羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

フラジャイル

2016-02-11 16:11:28 | 日記
「今、生きてる」岸の中の人が、こういう台詞を見守る側でスッと言う年齢になったワケですよ。長瀬というと「ワーッ!」と叫ぶような役のイメージで、そういうテンションはずっと持ってはいる人ではあるんだろうけど、経験値は確かに蓄積され続けたんだなぁ。いい台詞だった。
ストーリー的には死が確定したのに最後即座に殺さなくても、とも思ったが、ただ死ぬのを待たせたり、無理矢理コンクールに入賞とかそういう風にもしたくなかったんだろうね。原作も同じ死に方なのかな?
何気に宮崎が一貫して事態の中心に入らないまま話が進行し、しかし宮崎の成長と、最後の演奏で『部外者』のまま今回のエピソードに花を添える抑制の利いた丁寧な扱いだった。中熊の病院でケーキを出された時、やたらと中熊の体への接触を警戒する素振りを見せる宮崎の中の武井の挙動がちょっとツボだったが、そんな別にエロいシーンでもないし、そんな構えんでも。
これまでせいぜい苛立ちを見せるくらいだった森井が、人として全方位描かれていた。恋仲では別にそういう人物ではないはずなのにネットで散々不審者扱いされてたから、ようやくいい役回ってきた感じ。今回は空気が合わないからか、製薬会社云々や火箱との絡み云々は無かったけどね。
次回は赤ん坊だ。NHKのデザイナーベイビーは主題のわりには最後はやや腰砕け気味だったが、今作はケースは全然違うようだがどう切り込んで取り扱うのかな?

愛おしくて

2016-02-11 16:11:20 | 日記
ケンジオザワの件がフワフワしていたが、怜子は案外スパっとフラれた。商店街の開発とか眼鏡教授の話はどこかに吹き飛んでいたけどあれらはどうなったのか? 光太郎の小夏への思いがやっぱりよくわからないところがあるかなぁ。そこが肝だと思うんだけど、小夏は小夏で光太郎のどこに惚れてるのかなんなのか? 土手で光太郎から離れてゆくシーンはちょっと映画的なボリュームだったけどさ。保護犬の件がガチで保護犬を保護なエピソードだったからいまいちあの辺の絡みから恋に転ずるもんか? と思っちゃうんだよな。犬を介して徐々にというより急に抱き締め出したり、怜子のことのこともあるから、ちょっと関係性の整理や積み重ねが緩い気はした。
ただお互い、面倒な立場をリセットしたっぽい二人は次回からは一気に正面から向き合う展開になるようだ。怜子も毒気が抜けて元彼との相応しい老いらくの恋にシフトを切り替えてゆくのかな? 辰造も舟作り出し、最終回で小夏を乗せる気満々だぜ! そして結婚といえば小夏の中の人っ! 田中麗奈結婚だよ。交際半年だっけ? やっぱ医者強ぇな。女優も釣り合う相手となると相手選びの時点で大変だろしね。収まるところに収まって、良かった。なっちゃんも結婚かぁ。広末もなんか凄いヤツと結婚したし、SPEEDの人は色々あって出馬、初期モー娘。も色々なことになったし、当時流行ってまだいる人の方が少ない。時代が過ぎたねぇ。

戦艦大和のカレイライス

2016-02-11 16:11:10 | 日記
特撮パートの踏み込み具合がやっぱり非特撮の人とは2段階くらい違うな。特撮パートに道理やある種の格闘的要素も入れてくるのもね。格闘要素は格闘じゃない方の特撮から来ている人はそうでもないかもしれないし、ホラー系の人は道理より人物の情念とか身体性に拘る人が多い気がするけどさ。ニチアサ系でもヒーローから離れると、反動なのか? やたらニチアサと逆に逆にと舵を切り続ける人もいるが、そう考えると今作は経歴に素直な仕上がりだったのかも?
海軍マニアのカメラマンや主人公の濃さに特撮とはまた別の固有の色があった気もするが、愛されキャラな感じの主人公の友達の造型も独特だった。主人公がパワー系な分、あの子にノーマルなヒロインが負うであろう柔らかい要素が集まったんだろうな。そういうバランス感覚自体、普通の実写のみの作家にはあんま無い感覚かもね。そういうのがあるから優れているとか、逆に劣っているとかではなく、傾向が違うもんだな、と。
カレーより恋の要素強めで、パワー系な上に自分探し属性の主人公がわりと良妻女子的な位置に収まった結末はちょっと意外だったが、タイムスリップコックは過去に帰らず現代に残り、また愛のパワーで救済していたから、まあしょうがないか。結構攻めつつも綺麗に纏まったドラマだった。おにぎりが一番旨そうだったかな?