空に大型の眼魔ゲートが出現し、緑の光球が落下し、周囲に衝撃を与えた。落ちてきたのは緑の仮面ライダーだった。「まさかっ?!」仙人も寺の地下でその者の出現を感じていた。「初めて見るヤツだ」マコトも戸惑っていた。緑のライダーは眼魔コマンドを指先だけで操り始めた。無秩序だった眼魔は統率を持ってタケル達を襲い始めた。
遠巻きに見ていたアカリ達も狙い始める眼魔達。「二人とも、逃げてっ!」タケルはロビン・フッド眼魂を使いロビンのパーカー霊を放ちアカリ達に迫ろうとした眼魂を一先ず撃退した。逃げ出す際、アカリは足下に落ちていた眼魔眼魂の欠片を拾って行った。マコトは信長にフォームチェンジし、タケルは「オメガドライブ!!」ロビンの力で分身しそれぞれ強力な矢を放ち、大半の眼魔を撃退した。マコトは残存の眼魔を銃撃で倒しながら緑のライダーに迫った。「スペクター、我々の力を思い出させてあげよう」「その声、アランなのか?」アランだった緑のライダーに驚き、攻撃の手が止まるマコト。
上手く反撃できないままアランに繰り返し殴られ、近くの倉庫に追い込まれるマコト。散々殴られ、ようやく反撃するが当たらない。「二人は知り合いなの?!」タケルも倉庫に駆け込んできた。「鬱陶しいヤツめっ、お前のせいでスペクターが変わってしまった」「俺は変わっていない!」アランはタケルを狙ったが、マコトが組み付きあくまで自分で戦おうとした。「お前達の考え方を受け入れていたわけじゃない! 俺は人間として生きる道を選んだだけだ!」「人間、馬鹿らしい」呆れて手を止めるアラン。「黙れ! お前達が奪ったんだ!!」怒って銃撃したマコトを
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仮面ライダーゴースト 3

2016-02-01 19:40:10 | 日記
軽く平手で突き払うアラン。「体か? そんな下らないモノに固執するとは」「二人とも何を言っているんだ?!」困惑するタケル。「個人の命など意味が無いと言ってる」「違う! 命には意味があるっ!」鼻で笑い、いきなりタケルを殴り飛ばすアラン。「その命を互いに奪い合っているのが人間ではないかっ! 人間同士でいがみ合うのがそんなに楽しいか? 無駄なことだ。この世界を我々の世界と同じにしてあげよう。それが幸せというものだ」「勝手なことを言うな!」反論するタケルを殴り付けるアラン。マコトがフォローに入る。その様子を眼魔界の城から映像を映して見ていたアデルとパーカーを着た者。「ネクロムを勝手に持ち出したか、いいだろう。見せてもらおう」呟くアデル。映像の中のアランはタケル達を圧倒していた。
タケルは闘魂フォームに、マコトはツタンカーメンフォームに変身した。打ち掛かるがアランが操った眼魔コマンド達が盾になり攻撃が届かない。「当たりもしないぞ?」タケルはオレ魂? とロビン眼魂をサングラスラッシャーに装填した。「オメガシャインッ!!」強力な矢の一撃を放つタケル。アランは眼魔コマンド達を盾にしたが防ぎ切れず矢はアランを貫いた。しかし! 液状化したアランの体は胴に大穴が空いてもすぐに傷口が塞がってしまった。驚くタケル達。
「今度は私の番だ」アランは以前ジャベルが奪った二つの眼魂を取り出した。その内の一つ『グリム』のスイッチを入れるアラン。グリムは激しくスパークし抵抗したが「無駄な抵抗はよせ」力で押さえ込むアラン。「無理矢理使うなんてっ」憤るタケル。ネクロムのパーカー霊を解除しグリムを腕輪状のメガウルオウダーに装填するアラン。「イエッサー」グリムのパーカー霊が飛び出した。オウダーのボタンを押し「テンガンっ」目薬の用なモノが滴らせると、
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仮面ライダーゴースト 4

2016-02-01 19:39:59 | 日記
アラン周囲に波紋が拡がった。「メガウルオウド!」パーカー霊が憑依し「ファイティングペン」アランはグリムフォームに変身した。挑むタケルとマコト。格闘の時点で圧倒されたがアランはワイヤーで繋がった両肩のペン先状の武器を放ち、タケル達を攻撃し、捕らえた。そのまま周囲と互いに激突させ、放り投げるアラン。「面白い、これが英雄の力か」「一旦引くぞっ!」マコトはフーディーニフォームに変身、タケルを乗せ飛行ユニットで何度かアランに体当たりしてから逃走して行った。変身を解除するアラン。「まあいい」ネクロム眼魂を見て笑みを浮かべるアラン。
(アランが眼魂を使えるということは、まさかあの人が?)寺に戻り、タケルが眼魔やアランについて聞いても考え込むマコトは答えず、一人で出て行ってしまった。カノンも「(アランは)お兄ちゃんと親友だった」とは言ったが気が付いたら眼魂になっていたとタケル達の疑問については何も知らない様子だった。一連のやり取りをロビン眼魂が観察していた。『命には意味がある!』アランはタケルの言葉を思い出し苛立っていたが、日差しの中にさえずる小鳥達にふと『気付いて』を振り仰ぎ、苛立ちを忘れ奇妙に感じもしていた。
アカリは御成の弟子達と眼魔眼魂の解析を試みていたが、破壊もできず、さっぱりわからなかった。「友達ならわかり合えるはずだ」タケルは寺で呟いていたが、ロビンはその考え方が余程気になるらしく様子を伺っていた。マコトの後を付けていた御成はアランと対峙するところまでついてきたが、スマホの電波の届かない場所であった為「電波が無いっ!」と慌てて駆け去って行った。「もう話すことは無いはずた」「アラン、お前は本当のことを知らないだけだ」「本当なことならわかっている。我々が正しい!」「やはり無理か」「君らしくもない」「ならっ」
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仮面ライダーゴースト 5

2016-02-01 19:39:48 | 日記
信長眼魂を構えるマコト。「私が君を『向こう』へ帰してやろう」メガウルオウダーを構えるアラン。「スタンバイ、イエッサーっ」ネクロム眼魂を装填したアラン。「ローディング」ネクロムのパーカー霊が飛び出した。「変身っ!」言い放つアラン。マコトも構えた。「変身!」オウダーのボタンを押すアラン。「テンガン、ネクロム! メガウルオウドっ」素体フォームに変身するアラン。「クラッシュザインベイダーッ!」パーカー霊が憑依し、アランはネクロムに変身した。マコトも信長フォームに変身した。
殴り合いになるがやはり圧倒されるマコト。「君の力はそんなものか? スペクター」銃撃を避けガンガンハンドを払い、マコトを殴り飛ばすアラン。と、警告音が鳴り、ネクロムの姿が黒く変色した。「ん?」気を取られた隙に一撃入れられるアラン。「不便なものだな」アランは周囲に多数の眼魔眼魂を放り、眼魔コマンドを発生させ、その大半を吸収し元の緑色の姿に戻った。「吸収しただと?!」再び圧倒され、ガンガンハンドを奪われたマコト。「そろそろ終わりにしよう」アランはガンガンハンドをマコトに構えた。
その時、タケルのバイクが走り込んできた。パーカー霊を出しながらアランの銃撃をかわすタケル。「変身!」ゴーストに変身するタケル。バイクもゴーストライカーに変化した。爆発の勢いで飛び上がるゴーストライカー。アランを払い、残存眼魔を轢いて倒すタケル。「また貴様か」ガンガンハンドを捨てるアラン。タケルはゴーストライカーから降りた。「友達なのに、どうして戦うんだ?!」「言ってる意味が全く! 理解できない」「俺だってお前達の言ってることが全然わからない! 命や体に意味が無いなんて間違ってるっ!」「何を言っても無駄だ」よろめいて立ち上がるマコト。「眼魔と友達になれたんでしょ?! 理解しようと努力したら、
     6に続く