羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダーゴースト 1

2016-02-08 18:33:18 | 日記
タケルは座禅を組み、人同士の争いを嘲っていたアランを思い出していた。(アイツらの世界に争いは無いってことなのか? 友達になれたなら、わかり合えるはずだ!)「正義は一つとは限らない」ロビンの言葉も頭に過る。一方、雨の中、若い女が妖しい霧に包まれ、ナイフ眼魔に襲われた。「美女の魂、切り裂きたいナイフ!」女は霊力? の刃で斬り付けられ「うっ!」倒れた。笑って霧に包まれ姿を消すナイフ眼魔。その様子を、高所から番傘を差して見ている奇妙な東洋的な格好をした女がいた。
アカリが眼魔眼魂の欠片を溶解させる溶液を発見する中、御成は自分にはアカリのような科学知識は無く「人間力を鍛えるしかありませぬゆえ!」とタケルを支えるべく錫杖での武術稽古に励んでいた。すると「いるの! いーるーのっ!」御成とタケルの元にアカリが慌てて駆け込んできた。寺に少し様子は違っているがナイフ眼魔を見ていた女が鼻唄を歌いながら踊りつつ来ていた。タケル達は戸惑ったが「どなたでしょうか?」おずおずとタケルが聞くと「見えちゃうんです! 未来がっ!」女、美和子は霧の中の怪物が見えると騒いだが、すぐに意識を失い、驚いたタケルが水を汲みにその場を離れると、御成とアカリは最近、霧の中で若い女性ばかりが霧の中で襲われ意識不明に陥る事件が続発していることを思い至っていた。
「私にはその事件が見えるんです!」タケルが水を持ってくると、水を払い除けながら起き上がる美和子。アカリは予知能力など無いと全否定し、御成と対立し出した。「二人ともケンカしてる場合じゃない!」タケルが止めていると、騒動を聞き付けた怪我で奥の部屋で寝かされていたマコトが起き上がり出した。美和子は御成達を笑って見ていたが、突然様子が変わり「視える!」と言い出した。これにニュートン眼魂が反応し、突然タケルから離れ、
     2に続く

仮面ライダーゴースト 2

2016-02-08 18:33:09 | 日記
浮遊して寺から出て行ってしまった。「ニュートン?! ちょい、待てよっ!」タケルも慌てて眼魂を追い掛けて行った。アカリ達も驚いたが「犯行は30分後、台与町のガード下の公園、被害者は、赤い鞄の女性」人の変わった美和子の予知は続き、アカリも御成は現場に急行した。タケルがブランコの所でニュートン眼魂をなんとか捕獲する中、アカリ達は妖しい霧に包まれたガード下にたどり着いた。「美女の魂、切り裂きたーいっ!」ナイフ眼魔が赤い鞄を持った女を霊力? の刃で斬り捨てていた。
「大丈夫ですか?!」アカリと共に駆け寄る御成。女に意識は無い。「全て予言通り」「まさか」御成の言葉にアカリが困惑していると、女の体から魂が抜け、ゴーグルを付けた眼魔界の軍服を着た男のもつ球形の装置に吸収された。「見るからに怪しい!」警戒する御成。アカリはタケルをスマホで呼ぼうとしたが繋がらない。「なんですと?!」御成が騒いでいると「静かにしてくれないか? 今、魂の純度を確認中だ」煩がるゴーグルの男。「ナイフ眼魔、あなたが相手をしなさい」命じられ、霧を解除して姿を表すナイフ眼魔。「ヒヒっ、お前らの魂も斬り裂いてやる」迫るナイフ眼魔。
「ここは拙僧がっ」たすきを掛けて出張る御成。「ええ?」戸惑うアカリ。「修行の成果、今こそ見せる時! でぇああっ!!」錫杖で眼魔に打ち掛かる御成だったが、速攻でこてんぱんにされ、ふざけて顔に細かく傷も付けられた。「御成、大丈夫?!」駆け寄るアカリ。「なんの為に、拙僧はっ」ショックを受けた様子の御成。そこへ「待て!」まだ傷も治りきらないマコトが駆け付けた。「ここは俺に任せろっ、変身っ!」変身するマコト。「あれがスペクターか」様子を見ているゴーグルの男。その頃、誰もいない寺に戻ってきたタケルの傍に、宙から降りる形で
     3に続く

仮面ライダーゴースト 3

2016-02-08 18:32:59 | 日記
無駄に怪しく美和子が現れ、タケルを驚かせた。「そなたは、人の力を信じるか?」問う美和子。「うん、信じるけど」取り敢えず異論は無いタケル。と、懐からまたニュートン眼魂が飛び越し、その場から抜け出してしまった。「また逃げた、もうっ!」うんざりしながら追い掛けてゆくタケル。美和子は鋭い目線でそれを見送っていた。ここで奥の部屋で看病に疲れて眠っていたカノンが起き、マコト不在に気が付いた。
地下研究室まで眼魂を追い、飛び付いて捕まえたタケル。「ニュートン、どうしちゃったんだよ?」呼び掛けていると「見える、幻の邪馬台国!」弥生風の格好をした仙人が現れた。「おっちゃん」「女王が蘇るぅ~っ」「それって!」「はい、どうぞ!」タイミングよく英雄辞典をタケルに渡す仙人。「卑弥呼だ」タケルが嬉しそうに辞典を見ていると、カノンが地下研究室の入り口の辺りまで降りてきた。「カノンちゃん、降りておいでよ」タケルは誘ったが、仙人はなぜかカノンから姿を隠そうとし出した。「そこには行きたくない」階段を降りようとしないカノン。「来なくていい、来なくていい」小声で言っている仙人。「そっか」一度ここでマコトと事故に遭ったことを察するタケル。「他に誰かいるの?」「いませーんっ!」仙人は小声で言って、柱に頭をぶつけて姿を消していってしまった。「いや、どうかしたの?」いつものことだと思った様子のタケル。「お兄ちゃんがどこにもいなくて」カノンはタケルに答えた。
当のマコトはアカリ達を逃がし、眼魔界でも面識の無かったゴーグルの男には相手にされず去られてしまったが、ナイフ眼魔は信長フォームで押していた。だが、眼魔の霧の力に捕らわれ、宙に浮かされた状態で連続斬りを受けていた。「お前も斬り裂いてやろうかぁ?」眼魔はさらに追撃する構えを見せたが「やめろ」アランが現れた。
     4に続く

仮面ライダーゴースト 4

2016-02-08 18:32:48 | 日記
「そいつは私の手で葬り去る。どいてろ」「はいっ」下がり去る眼魔。「イエッサー、ローディング」メガウルオウダーを起動させるアラン。「変身っ」「テンガン、ネクロム、メガウルオウド!」波紋と共にパーカー霊が現れ、アランに憑依した。「クラッシュザインベイダーっ!」アランはネクロムに変身した。即、一方的にマコトを殴り出すアラン。「お前と戦っても無駄だ!」「まだそんなことをっ!」手を出さないマコトに苛立つアランはメガウルオウダーを起動させた。「デストロイ! ダイテンガンっ! ネクロム、メガウルオウド!!」強力な拳の一撃でマコトをガード下に吹っ飛ばすアラン。「うわああーっ!!」変身を解除させられたマコト。アランも変身を解除し、身動きできないマコトの傍に歩み寄った。
「私を苛立たせるなっ、スペクター!」アランはネクロム眼魂をマコトのドライバーに装填した。「カイガン、ネクロム!」「うわぁッ!!」絶叫して無理矢理素体状態に変身させられるマコト。「覚悟、乗っ取りゴーストっ!」ネクロムパーカー霊はゆっくりと素体状態のマコトを起こし、憑依した。マコトはネクロムスペクターに変身させられた。「これで私達は」意識も無い様子のマコトの肩に手を置くアラン。「本当の友になった」満足そうなアラン。
アカリと御成はタケルに知らせようと、走って寺に戻ったが、入れ違いにコンドルデンワーの案内でカノンも乗せたタケルがホンダのバイクで寺を飛び出していた。寺では美和子が煎餅を食べながら寛いでいた。御成は予言の解決に失敗したことを美和子に謝り、アカリも「修行の成果も大したこと無いわね」と軽く毒を吐いて御成の手当てを始めようとしたが、御成は黙ったままだった。「どうしたの? いつもなら大声で言い返すのに」アカリが拍子抜けしていると、美和子の様子が変わり「視える、次の事件が」
     5に続く

仮面ライダーゴースト 5

2016-02-08 18:32:38 | 日記
と新たな予言を始めた。「よし、今度はあたしが」「待たれよっ、やはりタケル殿抜きで眼魔には」アカリを止めようとする御成。「任せて、科学の力、見せてやるわ!」アカリは自信あり気だった。
タケルとカノンは先程争っていたガード下まできた。溝でマコトのコブラケータイを拾うカノン。「何をしに来た?」アランが一人で現れた。「アラン様、お兄ちゃんが、どこにいるか知りませんか?」「いいや」「そうですか」簡単に納得してガード下の先を気にするカノン。「俺もお前に聞きたいことがある。お前達の世界は、本当に争いは無いのか?」「ああ、『完璧な世界』だからなぁ。そうだろう? カノン」「・・・はい」一応、同意するカノン。釈然としないタケル。
美和子が予言した場所ではまた女が霧に包まれ、ナイフ眼魔に襲われそうになっていた。「やめなさい!」アカリに叫ばれ、勢いを削がれた眼魔。女は御成に逃がされた。「またお前らかぁ?!」面倒そうな眼魔。アカリは野球の防具などで身を固めていた。「今度はさっきのようにはいかないわ!」バッグから銃のような物を取り出すアカリ。「対眼魔兵器、名付けて、不知火・改! とくと味わいなさいっ!」構えるアカリ。
タケルはマコトのことをアランに問い詰めていたが、御成からコンドル電話に通話が入った。「繋がった! 今、銃みたいな、あの」説明がよくわからず困惑するタケル。「科学の力でイチコロよ!」砲撃するアカリ、しかし放たれた光弾はあさっての方向にフラフラと飛んでゆき出し、通話する御成の傍に着弾! 衝撃で御成は気絶してしまった。「御成?!」驚くタケル。アランは付き合い切れず身を翻し、去り出した。「お前の兄はきっと大丈夫だ」去り際、ガード下の外の様子を見ていたカノンに声を掛けていった。
「なぜ?」アカリは失敗の原因を見極めようとしていた。
     6に続く