羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

東京センチメンタル

2016-02-06 15:59:00 | 日記
荒木の前フリ力っ! そこから一転、二転、三転してキスまで到達した。素敵なキスだった。その前の雨上がりのライトアップされた通りをもう若くはないが二人が歩くシーンも綺麗だった。喫茶店のところも、最初に母子が前方から歩いてくるのが最初に見えるのでもうね、あちゃあ、ってね。あの直後から強引に口説ける男ならセクシーVシネマの絶倫主人公になっちゃうもんね。卓三が卓三でよかった。卓三じゃなかったらああいうキスを今回のヒロインにしてもらえなかったろうしね。
今回、小料理屋の女将にもハッキリ役の付いた人物が出ていて、ちょっとパターンを増やしていく感じなのかもしれない。ラストのあかねと令子の立ち位置の違いや、前回に続いて結構グイっと卓三に接近する瞬間を発揮してくる令子の油断ならない部分が、中々面白い。次回はかなり相手が卓三に思いを抱いている様子。オチが気になるねぇ。

わたしを離さないで

2016-02-06 15:58:52 | 日記
ルースにあたる女とコテージの管理人、さらに主人公の孤立の改編でコテージ暮らしのストレスがMAXっ! だが、相手になる男が少なくとも理解はある男には改編されて多少は救いはあったといえないではない。原作は情動の赴くまま誰が誰だかどうでもいいぐらいの退廃的な暮らしにハマってて、ドラマよりヘールシャムを引き摺りっぱなしでもあるからホントに救われない。『誰も救われなかったことを受け入れる』話だから、よくこんなのガッツリ長編で書けるな、と妙な具合で感心したくらいだ。
反逆を企てる女の拠点、Fラン大学過ぎて辛いぜ。奴等楽しみ方とその結実の種類が違うだけで主人公のコテージの者達と根本的に変わらない。かつての学生運動や、今、野党と組んで愚連隊のようなことを始めている者達と同じだ。実際の活動家連中はコテージとホワイトマンションのちゃんぽん状態で、裏切ったらグッチャグチャに『吊るされる』だろうけどな。あれじゃ変えられない。現在の時間軸での非情な現実が、冷たく回答している。
ドラマでは陽光学園だったか? その回りの始末にも改編の兆しが見える。ドラマは『猶予』が本当に与えられる改編もあるのかもしれない。『猶予』は『猶予』に過ぎず、結局現在は変わらないだろうけどさ。少し、希望や意思を見せる分、原作よりかえって苦い結末になるかもね。